犬のしつけがQ&Aで分かる!

一人暮らしで仔犬を迎える準備と飼い方の環境

質問内容初めまして、近々仔犬を迎えようと堀川春広さんの書籍を購入させていただきました。

以前実家でゴールデンレトリーバーを飼っていたのですが、オヤツで従わせるのではなく私自身を尊敬して従って欲しかったので躾はおやつなし、ご飯もドライフードのみで嗜好品は骨ガムのみ。

スキンシップは仰向け固定させるのと、構うにしても必ずコマンド後に撫でる。など、実際に行っていて効果を感じていた手法が理論的に詳しく書かれていて、本当に感動しました!

実家でのこの教育方針を犬を飼う身近な友人たちに話すと、スパルタすぎる!とか、オヤツもないし我慢ばかりで可哀想!なんて支配的なの!と批難されていました(苦笑)

しかしその友人達はオヤツをあげ可愛い可愛いと撫でまくった結果、愛犬の問題行動に悩まされているので、なんだか腑に落ちなかったものです。

今回このような犬を犬として尊重した躾の書籍に出会えてとても嬉しく思います。


まだ飼ってもいないのに早速相談というのもお恥ずかしいですが...
この度、初めて1人暮らしで犬を迎えようと計画しています。
大体の方針は堀川さんの書籍とHPで掴めましたが、まだ細かい面で不安な面もありますので1人暮らしでの仔犬の迎え方についてアドバイスよろしくお願いします。


・迎えようとしているのはスタッフォードシャーブルテリアもしくはフレンチブル
・ブリーダーから購入します
・最低でも生後60日以降に引き取り予定
・オスかメスかはまだ決めていません
・仕事は平日は22時~朝5時、土日は17時~0時
・休みは不定期
・20後半、女性、1人暮らし

スタッフィーとフレブル、この二種に憧れていました。

「スタッフィーもフレブルも他の犬種よりも孤独に弱く留守の時間が多いとストレスで問題を起こしやいため1人暮らしに不向き。特にスタッフィーはフレブルよりも闘犬由来の気質が強く、フラストレーションを溜めた場合非常に危険」との話を聞き、諦めかけていたのですが会社から徒歩1~2分の場所に社員寮があり、社長から平日に限りその空き部屋にクレートとケージを置いて犬を留守番させてよいとの許可を貰えたので、犬を迎えたら、一緒に出勤→社員寮のクレートで留守番→手が空いた時にトイレ・ご飯・水交換をしに様子を見に行く→退勤時に迎えに行って一緒に帰る、という形を取るなら飼えるかも...と、仔犬お迎え計画を着々と進めています。


留守番の躾といえば、帰ってきてすぐは犬を無視し自分の事を優先し、その後落ち着いてから犬の世話に移る、というのが定説ですが、この様に勤務中様子を見に行くとなると、短時間しか見にいけないので犬の世話をするにしても犬の興奮が収まるまで待っていられない事が予想されます...。

勿論世話だけこなす事に集中して仔犬は無視、時間的に余裕があればコマンドトレーニング後褒めてコミュニケーションを取る方針でいきたいと思いますが、それでも後々要求吠えや自宅で留守番する場合に悪影響が出ないか少し不安です。

この様に、勤務中様子を見に行く場合のコツなどありましたら教えていただけると嬉しいです。

また、この形でも飼育するにはコミュニケーション不足になってしまうのでしょうか...?

飼うからにはしっかり主従関係をとって幸せにしたいので、一緒にいれる時間はしっかりと躾けて犬と向き合いたいです。

しかしながら、闘犬ルーツの犬種を飼育するのは初めてなので、先ほどの1人暮らしには向かないという話で不安もあります...。工夫をすれば1人暮らしでも闘犬ルーツの犬種を飼育するのは可能でしょうか?

