犬のしつけがQ&Aで分かる!

トイプードルの冬の過ごし方としつけ方

質問内容
この前は、避妊手術後の食糞・興奮癖のしつけの件、どうもありがとうございました。

食糞・ウンチも以前の様に治りました。1日、3回で人が居る時に排便するようになりました。術後、少しヤンチャになった感じですが、リーダーウォークや仰向け固め等頑張ります。

さて、秋も深まり、めっきり寒くなりました。そこで、トイプードルの冬の過ごし方についてお願いします。

かみさんが、何処から調べたか分かりませんが、トイプードルは、寒さに弱いとの事で、電気ストーブの前に居させたりしています。

前に低血糖になりかけた時に堀川さんも、暑さには弱いが、寒さには強いと聞きました。せっかく、良い方向で進めていますが、間違った方向に進めさせたくありません。

私も、犬は元々寒さには強いと思っていますが、かみさんを納得させる為にも、詳しく教えて貰えますか?


返答内容
プードル系は、一般的な犬と違って下毛がありません。だから寒さに弱いのでは?と思われますが、その代わり、羊のように伸び続けます。

ですので、秋から冬はカットしなければ、モコモコになって防寒になります。

もともとはヨーロッパで作出された水猟犬ですが、日本よりも寒い地域です。水のような冷たさにも強いです。

あまり過保護にしてしまうと、自律神経のバランスが崩れて、被毛の産生力が弱くなってしまいます。特に、外と家の中の温度差が激しくならないようにしましょう。

人間が服を着て耐えられるような環境でしたら、プードルも全然大丈夫です。

冬場の散歩の時だけ、雨具を着せていくと良いです。防寒にも防雨にもなります。

北海道や標高の高い地域は別ですが、日本の本州以南で、家の中に居るのでしたら、毛布1枚あれば十分です。あとは犬の身体が寒さに応じて、被毛の産生量・密度・寝かせ具合(肌との密着度)で、自律神経が整えてくれます。

恒温動物は、暑さ・寒さに適応して自律神経が整えてくれます。人間だって同じです。過度に冷暖房するから、自律神経のバランスが崩れます。夏バテなどはその典型的な例です。(犬は裸になれないので夏は冷房が望ましい)

ただ、冬場は室温が10度を切らないくらいにはしてあげたほうが良いでしょう。でも20度以上はそれもまたちょっと暑すぎます。


犬のしつけマニュアル&個別相談の案内ページへ

 


【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
運営者の写真
犬のしつけ方針