犬のしつけがQ&Aで分かる!

ポメラニアンのしつけ

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5歳になるオスのポメラニアンのしつけですが、現在家の中で飼っています。
一階と2階にケ-ジがあります。オシッコは一度しつけしましたが、最近マ-キングとして家のあちこちに(両親の部屋や廊下の角など)オシッコをします。

朝と夕方は散歩させ(飼い主の娘)その時にはウンチやオシッコ(マ-キングを含む)をします。また散歩する時の首輪も妻と娘しかつけられません。散歩も娘と妻以外は嫌がりしません。
オシッコを怒ると逆に吠えて噛み付くような態度を示します。娘が一応飼っていますがあまり接っしられず普段は家にいる妻や、父母が昼間家にいます。


m2.pngまず、しつけがしっかり浸透するまで、放し飼いは止めてください。家族団らんや、誰かが見ていられる時間帯だけ、ケージから出すようにします。そしてケージから出す際は必ずリードを付けておいてください。


(ケージ内に四方と天井が壁になったハウス、トイレ・・この3点セットがストレスもなく、安全で、しつけとしても良いです。)

トイレは失敗するとそれがクセになり、当たり前になってしまいます。失敗例を作らない事です。だからオシッコするような素振りを見せたら直ぐにケージ内のトイレに連れていけるようリードを付けておきます。

またリーダウォークに直ぐ移行でき、現行犯で教えられるからです。吠えた時、噛もうとした時、リーダーウォーク、あお向けをしてください。しつけがしっかり浸透するまではそうしてください。

さて、現実にポメラニアンとご家族の関係ですが、主従関係が逆転してしまっています。だから注意されたり気に入らないことがあると、吠え、噛み付く素振りも見せます。

それから成犬としての権勢本能も強く出てきましたので、マーキングもするわけです。


トイレについてはオシッコする素振りを見せ始めたら、必ず音の関連付けをすることです。(外でした場合にも)。そして、ケージ内のトイレで出来た時、しっかり褒め音を関連付け、反復してください。

物事の良し悪しは全て、そうやって型と音で体現させ教えます。

そして最も重要な事が、主従関係です。トイレの教え方、吠えグセの教え方・・個別のしつけ手法は重要ではないのです。どんなに優れた手法があっても、主従関係がないと犬は言う事を聞こうともしないからです。

あお向け、リーダーウォーク、ヒモ付ボール遊びを続けてください。ただし、これも実はリーダーとしての毅然とした態度を見せるための一つの手段でしかないのです。

大前提は普段の何気ない接し方や態度なのです。

オヤツ、抱っこ、意味なくかまう、好きに散歩させる、甘噛みを許すなど・・従属的な態度を見せ続けてきた結果、主従関係を誤認してしまったのです。

人間からすると犬を可愛がっていただけなのですが、犬の視点は違います。犬を可愛がりすぎる優しさは、犬から見ると従属性に見えてしまうのです。それが犬の本能なのです。

24時間・365日、毅然と接し続けてください。(ご家族全員)。物事は型と音(できるだけジェスチャーも)で根気良く体現させ教えます。

意味なくかまったり、声をかけないでください。かまいたいと思われたら必ずスワレやフセなど指示を出し、出来たら褒める・・あお向け、リーダーウォーク、ヒモ付ボール遊び・・そういう主従関係が積み上がる接し方にしてください。

ポメラニアンも一歳半ですから知能もだいぶ高くなってきていますので、あとは主従関係をハッキリ認識させれば、ちゃんと理解できる年齢です。

もちろん、一夜にして関係は出来上がりません。毎日毎日毅然とやり続ける・・結果はそれに比例します。

では、がんばって続けてください(^-^)

 

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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
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