よろしくお願いします。

 

返答内容

今回はかえって、ご勤務形態が犬を飼う面としては良かったです。

犬を夜寝かしつけて、犬が寝ている時間にお仕事をできるからです。

ですので、犬は社員寮には連れて行かなくて良いですし、さらに言えば連れて行かない方が良いです。

犬は環境の変化にとても敏感です。表情が人間ほど豊かでなく、興奮でシッポを振るので一見嬉しそうに見えるのですが、実はとてもストレスを受けています。

犬は怒ったり緊張していてもシッポを振ります。一般的に犬が嬉しそうに見えるのは、興奮の要素です。

ですので、犬の居場所は固定してあげて、コロコロ変えないことです。

また、夜の時間帯にチョコチョコ見られたりされると、かえって落ち着いて寝れないので、夜は犬を自宅で寝かしつけて、そしてお仕事に行かれれば良いです。

クレートには毛布を掛けて暗くしていきましょう。電気を消しても犬は暗視力が高いので普通に見えています。クレートには毛布を掛けて目隠しし、巣穴感覚にしてあげてください。

冬はそれで良いですが、鉄筋コンクリートの部屋では、夏場は夜の方が危険です。昼に受けた熱が、夜になって伝播して部屋が暑くなるからです。

木造なら窓を開け扇風機で風の流れを作る・・・鉄筋コンクリートの部屋ではエアコンを付けるようにしてください。

>工夫をすれば1人暮らしでも闘犬ルーツの犬種を飼育するのは・・
>この形でも飼育するにはコミュニケーション不足に・・

↑かえって気にしてはいけません。

こういう先入観があると、「一緒に居る時間にアレコレたくさんしなければ」と焦ってしまって、それが留守番時とのギャップになってしまうのです。

お一人暮らしで犬を飼おうと思われた時点で、もうハンディはあるわけですので、結果が出るまで時間がかかったり問題が起こりやすいことはもう受け入れて、日常でのギャップを作らないことを意識してください。

子犬が家に来た瞬間から、犬のしつけは始まっています。特に最初の一週間は要注意です。ケージから出したりもしないで、エサ・水・トイレの世話だけして、あとはかまわないことです。(コマンドの教えなどもまだしない。排泄時の音の関連付けだけしましょう)

犬は、新しい環境で緊張興奮しています。ここでチヤホヤしてしまうと、興奮があおられて激しいストレスになってしまいます。

そして、最初の接触が基準値になってしまうので、癖になって要求吠えなどにつながります。留守番とのギャップも大きくなりますので、ストレスが増します。

ただ、もちろんまだ犬が幼く、もともとは群生が強い動物ですので、孤独は良くないです。

なるべく家には居てあげて、姿は見せて安心はさせてください。でも放し飼いやベタベタはしない・・・ということです。

一週間経ったら、獣医さんのところで健康診断をしてもらいます。※その前に咳などがあったらすぐ病院へ行ってください。コホコホしたり鼻水が出ていないか、しっかり観察はしてください。ジロジロ見ないで、鏡に映したりすると良いです。

そして少しずつスキンシップ兼、簡単なコマンドの教えをしていきましょう。

子犬期ならば、スワレ・マテだけでも十分です。コング遊びの中で、型を作ってあげて指示音ジェスチャーの関連付けで褒めて教えていきましょう。

そうすることで、物事も覚えるし、遊びも自然と主導型になります。

はっきり申し上げますが、子犬期は色んな問題が出てきます。それは自然なことですので、あせって急いで強引に直そうとしたりしないで、大きな気持ちでやるべき事はやりながら成長を待ってあげないといけません。

本書・Q&Aや私のアドバイスを受け、それを完璧に準備して実行したとしても、なにかしら問題は出てくるものです。

しばらくはそういう覚悟の上で、心の準備をされていた方が気が楽です(^-^)

もちろん、間違った意識ややり方で、問題がひどくならないように予防はしていきましょう。

Q&Aサイトでは、子犬に関する記事も山ほどありますので、全体的に熟読していただいて、準備しておきましょう。

まずは最初の一週間です。健康第一で、しつけ面ではかまわない事・・・排泄時の音の関連付け・・・

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社員寮には連れていかない方が良いとの事で安心しました!

また、勤務時間を就寝時間とさせる場合、飼い主の就寝時間とギャップが出てしまいますが、そのギャップは何も問題ないのでしょうか?

