犬のしつけがQ&Aで分かる!

子犬のしつけ飼い方の環境

質問内容
初めまして。子犬を飼うのは初めてで、しつけも手探りなのですが、フードやオヤツ無しで主従関係でしつけるというコンセプトに惹かれ、テキストを購入して今日からがんばってます。

いろいろとお聞きしたいこともありますが、まずは3ヶ月子犬の何からしつけるのか、現状で悪いところはないのかというあたりから、少しずつアドバイスがもらえればと思いメールしてみました。よろしくお願いします。


・問題の内容
3ヶ月なのでお散歩に向けてお座り・待て・来い・つけの練習がしたいが待てない・来ない。
ハウスと言っても入りたがらない。
自分の思い通りにならないと噛む(特におもちゃを投げて遊ぶ時取ってくるけど渡さないで、う~と唸って取ったら噛む)

・愛犬の犬種
トイプードル 3ヶ月 雌

・ご家族全員の年齢 性別 一緒に居る時間
夫 44歳 男性 3時間程度
私 45歳 女性 14時間程度
長男 15歳 男性 4時間程度
次男 12歳 男性 4時間程度

・過去の接し方と、一日の流れ ※①~⑥を必ずお知らせください
【ポイント】(※本書を読む前の、以前の状況を正直にお知らせください)
①どういうタイミングで、どういう「スキンシップ」をされてきましたか?
基本的には飼い主の(主に私)の都合でランダムにリードなしで居間に出す。(今はサークルから出すときにはリードをつけて、リードはなるべくひっぱらずに付けたまま引きずって遊ばせてます)

その後フードを使ってお座り・伏せ・待ての練習とおもちゃを投げて取ってくるようにとか紐の引っ張り合いとかで遊ぶ。

1日に1回歯磨きガムを与えながらスリッカーブラシとコームでブラッシング。

自分から腹を出して寝転ぶのでその時にはいろんなところに触ってならしてました。

②どういうタイミングで、どういう「遊び」をされてきましたか?
日中は私一人なので、子供が学校に行く前と午前中の2回程、午後からは2~3回、夕食後2~3回細切れに上記のような形で遊んでました。

③どういうタイミングで、どういう「しつけ・褒め方・叱り方」をされてきましたか?
子犬のしつけは、ご飯をあげる時に(手から与えてました)お座り・伏せ・待てを褒めるときは、出来たときに頭をなでながらオーバーアクションで叱ることはあまりせず、悪いことをしてるときに「ダメ」と言った後他に気が向くように釣る感じで。

④オヤツ、抱っこ、ナデナデ、声かけなどされてきましたか?
おやつ・なでなで・声かけはトイレが出来たとき、クレートに入るときは大げさに。
基本クレート+サークル内に居るときは声はかけません。
抱っこは毎朝 覆布を外したあと10分くらい膝に乗せてなでてました。


⑤散歩は何分、どんなやり方でしたか?
現在2回目の予防接種が終わったばかり(12月17日)なので外に出る時は抱っこかクレート(小)です。先日友達の家に(トイプードルとキャバリアを飼っている)連れて行き一緒に遊ばせました。(獣医さんに予防接種を確実に毎年受けていてあまり外部と接触していない信頼のおける家犬のところであれば連れて行ってもOKと確認をとりました。)

⑥一日のタイムスケジュールはどんな流れでしたか?
6:00 起床 覆布をとって10分くらい膝で抱っこしなでる
7:00  クレートから出し遊ばせる(1時間くらい) リードなし
12:00 までの間に1~2回 (30分程)遊ばせる リードなし 
までの間にごはん(遊ばせながら手から)
13時~16時  までの間に 上に同じく1~2回 遊ばせながらごはん
19時~22時  までの間に 上に同じく1~2回 遊ばせながらごはん
22時~23時の間に就寝 覆布をかけて暗くする

・愛犬のハウス周りの構成、環境など
写真添付しました。


返答内容今の子犬の月齢では、知能の限界がありますので、まったくあせる必要はありません。ただし、間違った接し方もいくつかありましたので、ご指摘いたします。

知能の低い子犬と言えど、自然淘汰の中で生き残ってきた本能と感覚は鋭く持っていて、その本能の視点で私達人間をクールに見て判断しています。

特に、子犬が家に来た数日間、「可愛い可愛い」でチヤホヤ世話をしてこなかったでしょうか。犬は最初の数日間でもう、その人との基準値を作ってしまいます。

野生の犬の群れでは、リーダー犬の子犬は、周りの成犬達に特別扱いでチヤホヤされます。子犬はその接し方を受けて、自分の優位性を感じて、そしてそれが当たり前のような振る舞いをするようになっていきます。

