犬のしつけがQ&Aで分かる!

4ヶ月の子犬のしつけでご質問多数

質問内容
犬はMダックスのメス、現在4ヶ月と少しで、我が家に迎えてから現在3ヶ月弱一緒に過ごしています。

家族構成:私と主人の二人暮らし。私の実母が犬に会いに週2回ほど我が家に来ます。

愛犬との時間:
私→AM6:15に起床し、7:20に家を出て会社へ。PM5:30-6:00に帰宅。

主人→AM7:20に起床し、8:10に会社へ。PM8:00-10:00の範囲で帰宅。

質問内容:

愛犬を迎えて、1ヶ月あっという間でした。手探りでやっていく中で、犬との生活やしつけについて何か1つ模範を見つけたいと思い、堀川先生の本を購入しました。

これまで感じた愛犬の性格は、甘えん坊で人懐っこく、初めての物には慎重だけれども慣れたら大胆になります。

おもちゃやガムを与えると、自分のお気に入りの場所(数か所あり、ランダムに変わります)へ運び、独り占めしています。

驚いたのが、声を忘れてきたのかというくらい吠えない子なのです。吠えるときは、後程質問致しますが、特定の場合だけです。

指示を覚えるのが速く、ひいき目なのかもしれませんが、知能は高い子だと感じています。

さて、質問内容についてですが、4つあります。

しつけ実践中のことも含まれています。

1つ目:

深夜にゲージから出せと要求吠えをすることについてです。

愛犬を迎えてから1ヶ月ほど、ゲージをリビングに置き、我々は別部屋で寝ていました。

さみしがる甘えた鳴き声は徹底して無視し、鳴いたり静まったりの繰り返しでした。

その後、愛犬の寝場所を我々の寝室ベッドの足元へ移動しました。ゲージを移動させ、リビング通りの環境で寝かせたところ、吠えはしませんが甘えてキーキーと音を漏らしたり、ゲージにとびかかってギシギシ鳴らすので、何度か「シー!」と言いました。

さらにその後、ゲージの増築をしたため寝室へ移動できなくなり、またリビングで寝かせることになりました。広いゲージを気に入ったのか、まったく吠えずにいい子で眠り、数時間は静かです。

しかし、夜中4:30前後になると、甘えではなく要求吠えをします。無視すべきと言われるのかもしれませんが、こちらの睡眠不足のつらさに勝てず、ゲージから出してドアを閉めて愛犬を放し、寝室へ戻りました。(リビングから寝室へは来られないようドアを閉めています)すると朝まで静かにソファの上で寝ているのです。

一度実験的に、リビングの半分を仕切って、噛まれてはまずいものは排除した状態で、ゲージから出して我々が寝室で寝たことがあります。

すると、朝まで一度も吠えず独り遊びをしたりソファで寝たりと大変静かでした。なお、このように放して寝たのは一度だけで、現在はリビングのゲージ内で寝かせ、AM4:30頃吠えたタイミングでゲージを開けて放し、人間だけ寝室へ戻るという動きになっています。

ゲージ中のクッション、クレート、ソファ、台所マット、主にこれら4つが愛犬のお気に入りの場所で、好きな場所へ移動しながら寝るのを求めているのかなと感じています。

吠えないことで、我々も眠れます。このような状態で愛犬を寝かせることで、何か起こりうる問題があれば、教えてほしいです。人間が起きるまで、ゲージに入れておく必要性があれば、しつけに取り組む意欲になりますので教えてください。

二つ目:

トイレについてです。トイレへ排泄することを理解しており、きちんとできるようになりました。成功したときはめいっぱいほめ、トイレをすると得意げに駆け寄ってきます。しかし、トイレへ向かいにおいをかぐのに、トイレからやや離れてすることもあります。

その際は、愛犬もこちらへ寄ってきませんし、我々もほめず淡々と掃除をします。まるでトイレではないところで排泄しているのをわかってやっているようなのですが、この状態で、成功したときにだけほめるというのを続けていっていいのでしょうか。

なぜ、トイレをしたらほめられるとわかっているのに、トイレではない場所でするのでしょうか。ゲージの大きさに対して、トイレは小さすぎるのでしょうか。4ヶ月の子犬なのだから失敗もあると広い心でいるべきなのでしょうか。

三つ目:

おすわり、まて、見て(目を合わせる)は、できるようになりました。どんなに興奮していても、この3つは高い確率でできます。ただ、「こい」は、愛犬の気分でするときとしないときがあります。

「まて」をして、やや離れて「こい」は、できます。しかし、お互い別のことをしていて、離れた位置から「こい」と言っても、来ないときがあります。それは、愛犬が別のことに夢中になっているときだと思います。我々の指示よりも遊びが優先されているのですよね。

指示を聞くときはリーダーと認識し、リーダーと認識されていないときは指示を聞かない、そういうことなのでしょうか。

先生の本に書いていたように、信頼を築いている過程で根気強くやるに尽きるのでしょうか。

四つ目:

長文で申し訳ありません。最後の質問です。

コングを取り入れ、紐をつけました。「こい」「だせ」を練習中です。なんとなくできるようになってきましたが、不思議なことがあります。

コング投げてくわえたとき「こい」と指示すると、こちらへ駆け寄ってくる途中でコングを口から出してしまうのです。くわえて離さない状況ならば「だせ」といえるのですが...。

