犬のしつけがQ&Aで分かる!

犬に長い留守番をさせる罪悪感とウンチまみれのしつけ

質問内容
堀川様、早速お返事をいただきまして、ありがとうございます。
すぐ返信をいただけたけて、驚きました。
逆にこちらの返信が遅くなってしまい申し訳ありません。

堀川さんのメールを読み、この先ちゃんといい子に育つのだろうかという不安が減りました。ありがとうございます。

そこで、さらに質問させてください。

早速あお向け固めをやり始めました。
これは、吠えた時、噛んだ時に等、叱る時にするとよいと本書にか書かれておりましたが、シッという音と口を塞ぐ合図はあお向け固めとどう両立していけばよいでしょうか。

まずはあお向け固めで私が上位だということを認識させなければ、シッという合図も無視されるのかな、と思っております。

また、別件ですが、

我が家は平日約12時間のお留守番をさせなければなりません。

そんな家庭状況のなか、犬を飼うなんてありえない、という批判をインターネットで目にし、こんな自分が犬を飼うなんてことをしてはいけなかったのかな、しかも人間が大好きなゴールデンを・・・と思う時があります。

ただ、そんな環境でもワンちゃんをきちんと育てたいという思いがあります。

メールの返信でもありました通り、一緒に寝るのはやめて、1人の時間を過ごすのに慣れさせ、ギャップを少なくしてストレスが軽減されるようにしなければ、と改めて感じました。

現在抱えている問題として、お留守番の間にウンチをし、目が覚めて私たちが居ないことに対して、ゲージの中を歩き回る、柵に飛びかかる、吠えるなど、ゲージ内で暴れ回り、ゲージ内がウンチまみれになります。
たまに食糞もしています。

こんな汚い中に何時間も閉じ込めていることが、とても可哀想でなりません(そういう環境を作っているのは自分なのですが・・・)

せめて、ウンチまみれにならない環境でお留守番をさせたいのですが、あお向け固めや、4ヶ月辺りから始められるリーダーウォークによってゲージ内で興奮しないようになりますか。

また、クレートも設置することは、ウンチまみれ対策にもなりますか。

お留守番という、罪悪感のあることをなかなか相談できる場がなく、堀川様にお話した次第です。

何卒よろしくお願いいたします。


返答内容
頑張っておられますね(^_^)

もし仮に犬と24時間一緒に暮らしたとても、ずっとベタベタしていることはありません。

犬は犬で気ままに過ごしたり、寝ていることもあります。

犬は人と生活サイクルが違いますので、いがいと頻繁に寝たり一人遊びしたりを繰り返しています。

皮ガムや歯磨きロープがあると、一人遊びも覚えますし、老犬近くなってくるとまったり過ごす時間が増えますし、家族が居る時間帯とメリハリを上手に作れるようにもなります。

留守番の時間は、犬の寝る時間・休ませる時間ととらえ、一緒に居る時はたっぷり運動・遊んだり団らんしてください。

ですので、悲観したりご心配されたりすることは一切ありません。


ただし、先日も申し上げた通り、今の月齢はあまりにも幼すぎます。

まだ温もりが必要な時期ですし、消化器官が未熟ですので、食事も柔らかい物を複数回に分けたいです。トイレもキレイにしておきたいです。

そうなりますと、やはり12時間は長いです。

できれば、せめて生後6カ月までは、お二人のどちらかがお昼にいったん帰宅できればと思います。

もしくは、お近くに住む親族・友人・知人の力をお借りしたり、経済的に少し余裕があれば、ペットシッター・ホームヘルパーさんも良いです。


他には、ケージ内の寝床側とトイレ側を半分程度区切るという環境にしてあげると、ウンチまみれになる確率は減ります。

http://osiete-wanwan.com/img/p24.png

↑図で言うと↑こんな感じです。

ただし、トイレのしつけ(場所の覚え)が定着していないと、トイレまでたどり着けずアチコチで漏らしてしまいます。

また、寝床をきちんと定着させるためにも、安心できる環境作りとしても、クレート&ベッドがあったほうが良いかもしれません。

夏場ですと暑いので逆に教えにくいのですが、幸いこれから寒い冬に向かう時期ですので、クレート&ベッドの教えは定着しやすいと思います。


>あお向け固めや、4ヶ月辺りから始められるリーダーウォークによってゲージ内で興奮しないようになりますか・・

↑これ自体は関連性はあまりありません。月齢・年齢・慣れのほうが大きいです。

ただし、しつけの要素も影響します。普段ベタベタ・チヤホヤし過ぎな場合、留守番時はギャップが大きすぎて苦しくなりますし、人の気配に過敏になりやすいからです。


>シッという音と口を塞ぐ合図はあお向け固めとどう両立していけばよいでしょうか・・

↑無理に両立を考えなくて大丈夫です。

・あお向け → 主従関係を誤解させないために

・注意音(指示音)+型作り → 悪い行動を止める・良い行動の直接の教え方

というふうに主な役割があります。


それでは、またQ&Aを熟読いただきながら、
頑張って続けていきましょう(^_^)


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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
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