例えば仔犬が17~0時または21時~5時まで寝たとして、私は大体6時~14時、9時~17時くらいに寝ます。

寝ている7~8時間の間、子犬は起きている状態になりますが、社会化期に放置時間が長すぎるのが心配です。

できれば、生活リズムを合わせたいとおもったのですが...
そこも気にしなくて問題ないですか?

構いすぎない事が大切なのは理解できますが、あまりにも放置する時間が長すぎる気がします。堀川さんの理論でいけば、それでも人間主体で行くのが正解だとは思うのですが...

1人暮らしでは飼うなという意見が大半で、飼えなくはないが犬の幸せを考えると無謀であると一般的に言われて居ますが、1人暮らしでも信頼関係を作り犬とベストパートナーになれる人も居ます。

1人暮らしで犬を飼う事に対しての堀川さんの考えを教えていただけますか?

 

返答内容

子犬は、ほとんど1日中寝ていると思って良いです。

人間側がチヤホヤしたり、放し飼いをしたりするから、子犬は興奮して眠れないのです。

本来はたくさん睡眠が必要です。

子犬は本来、ほぼ1日寝ていて、時々断続的に起きて遊びます。成犬でも、静かな環境下ではそれに近いです。

実は、人間と違って、犬にとっては昼夜の区別はほとんどないのです。動物は全般的に暗視力が高いので、夜の暗さでも普通に見えています。

他のイヌ科の動物も、多くは夜も狩りをしたり活動的です。

ですので、本当は飼い主さんが寝る時間は何時でも良いのです。そもそも犬と人間の睡眠形態が違うからです。

犬は数時間寝て少し起きて活動・・また数時間寝て少し起きて活動(もしくは寝ているというよりは非常に浅い眠りでマッタリ休んでいるイメージ)を細かく繰り返しています。

人間のように「半日寝て半日起きている」という生活リズムではないのです。

ですので、今回はなるべくご負担が無いようにアドバイスしたわけです。


本当の理想論を言えば、常に家に誰かがいて、トイレをマメにきれいにし、健康状態を観察しながら、しつけも常にしていく・・ということが理想です。


ですので、本来ならばご実家にあずけるのが最良です。ですが、飼い主さんご本人としたら寂しいわけです。職場に連れて行きたいというのも、心配な心理があるのと同時に、飼い主さんも寂しい心理があるからです。


それでも、一人暮らしで「なんとか両立したい」ということでしたら、ご自分の睡眠形態を犬に合わせることです。

「そんなのできない。でも子犬の社会化もしたい。放置はしたくない。」ということでしたら、それも矛盾になってしまいます。

お一人暮らしで犬を飼う以上、どこかで犬を孤独にさせる時間が来るわけです。夜お勤め先に連れて行ったとしても、自分が昼間に8時間寝て犬をかまわなかったら、孤独は同じことだからです。

先ほどお話したように、犬と人間の睡眠形態・生活リズムが根本的に違うからです。

お一人で頑張るならば、例えば、

・朝、家に帰ってしばらくしたら、遊び・散歩・しつけや子犬のゴハン。
(帰宅後すぐにかまったり与えないこと。癖になると、帰宅前の早朝から要求鳴きが始まるため。)

・お昼すぎまで寝る(子犬も寝ます)

・お昼すぎに子犬は起きて排泄します。飼い主さんもここでいったん起きてください。トイレを片ずけ、ゴハンです。軽い遊びや、しつけもしてください。

・夕方まで寝る(子犬も寝ます)

・夕方もしくは夜起きる。子犬も起きて排泄します。遊び・しつけ・散歩などして子犬のゴハンです。

・夜寝かしつけて、出勤・・・

というサイクルです。

夜寝るまでに、しっかり遊び、運動散歩をさせて、心地よい疲れを作って深い眠りに入らせることです。ゴハンも遅めにしましょう。そして夜中に排泄しなくても良いように、夜寝る前にオシッコ・ウンチさせておくことです。

そうすれば、子犬が早朝に起きてお腹が空いて要求鳴きしたり、ウンチまみれで鳴くことが防げます・・・

 

 


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