犬のしつけがQ&Aで分かる!

外に出ると動かなくなる犬のしつけ

質問内容最近ワンちゃんを散歩に連れ出すようになったのですが、外に出た途端に動かなくなってしまいます...笑(4か月のポメラニアン)

マンションの廊下や敷地内では引っ張る感じで走り出すのに、なぜかマンションから離れようとすると動かなくなり、地面で踏ん張って、動かない!の一点張りです。

初めの頃はどこでも構わずに走っていたのですが、最近は敷地外ではストップ状態です...汗

やはり怖くなってきたのでしょうか?

こちらをじっと見て来るので、目は合わせないで無視して立ち止まっています。今日は10分ほど立ち止まったのですが動かなかったため、バッグへ入れてマンションへ戻りました。その途端に、やはり元気に走りまわろうとします。

これはどうしたらいいでしょうか?
しばらくは無理をしないで動かないまま外を見せて慣らして行く感じで大丈夫でしょうか?

すみませんが、よろしくお願いします。

 

返答内容

ほとんどの犬にそういう時期がきますので、ご心配ないです(^-^)

今までは、知能が低すぎて何も経験がないので「怖いもの知らず」でした。しかし、知能が発達したり犬としての本来の感覚が鋭くなってきますので、少しずつ経験していく中で驚いたり嫌な思いもしながら知っていきます。

それとまだ幼い段階では、縄張りから出ないようにして身を守る本能もあります。

でも、知能が高くなるので経験の中で「別に怖くないんだ」という理解もしていきます。今までは「怖いもの知らず」でしたが、これからは「知った上で怖くないと理解していく」という学習期間です。

ですので、たくさん経験して慣れたものは段々怖がらなくなっていきますが、初めてのことは驚き怖がります。

優しいレベルから少しずつ慣れさせることと、主従関係をしっかり作ってワガママはさせないこと・・の両方が必要です。

主従関係が無く、「まだ経験不足だからしょうがない」で何もさせないと、それが癖になりワガママが定着してしまいます。

例えば、外の敷地内でなるべく多くの時間を過ごして、慣れてきたら1メートル外に近づいてそこでマッタリ・・そこに慣れてきたらまた1メートル外に近づいてマッタリ・・

ということを繰り返しながら、何日もかけて徐々に難易度を上げていきましょう。

飼い主さんへの信頼があって、主従関係があれば、犬はどこへでもついて行きたくなるものです。(まだ主従関係が出来上がる月齢ではありませんのであせらないでください)

今の時期の犬ですと、例えば風で揺れる木の葉っぱなんかにもビクッと反応したりします。それくらい繊細な時期もありますが、無理しないで徐々に慣れさせていけば良いです。

とにかく外で過ごす時間を長くすることです。

幼少期にいろんな所へ連れて行って、いろんな人に会わせると、将来散歩好きな犬になります。これはものすごく重要なことで、有酸素運動は血行を良くし免疫力を高めますので大切なのです。

そうでないと老犬期に入って散歩を嫌がり、筋力体力と免疫力が落ち血行不良になって、癌などの病気になりやすくなります。

ゆっくり長時間歩く有酸素運動は、犬にも人間にもとても大切なことです。何万年も歩いてきた動物ですから、現代は病気になりやすいのは当たり前なのです。

人も犬も本来は歩く動物です。歩くことで健康が保たれます・・・

 

犬のしつけマニュアル&個別相談の案内ページへ

 


【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
運営者の写真
犬のしつけ方針