犬のしつけがQ&Aで分かる!

子犬のしつけで逃げられる・本当に難しい・少しばかり焦り

質問内容
堀川春広様お世話になります。

堀川さんの「躾の本質」に共感しまして、特に今必要と思われる部分から何度も繰り返し読ませていただきました。

ただ、相手は生き物であり実践するのは本当に難しいです。

一日一日、心身共に成長している子犬に対して、少しばかり焦りを感じております。

今、一番気になっている事を相談させて下さい。何かアドバイスがあればお願い致します。

犬は生後3か月の雌犬です。名前は「●●●」とつけました。

母犬は雑種です。父親は不明です。

殺処分の為に保健所に出された犬で、保健所に来た時には臨月だったそうです。

職員さんが犬猫保護団体に連絡して引き取られ、その後数日で出産したそうです。

6匹出産し、幸せな事に殺処分直前だった母犬含めて、みんな無事譲渡されました。

子犬は2か月半で我が家に来ました。主人と二人で子供の様に可愛がり、今ではゲージから出た瞬間に嬉しい様で飛び掛かってきて顔周辺を中心に舐めてきます。

一方では怖がりで、抱っこしようとすると後ずさりし逃げて走りまわります。

体つきは小さいですが(現在4.8Kg)、ものすごいジャンプ力があります。走り方も驚くほど早くすばしっこいです。

ゲージから出したら、8畳程の部屋を何周も走る事もあります。高い所が好きな様で上の方を良く見ます。棚の上などに飛び上がろうとします。

恐らく猟犬の遺伝子かな?と思っていますが勝手な想像です。犬は高い所は怖がると思っていました。家の犬は全く怖がりません。

「座れ」「待て」は堀川さんの教えの通り実践し、一応覚えてくれました。が、機嫌が悪いとなかなかの時もあります。

家に来て緊張しているだろうから、3か月になった頃からしっかり躾をしよう!と思っていましたが、抱っこしようとすると逃げたり構える(戦闘体制)ような姿勢をします。

走り回るしスリッパは大好きでおもちゃにして噛みます。他の衣類やタオルもそうです。噛んで良いおもちゃ等でも遊びますが、とにかく"やんちゃ"です。

でも臆病で怖がりです。扱い方がこれからもっともっと大変になるかと思うと、非常に心配になってきました。

リードをつけてみましたが蹲って動こうとせず少しの力でひっぱると「キャンキャン」と鳴きました。それで、嫌がる事はしたくないと思いそれ以上の事はしていません。

「腹ばい固め」も何度かしましたが、一番したい時(スリッパを噛んだりする時)には逃げて捕まえる事が難しい時が多くタイムリーにできません。現行犯で躾ないとダメですよね?

気のせいかも知れませんが、「腹ばい固め」をした翌日くらいから、私をみると警戒して逃げることが増えたように感じます。

「腹ばい固め」をしたのが少し早かったのでしょうか?

触られるのを警戒して逃げるようになりました。3か月の赤ちゃんだと思っていましたが、非常に俊敏で負けています。

家に来てからは、涼しい時間帯に庭を短時間散歩する程度で家の敷地外には出た事がありません。そろそろ積極的に散歩させた方が良いでしょうか?2回目のワクチン接種とフィラリアの薬は6/17.18に済みました。

臆病で警戒心が非常にあります。どちらかと言えば扱いにくい犬なのかな~?と感じています。そして運動量が必要な犬種のようです。

夫婦二人で子犬を育てます。主人は定年退職後の初老です。私は仕事をしていますが、定年が近くなってきました。

子犬の幸せを願いながら、今必要な躾をしっかりしていきたいと思います。いろんな躾本がありますが、堀川さんを信じております。どうかアドバイスを宜しくお願い致します。


返答内容
頑張っておられますね(^_^)

現状は、まったくご心配ありません。

急いで結果を出そうとすると、逆効果になりますので、今はご無理されないで、チヤホヤの接し方だけ気を付けて、遊びの中で少しずつ主導性を示していけば良いです。

子犬でまだ知能が低すぎますので、問題行動を叱ってすぐに解決しようと思われないほうが良いです。

今の段階では、遊びを通して物や人間に慣れさせ、その中で少しずつしつけの要素を入れていくと良いです。

今は、子犬をケージから出す際に、そのままノーリードで自由にさせていると思います。

そうすると、物事を教えたりスキンシップを取る時に、どうしても追いかけることになるので、犬としては自然と逃げる反応になります。

まずしばらくは、ノーリードで出さないようにして、ケージ内の出入り口の所で必ずリードを着けて、それを飼い主さんが持った状態で出すようにしましょう。

ただし、最初は引っ張ったりしないで、ただ持っているだけにします。

そして、コングで遊んだり団らんします。

子犬にはコングに集中させたいので、スリッパなどの物は一切床に置かないでください。叱ることになってしまう要素を作らないという意味もあります。

コングを転がして興味を引いていくと、子犬はコングを追うようになりますが、そこで直ぐに渡さないでください。

まずは転がす前に、子犬が寄って来るまで待ち、子犬が来たら、首輪をつかんでスワレ・マテの型を作り、そこで指示音ジェスチャーでポンポン褒めてから転がしてください。

コングはヒモ付きにすると回収しやすいですが、最初はガチガチにコントロールしすぎないで、好きに噛ませる時間も作って上げて、定期的に回収します。

回収したら、またスワレ・マテ・・・の繰り返しです。

そこで褒める時に、ポンポン触って、スキンシップにしていただきたいのと、人に触られることに慣れさせてください。

まだ人に触られること自体に慣れてない段階で、仰向けだけしたり、叱ったり、イタズラされた物を回収するだけになってしまうと、人との接触が印象が悪くなってしまいます。

かと言って、意味なく猫なで声でナデナデでは主従関係が崩れてしまいますので、そうではなく、褒める要素をこちらから作って褒めてあげれば良いのです。

そうやって触られることに慣れてきたら、コングで遊びながら一瞬仰向けしてみたり、コングを見せながら一緒に歩いてみたりしてください。

最初から無理にさせないで、優しいレベルから段階を作ってあげることです。

今その子にするべきことは、まずはリードに慣れることと、人から触られる感覚に慣れることです。

ご飯前も、スワレ・マテを教えつつ、触ってスキンシップにしましょう。


外への慣れ・お散歩の練習ですが、

まずは室内でリードに慣れる→慣れたら一緒に歩く練習

それを続けながら同時に、犬を移動用のバッグに入れて外に連れ出すこともされてください。

ペット移動用の肩掛けバッグも売っていますが、要らなくなったリュックサックなどでも良いです。

子犬の顔だけピョコッと出させて、それを肩に担いで外を歩きましょう。

そして、犬OKの公園など、キレイで安全な場所に着いたら、飼い主さんはノンビリ座って、その周囲をリードが届く範囲で犬にウロウロさせると良いです。

最初は怖がって固まりますが、そっと見守ってください。本でも読んでじっくり待ってください。

外の世界を観察しながら徐々に慣れていくと、少しずつ動き始めて、行動範囲が広がっていきます。

ウロウロできるようになってきたら、少しずつ飼い主さんも一緒に歩いて、練習していきます。


ということで、まずは上記の内容から始めていきましょう。

それと、一つ気になったことがあるのですが、奥様は日中お仕事で、退職されたご主人が日中に子犬を世話したり躾をしていると思います。

そこでの接し方も問題(チヤホヤや体罰)がないかご確認ください。

ご家族間で矛盾を作らないように、一貫性も重要です。

それでは、またQ&Aを熟読いただきながら、頑張って続けていきましょう(^_^)


 


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