「特別扱い」とは、意味の無い声掛けナデナデ抱っこにオヤツ・・です。

下位の犬は、上位やリーダーにすり寄ってナメナメ挨拶してきます。猫なで声でナデナデ・・はそれと同じことをしてしまっています。

犬同士では体を合せる時に、必ず上位やリーダーが下位の犬の体の上に乗ります。つまり、体位が関係を表しているのです。マウンティングも飛びつきも同じ意味を持っています。だから抱っこを誤解する犬がいます。

オヤツは栄養バランスが崩れていますし、いずれ好き嫌いを覚えてドライフードを食べなくなります。そしてオヤツで釣って(しつけグッズも同じ)行動させてしまうと、あたかも犬との関係が良いかのような錯覚に陥ってしまいます。これが最も怖いことなのです。

上記のような状態では、どんなに優れた犬のしつけ手法を使っても、叱っても褒めても、犬は何とも思わないわけです。

かと言って、犬と接することが悪いのではないですし、接しなければ物事も覚えられません。いつでもどこでも「主導」で接してください。

ちょっと犬をかまいたければ、意味なく抱っこにナデナデではなく、オテでもスワレでも何でも良いので何か指示を出し行動させ、出来たら褒める・・出来なかったら型で教える。

という接し方なら楽しくスキンシップも出来ますし、物事も覚えて、主従関係も保てるわけです。

チヤホヤ世話を焼き過ぎない、毅然な態度を一貫する、常に主導する・・まずはこの意識改革から始めてください。

犬は相手の毅然さや主導性を認めれば、指示行動はシンプルな方法でちゃんと覚えてくれます。オヤツなど要りません。

悪い型を止めて、良い型を取らせ、そこに指示音やジェスチャーを関連付けしながらポンポンで褒める・・・何度も何度も繰り返します。知能の低い子犬ならなおさらです。

シンプルで良いんです。そのほうが分かりやすいのです。淡々と毅然と続けることです。

>う~と唸って取ったら噛む・・

↑唸っても噛んでも一貫して叱って教えてください。「ダメ」と厳しく伝え、ボールを取って、犬の口を手で閉じます。そして叱って終わりにしないで、その口閉じした良い型を取らせながら「シ~」の指示音を関連付けながらポンポンで褒めてください。

褒めたらすぐ口を解放して、また手を見せてください。また噛んできますので、再度「ダメ」と・・・ひたすらこの繰り返しです。

何度も続けると、手を見せてもボールを取っても、唸ったり噛んだりしない瞬間がきますので、そこでしっかり褒めて何度も反復してください。

「シ~」音にするのは、将来の吠え癖にも同じ教え方で対応できるからです。褒め方は、大げさや猫なで声でナデナデはいけません。従属的なのと、犬に余計な興奮をあたえてしまいます。

>リードはなるべくひっぱらずに付けたまま引きずって遊ばせてます・・

↑良いですね。もう少ししたら慣れてきますので、リードを持って一緒に歩いてみる・・また遊び・・また持って歩く・・ということを繰り返しながら少しずつ、リードを付けたまま人間と一緒に歩くことを練習して、お散歩デビューの準備をしましょう。

>外に出る時は抱っこかクレート・・

↑抱っこは止めてください。癖になって、自分の足で歩くのを嫌がるようになります。雨の当たらない、人や犬が通る良い場所を見つけたら、子犬にリードを付けて自分の足で立たせてください。そこに居ながら、通り過ぎる色んなタイプの人や犬や鳥や車などをたくさん見せることです。

>紐の引っ張り合いとかで遊ぶ・・

↑引っ張りっこ遊びは止めましょう。対面しての力比べになるので対抗心が強くなり、人間の服を噛んで引っ張る癖が付きやすいです。主導性もないので、遊びとしてはおすすめできません。主導型のコング遊びの方が良いです。

>自分から腹を出して寝転ぶのでその時にはいろんなところに触って慣らし・・

↑子犬の時期はやりやすいので、今のうちにゴロンの指示音やジェスチャーをしっかり関連付けしながら褒めて、指示で出来るようにしましょう。

お写真を拝見すると、サークル(ケージ)の外にクレートハウスがあるようにお見受けしました。そのクレートの大きさなら、サークル内に入ると思いますので、居れた方が犬は安心できます。それを外出時に持って行けば、犬はお出かけ先でもより安心できます。

まだまだこれから子犬は大きくなっていきますので、そうしたら、もう少し大きなクレートにして、サークルの柵の一面を外して、その面にクレートの出入り口をヒモで縛って合体されると良いです。

では、以上のようにしばらく続けてください。
頑張りましょう(^-^)


 


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