犬のしつけがQ&Aで分かる!

食事の準備を始めると猛烈に鳴き暴れる子犬のしつけ

質問内容
お世話になります。アドバイスお願い致します。現在、家で2匹の柴犬を飼っており、先住の柴犬の際に堀川さんの犬のしつけ本を購入し、大変為になりました。ありがとうございます。今回相談したいのは、新しく迎えた柴犬についてです。

●内容:食事の準備を始めると猛烈に鳴き暴れる
●犬種:柴
●月齢:3ヶ月強(約100日過ぎ)
●性別:メス
●飼い始めて2週間
●飼うコトになった動機:先住犬(柴/メス/生後6か月/飼い始めて4か月)の遊び相手として
●家族:私(40代/終日犬と同居)、妻(40代/同居時間は週末及び平日の朝晩)、先住犬(上記のとおり)

先住犬はケージの外で終日放置させており、対象の仔犬は基本的に終日ケージ内で過ごしています。1日に5~10分程度数回ケージ外に出し、先住犬と遊ばせるか先住犬を散歩に出している間にフロアでボール遊び等をさせています。

また、まだ3回目のワクチン接種が終了していないので散歩はさせられませんが、スリングに入れ20分程度近所に連れて外出させています。

普段はケージの中でおもちゃで遊んだり、昼寝をしており無駄吼えもほとんどすることもなく大人しいのですが、朝・夕2回の食事の用意を始めると凄い勢いで吼え続けます。普段何度か仰向け固めは行っています。

また何度かのオヤツを与える際に「お座り」はさせ出来る状態であり、ごはんの用意が出来、ハウス前に皿を置いた際に「お座り」はほんの短い間ですが出来る状態です。ごはんの準備自体は3~4分程度かかっています。

先住犬を飼い始めて1か月半ほどで「堀川さんのしつけマニュアル」を購入し、先住犬も当初ごはんの準備の際に吼え続けていたのですが「仰向け固め」を何度かしたところ吼えることも無くなり、今ではクンクン...と小さく鳴くコトはあっても暴れるコトもなく大人しく待っています。

先住犬の時も飼い始めて1か月半の間は、同じようにごはん前には大騒ぎしていたので、対象の新しい仔犬ももう少し経ってから「仰向け固め」をやってみれば治るのかと思うのですが、先住犬の時よりも暴れ激しく吼えまくるので相談させて頂きました。

猫なで声等で話かけたりするコトは基本的になく、叱る時も「ダメ!」と叫び声にならない程度の少しトーンの低い声で言っています。まだイケナイと理解できているのかは分かりませんが、「ダメ!」と言うとコチラに顔を向け、気が取られるのか?やっていたコトは止めます。

ケージの中での生活が主体で、ハウスとトイレの間は仕切りで閉じるコトが出来るようになっていて、普段はその仕切りを開けています。おしっこ・ウンチはトイレの上で100%出
来る状態です。

但しフロアに放置してはいないので、フロアに出したままでトイレにはまだ行けないと思います。ハウス内の様子は添付写真のとおりです。水皿はハウスの脇(写真手前)に常時置いてあります。

食事の際は水皿の手前・ハウスの脇にごはん皿を置いて、一度仔犬をトイレの方に行かせ、トイレの仕切りを締め「お座り」をさせて、それが出来てから(ほんの数秒ですが)仕切りを開け食べさせています。食事は常に完食で、食べ終わったらスグにごはん皿は撤去しています。

ペットショップから家に迎えたのですが、ペットショップでは食事は1日に3回(30gを3回)だった様ですが、現在は1日2回(40gを2回)にトータルの量・回数も減っています。この量は2週間前に家に迎えた時から変えていません。やはりまだ3か月(家に来て2週間)では早過ぎるのでしょうか?

アドバイスの程、宜しくお願い致します。


返答内容
二頭とも食欲と元気があって良い犬ですね(^_^)良い出会いに感謝して頑張っていきましょう。

と言いますのも、実は最近、感染症で食欲がなかったり死んでしまう子犬の相談が多かったので、失礼とは思いましたが、少しほっとしたのです。特に真夏と真冬の子犬の健康には気をつけないといけません。

さて、失礼いたしました。もちろん○○様にとっては切実な問題です。

今回は3つ、実践をお願いいたします。

まず根本的には、やはり生後半年まではエサの回数を一日3回に分けていただきたいのが本音です。消化器官もまだ弱いですし、血糖値のコントロールも上手くできません。

そして3回に分けても、吠える可能性はもちろんあります。その場合には、まずゴハンの準備をする前に、二頭をクレート内に入れ、そこに毛布などの厚手の布を掛けて暗く目隠ししていただきたいのです。

子犬は本能的に巣穴で吠えない傾向があります。野生下では、天敵に見つかれば命を落としてしまうからです。暗く狭い穴倉が、落ち着ける要素でもあります。

そうやって落ち着けるようにしていただきたいですが、それでも効果がない場合は、先住犬でしていただいたように仰向けで注意してください。

ご察しのとおり、まだとても幼いですので、すぐには完璧にはなりません。それは理解してあげた上で、環境の配慮もしてあげて、あとは毅然と淡々と教え続けて子犬の成長と主従関係の理解を待ってあげましょう。

それでは、これから頑張って続けていきましょう(^_^)


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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
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