犬のしつけがQ&Aで分かる!

やたら唸る噛むで抵抗するようになってきた犬のしつけ

質問内容
チワワとダックスのmix 4ヶ月メス
父56 母55 息子31・28

同居時間
父 am7:30~9:30 pm2:30~4:00
母 am6:30~9:00 pm6:00~
兄 am6:30~7:00 pm10:00~
弟 仕事上、接する時間がバラバラです。

問題内容:
リビングにゲージ+トイレ+ベッドを置いて飼っています。リビングに家族の誰かが居る時、構ってあげないと吠えるので口閉じ+駄目!で教えてきました。

2.3回繰り返すと吠えは止みます。しかし、最近になって口閉じをしようとすると、やたら唸る+噛むで抵抗するようになってきました。その時は仰向け+駄目!で叱っていますが...

母は仰向けが苦手で叱るに叱れません...
やたら抵抗するようになったのは何が原因でしょうか?
何か良い対処方があったら教えて下さい(^-^)/

過去の接し方:
ワンコがウチに来て一ヶ月になります。本書購入までは体罰以外全て駄目な事ばかりしてました...
ジロジロ見つめる、無駄な声掛け、抱っこ、オヤツ、などなど...
散歩はワクチンの関係で本書購入までしていません。

過去の一日の流れ:
am6:30頃、母起床 餌やり等
am7:30頃、父帰宅
am8:00頃から30分程誰かしらワンコと遊ぶ
am9:30頃 父以外は出掛ける
この時間から父が寝るので起きるpm2:30頃までほぼ留守番状態です
起きたら15分程遊び
pm4:00 父出掛ける
pm6:00 母帰宅 餌やり+遊び
pm12:00 就寝
過去の一日の流れはこんな感じです。

本書を読んでからは心を入れ替え、態度、接し方、しつけ等、両親にもしつこく言い聞かせて頑張ってもらっています。
一日の流れに僕(弟)が出ていませんが、仕事が暇な時はなるべく家に居てしつけ等頑張っています。

六ヶ月までが大事だと見たので...
始めて飼うワンコで解らない事ばかりですが良い子になって欲しいので、しつけ頑張ります(^-^)/


返答内容まずチワックスちゃん4か月ですが、この1か月はずっと1日2回のゴハンだったでしょうか。生後6か月までは1日3回に増やしてください。パピー用のドライフードにお湯をかけてふやかしてから与えます。

朝6:30から夕方6:00まで何も食べないのは、成長期の子犬には酷です。お父さんがpm2:30に起きるのですから、そこで与えて、あと1回は夜与えてください。生後6か月まで(永久歯が生えそろうまで)はそうされてください。

では、子犬のしつけのお話です。

子犬も新しい家に来て少し経ちましたので、環境にも慣れ、群れのメンバーのことも分かってきましたので、それを踏まえて行動してきます。

つまり、吠えるようになってきたのは家族にチヤホヤされることが当たり前の癖になり、関係を誤解してきた・・ということです。これからもドンドン成犬としての権勢本能が強くなっていきます。

犬は5か月過ぎてくるとイライラ反抗期もきますし、7か月過ぎてくると急に知能も高くなってズル賢くなります。

ドンドン毅然さと主導性を増していかないと、ドンドン犬との関係が崩れていきますので、将来を見据えて頑張っていきましょう。

かと言って、犬と接することが悪いのではないのです。

意味の無い声掛けナデナデ抱っこにオヤツ・・ではなく、毅然さと主導性を持って接してほしいのです。それも手法の上塗りではなく、犬の特性を理解した接し方の意識を持っているかどうかになります。

その意識と理解がある人は、自然とそういう振る舞いを無意識にしていますので、犬はそれを見続けて感じ続けて、相手を認めるようになっていきます。それが無い人には逆の反応をするだけです。

とにかく、遊びやちょっとした接し方に毅然さと主導性を持つことです。

オテでもスワレでも何でも良いので、何か犬に指示を出し行動させ褒める・・指示で出来なければ型を作って褒めて覚えさせる。

そういう接し方なら、楽しくスキンシップも取れますし、指示行動も覚えますし、主従関係も積み上がっていきます。

>やたら唸る+噛むで抵抗する・・

↑今まで犬は自分の好きにでき、チヤホヤかまってもらえたのにそれが無くなれば当然面白くありません。しつけが始まって自分の優位性がなくなっていくと、当然自分の優位性を示して守ろうとします。

でも反対の見方をすれば、それは犬のしつけが効いてきた・・ということになります。

ですので、ムキに怒らず淡々と冷静に教えていってください。犬も「吠えても無駄だ・・この人にはかなわない・・」ということを段々理解して、認めるようになっていきます。

今はまだ月齢(知能)が低すぎますので、しばらく小さな猛獣状態が続くのは自然なことです。

気にしないで毅然と淡々と続けることです。

あお向けが苦手な場合は、リーダーウォークにしてください。もう4か月過ぎましたし、お散歩デビューの準備もしないといけませんから、まずはすぐ首輪とリードに慣れさせましょう。

本書の要領で数日かけ慣れさせ、リードを付けたままボール遊び・・その中で時々リードを持って一緒に歩いてみる・・またボール遊び・・歩いてみる・・。

ということを繰り返しながら、少しずつリーダーウォークに近づけていってください。

それと、あお向けを避けてばかりもいられません。その態度を犬は見ています。余計に見下しますし、興奮や恐怖は犬に体臭の変化などで伝播して悪循環になってしまいます。

リーダーウォークを続けて、犬に変化が出てきたら、あお向けもボール遊びに織り交ぜながらチャレンジしてください。噛まれるのが怖ければ、ホームセンターで500円くらいの作業用革手袋を買ってリラックスできる準備をしてください。

また、噛まれた時に口閉じが難しければ、噛まれた手を犬の口に少し押し込むのも良いです。のけ反って放しますので、そこで褒めれば良いです。

ムキになって興奮で怒ると、悪循環になりますので気を付けていただきたいですが、何もしなければそれも関係が崩れます。

一人で仰向け出来なければ、誰か別の人がしている所に参加して補助してもらえば、それだけでも効果はあります。

それと、お母さんがわりと多く子犬の面倒を見ているのではないでしょうか。子犬は、「都合の良い世話係り・・」と本能で感じ、見下す場合があります。

なるべくみんなが少しずつ均等に世話をすると良いです。(担当曜日を決めるなど。朝ゴハンはこの人だけ・・という担当にすると、犬が覚えて要求吠えされてしまいます。)

まずは何気ない普段の接し方しぐさ態度から意識して、毅然さと主導性を持って遊ぶ・行動の型を教える・・というところから始めてください。

今は結果を求める月齢ではありません。正しいやるべきことを淡々と続け、子犬の成長を待つ時期です。

では、頑張って続けましょう(^-^)


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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
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