犬のしつけがQ&Aで分かる!

噛むトイプードルのしつけ方

pu.jpg m1.png1年2ヶ月半のトイプードルのオスです。

普通の時はバカがつくくらい甘えん坊で人にへばりついてるのですが、吐いた物を片そうとすると本気で噛んできます。そして吐いた物を食べてしまいます。後は台拭きを茶の間のテーブルの上等に置きっぱなしにしてて、それをくわえて逃げるので取ろうとすると噛みます。

確かに興奮すると本人はたぶん甘噛み?のつもりかもしれませんが、結構強く噛みます。人が歩くと付いて歩いて足首を噛みます。

そしてとにかくすぐに吠えます...。ムダ吠えと過度な甘噛み及び本噛みを直せないものかと思い、ご相談させて頂きました。


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トイプードル君の行動の全ては、主従関係の逆転の現れです。支配欲と権勢本能も強く出ています。

今回はやはり主従関係を取り戻す、積み上げていく方法を学んでいく必要があります。 ただし、それは単純な手法そのものが大事なのではありません。普段の何気ない接し方・・飼い主様ご一家の意識改革から始める必要があります。

犬はどういう人の言う事を聞きたいと思うのか・・どういう接し方をしていると主従関係が逆転してしまうのか・・そういった根本的なことから学んで、自分の感覚として身に付けなければいけません。 ですので普段の接し方を見直さないで、噛みグセを直す手法・・吠えを直す手法・・それらを上塗りしても意味がないのです。

 (余談ですが放し飼いは実はストレスになります。もちろん家族団らんや遊びの時間は放してスキンシップも取ってほしいですが、普段はケージ内に居させましょう。ケージ内に、四方と天井が壁になったハウス、トイレ、水ボトル・・これが理想です。ストレス・しつけ・安全、総合的に良いです。)

犬のしつけの全ての基盤は主従関係です。問題行動別の対処法はあくまで補助です。 まず、意味無くかまったり、気にかけすぎたり、甘やかしを一切止め、毅然とした態度を常に意識する・・オヤツや抱っこもいけません。それだけでも犬の反応は変わってきます。

そして犬の本能や考え方、主従関係を作る方法をもっと学んで、根気良く実践していただきたいのです。 プロトレーナーが使う短絡的な手法や、しつけグッズに頼ってはいけません。そんな単純に主従関係や信頼関係が積み上がるわけは無いのです。

ダメ犬ではなく、頭が良いから見抜いて言う事を聞かないのです。


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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
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