犬のしつけがQ&Aで分かる!

子犬のしつけ飼育のしかた

質問内容
この度、恥ずかしながら衝動買いで犬を購入してしまいました。家族も犬が大好きなので、衝動買いではありますが、いい出会いがあったので購入にいたりました。

初めての屋内飼いで小さな犬なので勝手がわからず、でもしっかりとした躾もして楽しく愛犬ライフをしていきたいと思っています。
 
・犬の犬種 チワワ
・年齢 2ヶ月 雄 他の飼い犬はいません。
・自分は一人暮らしアパート住まいです。
 ただ実家が自営業のため(自分も実家勤務)、日中は実家に犬を移動させています。
・父親・母親・祖母

・家と実家のケージ内環境はほぼ同じにしています(写真を撮れるものがないのでまた後日相談の機会に添付します(TT))
・犬が家にきてから10日くらいです
・散歩はまだワクチンが終わってない

・タイムスケジュール
8:00前後 朝食→職場に移動 →9:00くらいから実家のケージ内にて過ごす →19:00前後 ケージ内から出し運動→2回目のご飯(仕事の状況により実家であったり家であったり)
→22:00~24:00 ケージ内から出し運動→3回目のご飯 
といった感じです
 
・問題の内容
素朴で基本的な疑問なのですが、今まで子犬から飼育したことがなく屋内飼いの経験がないので、現状の子犬の時期に一日どのくらいかまい・どのようにかまってあげればいいのかわかりません。

現状一日のほとんどがケージ内で過ごしている状況です。遊ぶのは、ケージから出して部屋を走り回らせたり、クマの人形をこちらが持ち追いかけさせたりしています。

よって、本書に書いてある通りなでたり等いけないとわかっていてもやってしまいます。また、子犬が家に来たばかりで家族がかまいすぎている傾向にあると思います。
躾のことも、これから頑張っていこうと思っていますが、人の指を噛む癖があって、ペットショップの店員さんも「指以外のものを噛ませてあげてください」とは言うものの「じゃあ何を?」って感じです。

骨っぽい噛んでいいものを買ってきたのですが、よく見たら「生後1歳未満の幼犬にはあたえないでください」と書いてありすぐにやめました。

まだ始まったばかりで、焦ってはいけないとは思うのですが...
これからも、相談をいろいろと持ちかけると思いますが、よろしくお願いします。


返答内容もちろん子犬の「かまい過ぎ」はいけないのですが、かまう事がいけないのではないのです。「主導」でかまってほしいのです。

意味なくジロジロ見つめる声掛けナデナデ抱っこをするから、犬の視点に従属的に映り、関係を誤解されます。

そうではなく、「主導」で接すればスキンシップも取れますし主従関係も積み上がります。オテでもスワレでも何でも良いので、簡単な事をまず子犬に覚えさせて、子犬と接触する時はその指示を出して褒めてください。

指示で出来なければ、型で教えて褒めれば良いです。今はまず何でも良いので、子犬に何か覚えさせましょう。実用的なのはスワレ・マテです。

そして遊びの中にそれを混ぜ込めば良いです。まずボールで遊んで、子犬が興味を持ちだしたら、ボールを回収し次に投げる前にスワレ・マテの指示を出します。

出来たら褒めて投げれば良いですし、出来なければ型と指示音とジェスチャーで教えて、褒めて投げれば良いです。

今は、まだ子犬の月齢が幼すぎるので本格的なリーダーウォークは無理ですので、そういった遊びの中で主導性を示し物事を教えていけば良いです。

普段接する時・遊ぶ時はそのようにしてください。また子犬で幼いほど、仰向けは遊び感覚で受け入れやすいです。無理しないで、ボール遊びの中で時々一瞬ひっくり返してみることから徐々に強化していってください。

今はとにかく遊びながら少しずつ慣れさせる・教えていくことです。ご両親にも、そのように接するように教えてください。

ただし、遊び過ぎないで2・3時間に10分程度で良いです。子犬は、まだ骨格がしっかりしていない月齢ですし、頻繁に睡眠が必要な時期です。

また滑りやすい床や、長い距離を全力疾走させるのは厳禁です。狭い部屋や囲いの中でコロコロ転がしてコング遊びをしてください。チワワは膝が弱く脱臼しやすいです。

ご実家に預ける際は、クレートハウスがあったほうが良いです。ベッドや毛布も同じにして、それに入れてご自宅とご実家を往復させれば、子犬も安心できますし、設備も節約できます。トイレも持って行った方が良いです。クレートハウス・毛布(ベッド)・トイレの3点セットは同じ物にしてそれごと移動させてください。

各々の場所で物を買う必要はありません。サークルは持ち運びが大変なので、安い物を2セット用意されたほうが良いです。

子犬の噛み癖は、しっかり口閉じで叱って良い型で褒めて教えてください。親犬ならば、もう生後1か月過ぎたら教え始めています。本来は、親犬が教えなければいけない時期に引き離され人間と暮らしているわけですので、親犬と同じように、毅然と一貫して淡々と教え続けないといけません。

物で釣ろうと考えないでください。代替えのオモチャで気を引いたり、オヤツで釣ったりはいけません。親犬やリーダー犬は、物など使わず淡々と教えて直しているわけですから、ちゃんと理解できる動物なのです。

物の効果で表面上の結果を出していると、犬との関係作りができているかのような錯覚に陥ってしまいます。これが最も怖いことなんです。

骨型ガムについては少し大きめのサイズを買うと良いです。子犬の消化器官がまだ弱いので、皮ガムは1歳以上で・・という表記のものが多いですが、大きめのサイズを買うと、厚みがあるので子犬では噛み切れないので大丈夫です。

万が一食べてしまっても、ゴムやプラスチックのオモチャよりは安全です。少し大きめのペットショップに行けば、パピー用の骨型皮ガムもあります。

まずは物に頼らず、噛み癖は一貫して教えることです。犬は狩猟動物として、破壊癖も必要な本能としてもっています。それは皮ガムで発散させてあげれば良いですが、指を狙って噛んでくるのは教えないといけません。コング遊びで発散もさせてください。

今回はご両親がカギを握っています。しっかり説明して、甘やかしやチヤホヤし過ぎないこと、主導して遊ぶこと・・その中で物事を教えていくこと・・徹底してください。

では、頑張ってください(^-^)


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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
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