犬のしつけがQ&Aで分かる!

子犬のしつけ飼い方で食べ物・吠え・寝る場所・遊び方

質問内容先日マニュアルを購入してまずは夫婦で読んでみました。初めの子犬との生活でどのように教えて行けばいいのいかわかりませんでしたが、マニュアルを参考に少しずつ進めて行きたいと思っています。

犬は1週間前に自宅に連れてきました。チワワ×ダックスのミックス犬でオス、生後三か月です。先月後半から喉の炎症を起こしていて今も病院に通っています。体が弱いのかと次男が心配して強くなってほしいと〇〇という名前を付けました。

家族は、夫婦、長男、次男、祖母です。日中は祖母が自宅に居ますが、動物を飼うのを反対していました。もし、ウンチしていたら処理はしてくれます。

ご飯は一日3回。朝7時くらい、5時~6時、8時~8時半にドックフード、粉ミルク、ささみを与えています。子供は学校、夫婦二人とも共働きしているので、みんなが帰ってきたらものすごく興奮して吠えます。

トイレはケージの中ならできます。部屋に出して遊ぶとどうしてもトイレができなくて教えているところです。

仰向け固めを遊びの中でもやっていたのですが、失敗したらやるようにしています。

まだ3か月なのでみんなの食事にはすごく吠えます。正月休みにかまいすぎたのもあるのでしょうが要求して吠えています。今は無視したり。口を押えて「しー」と言ってます。これでいいのでしょうか?

寝る時に場所を2階に上げていたのですが、落ち着きがなく朝から泣いて大変でしたので、今日そのままリビングでほっていたら朝も泣かずにいました。寝る場所をいちいち変えない方がいいものでしょうか?

部屋の中で遊ぶときは今は放し放題にしています。まだ首輪に慣れていないので。部屋の中で遊ぶときはどのようにしたらいいのでしょうか?

宜しくお願いします。


 

返答内容

では、気になった所・ご質問への回答をお話していきます。

>ドックフード、粉ミルク、ささみを与えています・・

↑ササミは止めましょう。特別にアレルギーの診断があった場合などは、もちろん必要なのですが、そうではない場合はドライフード一本に絞ってください。

1歳未満用のドライフードと、ドッグミルクのみにしてください。

まず栄養のバランスが崩れていますし、トッピングはいずれ犬が好き嫌いを覚えるようになり、ササミだけを食べてドライフードを食べなくなる可能性が高いです。

犬のしつけの面、健康の面からもそうされてください。

>みんなが帰ってきたらものすごく興奮して吠えます・・
>正月休みにかまいすぎたのもあるのでしょう・・

↑犬は最初の接触を基準値にしてしまいます。チヤホヤが基準値になると、それが実行されない時にストレスでイライラします。

そして、お出かけ前・帰宅後に犬をかまわないことです。声かけしたり目を合わせることもしないで、静かに去ったり帰宅してください。

そうしないと、留守番時とのギャップが激しくなり、その分がストレスになります。

もちろん、犬は群生が強い動物ですし、まだまだ幼すぎて知能が低く経験もないので求め過ぎてはいけません。

急に成長はできませんし、ゼロから100には一気に結果は出ません。


>今は無視したり。口を押えて「しー」と言ってます。これでいいのでしょうか?・・

↑クンクン鳴き程度の場合は、無視してその場を去ってください。ただし、吠えたら無視ではいけません。吠えが許されていると勘違いし、退屈吠えを覚えて一日中吠えるようになる犬もいます。

口閉じで教えてあげてください。ただし、猫なで声で教えたり中途半端にしてしまうと、「吠えればかまってもらえる」と犬が勘違いしますので、「シ!」で厳しく一貫して教えてください。

4か月くらいになったら、現行犯でリーダーウォークをし、主従関係をしっかり示してください。

今は仰向けで口閉じ・・でも良いです。甘噛みもそうですが、親犬はそうやって根気よく淡々と教えています。

>寝る時に場所を2階に上げていた・・

↑これは止めましょう。犬の居場所は固定してあげてください。引っ越しや部屋の模様替えなどもそうですが、犬は環境の変化にとても敏感でストレスを受けやすいです。

>部屋の中で遊ぶときは今は放し放題にしています・・

↑もう3か月過ぎましたので、喉の炎症が癒えて獣医さんからOKが出たら、もう首輪は着けましょう。

首輪は、慣れたら24時間着けっぱなしにします。遊び時間はリードを付けましょう。

ただし、最初は持たないでプラプラ引きずったままで遊ばせながら慣れさせれば良いです。

慣れてきたら、その遊びの中で、時々持ってちょっと一緒に歩いてみる・・また遊び・・また持って歩いてみる・・というふうに、段階を作りながら徐々に慣れさせていけば良いです。

そしてそこから段々と、リーダーウォークに近づけていけば良いです。


では、今日は以上ですが、とにかく今の子犬は知能も経験も何もない小さな猛獣状態です。期待しないで、接し方だけ毅然さと主導性を一貫してください。

あとは、子犬の成長を待ってあげることも必要です。これから1歳くらいまでは、変化が大きくて大変です。ですが、それは当たり前のこととして受け止めて、やるべき事を淡々と一貫していくように心を強く持ってのぞみましょう・・・

 

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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
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