もう1つ不思議なことがあります。紐付コングで「こい」「だせ」をやり、なんとなくできてきたときに、紐なしのボールに置き換えて投げると、まったく取りにいこうとしません。

物を投げ、追う→取る→口から出すの流れを覚えるというか、コングだからそれをやっているような感じもします。まだまだ練習中なので、継続していきますが、愛犬はどんなことを考えているのかなと不思議なのです。

以上です。

内容を詰め込みすぎてしまい、申し訳ありません。

メールに、ゲージの写真(お迎え初期と、増築した現在のもの)を添付します。

記入内容でより詳細に報告すべき点があれば、ご指摘いただけますでしょうか。

お返事お待ちしております。どうぞ宜しくお願いします。


返答内容
頑張っておられますね(^_^)

ただし今回は、少し厳しいサポート対応をさせていただきたいと思います。

本サービスをご購入いただいてから約1か月経っておられますが、ご質問1、2の内容に関しては、かなりQ&Aサイトで具体的にたくさんの記事で解説しております。

しかしながら、ご質問の内容と、行われてこられた内容からして、Q&Aサイトを熟読されておられないようにお見受けいたしました。

放し飼いの弊害、どうやってしつけていくべきか・・・

トイレのしつけ方も同じです。

どう教えていくべきか、どう過ごすべきか・・・・

Q&Aで解説している内容を実践されている形跡が、少し乏しいようにお見受けいたしました。

例えば、放し飼いの弊害で申し上げれば

①テリトリーが広くなることで権勢本能が刺激され、警戒吠え(番犬吠え)がひどくなる

②権勢本能が刺激されるのでストレスで噛みやすくなる、「自分がテリトリーを守らないと」と感じ、それがもとで主従関係が変わってしまい、噛み癖や要求吠えが出る

③権勢本能が刺激されるのでアチコチにオシッコ・ウンチ、マーキングしたくなる(メスも同じです)

④誤飲事故、またはその手術の過程で死んでしまう。電気配線をかじり感電ショック死や、火災が起こることがある。

⑤ソファーに乗り降りを繰り返すことで、椎間板ヘルニア、骨折・脱臼、関節形成不全が起りやすい。(胴長短足系の犬ならばなおさら)

⑥ペットホテルや動物病院に預ける機会もいずれ出てきます。そこでは狭いクレートやボックス内で過ごします。その時に耐えられず強烈なストレスを受け、次回に行きたくないので暴れたり、その経験以降に凶暴な犬に変わってしまうこともある。

というようなデメリットがあります。

もちろんメリットもあります。自由運動が好きな時に好きなだけ出来て、その時だけ要求吠えは少なくなる・・・というメリットもあるのですが、デメリットと合わせて総合的に考えますと、やはり放し飼いはリスクが大きいのです。

では要求吠えはどう対処すべきか・・・

これらを、Q&Aサイトで山のように解説しております。

カテゴリで『クレート・ケージのしつけ』もありますし、

検索を使って、「クレートトレーニング」「ケージ 吠える」「夜鳴き」「布掛け 目隠し」などで検索されてください。


販売ページでも、「本書が基本編で、Q&Aサイトが実践編になります。」と申し上げました。

情報のつまみ食いは、とても危険です。

今回のご質問以外にも、たくさん学んでいただきたいこともございますので、必ずQ&Aサイトもご熟読いただきたいのです。

どうかご理解いただき、意識と知識を深めて、せっかくの犬との暮らしを良いものにしていただきたいのです。


さて、ご質問の3になります。

これも月齢別の子犬のカテゴリの記事で書いてございますが、まだまだ4カ月では主従関係が出来上がりません。

これから独立期(反抗期)が、生後5か月くらいから始まり、7・8カ月でピークに達し、安定し始めるのが10カ月くらいです。

まだ今の時期の子犬は、飼い主さんを親代わりに見ています。そこから独立期で徐々に変化していき、今度はリーダーに従う特性が強くなっていきます。

もちろん、今から毅然さや主導性はしっかり示していく必要はありますが、まだ知能も低く、本能的にも理解度が乏しいです。

もちろん、指示に従うか否かの違いは、主従関係が大きく影響しますが、まだ子犬で注意力が散漫、経験が乏しいので周囲の気になることが多いです。興奮もしやすいです。

現状は十分良い状態ですので、求めすぎないことです。


ご質問の4つ目も先ほどと同じように、主従関係によって遊びのスムーズさは変わってきますが、お話ししたように関係作りはまだまだこれからですのと、犬がコングの遊び方をまだ知らないという面もあります。

例えば、飼い主さんのほうから犬の口にコングを入れてあげて「キャッチ」の音で褒めて、それを繰り返していくと、やがて覚えて、コングを転がして指差しながらキャッチの指示で取りに行くようになったりします。

また、ヒモに反応しやすい子もいれば、ヒモ付きでチョコチョコ動かした時の動き方が好きな子もいます。

もしヒモ付きで反応するのであれば、それはそのまま続けていただければと思います。

月齢と関係作りが進んで、犬の落ち着きが出てきたころに、ヒモ無しにしてみるとよろしいと思います。

コング遊びについても、Q&Aの記事に乗せてあります。

それでは、Q&Aを熟読いただきながら、頑張って続けていきましょう(^_^)


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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
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