犬のしつけがQ&Aで分かる!

子犬のしつけや行動などいろんなお話アレコレ

m1.png
いつも本当に、ありがとうございます。堀川さんのメールが届いていると、なぜかホッとしている今日この頃です。(3か月のチワワ)
 
ワクチン3回目の翌日、ついに・・・。「あお向け固め」を真剣にやらせてもらいました!怖かったぁ~!
手袋をしてやると、真剣に向き合ってない感があったので、どんな状態になろうともひるまず、とにかく
犬が脱力して、負けを認めるまでは一度やってみようと思いチャレンジしてみました。

案の定、物凄い抵抗にあい、まるで狂犬でした。5分くらい格闘したでしょうか?ついに、初めて脱力を感じることができました。小さいのに、物凄い力でしたよ(^_^;)
 
でも、それから・・・少しずつ変化の兆しが出てきました。「あお向け固め」をしても、短い時間ですぐに観念するようになってきたのです。

で、噛んだ時は、上下合わせて口を閉じるのは難しいので、どっちか上顎か下顎を「ダメ!」と言い、ちょっと噛まれながらもつかんでキープするようにしたら、「キャイン」とかわいそうな声を出しますが、噛み→甘噛みに変化してきています。

鼻を私の手にちょんとちょんとつけなけながら、軽く噛んでは離れ噛んでは離れを繰り返し、前のように本噛みはしてこなくなりました。
 
ただ、リードをつけるのはやはり嫌なようで、かなり抵抗しています。「リーダーウォーク」はなかなか上手にできません。

ひっぱりっこになってしまい、ゴロンゴロンと転がり、リードを離そうとかなり抵抗して来るのです。リードをつけながらの、コング遊びは相変わらず、興奮スイッチで、コング遊びはやっていいのか?悪いのか?って感じになってきています。
 
外への散歩に連れ出すと、これがまたペロペロと人の手を舐め、可愛いったらありゃしません。どうして、外ではこんなに素直なんでしょうか?リードを付けて、外に散歩をするようになれば少しは変わってくるんでしょうか?
 
ここからは、嫁姑関係の問題なんですが、やっと昨日・・・義母に堀川さんの「犬と家族の絆」を読んでもらいました。

たぶん、読んでくれたと思いますが・・・。基本的に自分が強い人なので、私がリードを付けて、コング遊びやリーダーウォークをしていると、
「あまり、いじめすぎると意地の悪い子になるわよ。」
「私がやった時は、すぐに「あお向け固め」をしても静かになったわ。こちらが静かにやれば、大丈夫よ」
と言って、しょっちゅう犬に「どうしたの?」とか声掛けをしています。ケージ外ではリードは付けてくれてますが、声をかけながら、「こっちよ!いらっしゃい」のような感じでやっております。
 
そういうのを見ていると、ついこちらも気持ちが折れそうになりますが、とりあえず、一人でも怖い存在として、嫌われるのを覚悟で厳しく接しております(^_^;)
 
それから、例の骨ガムを与えてみました。固いし、小型犬用ではありましたが、かなり犬には大きくて、最初は持て余しておりましたが、だんだんと噛み出して、気に入ってるようです。これは、ずっと、ケージの中に入れっぱなしでも大丈夫ですか?
それとも、お留守番用としての使い方の方がいいのでしょうか?
 
あと、「トイレ」について、質問があります。トレーナーの方から、トイレでおしっこやうんちをした時に、ご褒美にケージから出すように言われて、そのタイミングで出すようにしたところ、だいぶ双方がタイミングがわかってきて、出してあげる機会が増えたのですが、これはずっとやり続けてもいいのでしょうか?あくまでも、トイレですることを学習するために、そうすると思うのですが・・・。
 
今日、ちょっと目を離したら、おしっこをした跡があったので、出してあげようとしたら、外に出てこないのでおかしいな?と思ったら、
おしっこをしていて、終わったら出てきたんです。成長しましたねぇ~(*^_^*)
 
抱っこで散歩に連れ出すようになり、ご近所の先輩方とお話しをする機会が増えたのですが、外ではそれなりにちゃんとお散歩しているワンちゃん達も、多かれ少なかれ問題があるようです。

おうちだと、ちょっとした物音でよく吠えるらしいし、リードがやはり嫌でお散歩の後にオヤツをあげるようにして、連れ出したりしているとのこと。本当に犬を飼うのは大変なんですねぇ。

家の犬は比較的噛むこと以外、鳴いたり、吠えたりはしませんが、娘が楽器を演奏したりすると「遠吠え」のように「ワォ~ン、ワォ~ン」と鳴きます。
これは、歌っているんですか?悲しそうにも聞こえますが・・・。
 
今のところ、こんな進捗状況ですが、何か問題はありますでしょうか?何度もすみません(^_^;)
 でも、堀川さんのメールが励みになっております。よろしくお願いいたします。


m2.png叱るだけで終わらず、必ず良い型をとらせて褒める・・行動を常に主導する・・遊ぶ(主導で)・・体罰威嚇をしない・・これであれば関係は崩れませんので大丈夫です。毅然と続けておられるようですので良い調子です。その調子で頑張ってください(^-^)

ただし、まだ子犬で知能が低いので、結果を求め過ぎてムキになり体罰的になったり、威嚇にならないように気を付けてください。意識は素晴らしいですので続けてください。必ず犬に伝わっていきます。

リードですが、まずはいきなり本格的なリーダーウォークよりも慣れることを優先し、ケージ外では常に付けたり、リードを付けたままゴハンを食べさせるようにするなど、まずはリードを嫌がらず付けるようになる・・ということをクリアさせましょう。

急に辛いリーダーウォークが犬の印象に残ると、リードそのものに拒否反応を起こします。まずは今は慣れることから徐々にです。

お母様については、いずれ分かってくれますから、言うことだけ言って、あとは気にしない方が良いです。犬が「この人は従属的で頼りない・・」と感じれば、お母様の言う事も聞かなくなりますし、お母様に向かって吠えたり噛んだりします。それでやっと分かるのです。

一番難しいのは、まったく犬に関心がない・・犬が嫌い・・というご家族が居る場合です。

骨ガムはご褒美でもオヤツでもありませんので、いつでも気晴らしや退屈しのぎに噛めるように入れっぱなしで良いです。

> トイレでおしっこやうんちをした時に、ご褒美にケージから出すように・・

↑何の教えでも、褒めるご褒美は必要です。ただ、褒め方も統一された方が良いですし、犬は「今している現行犯」でないと、褒めても叱っても理解できないので、ケージから出すのに数秒経ってしまうよりは、ケージの上から手を入れ、トイレを指差しながら「チチチチ」の音を関連付け、犬をポンポンして褒めた方が良いです。

それなら他のしつけの褒め方と同じになりますし、「犬が今していること」に対して時間差なく褒められるので、そのほうがよほど効果的です。

それと賢い犬ですと、「オシッコするたびにケージから出られる」・・と学習し、吠えて催促したりオシッコを小出しにするようになります。

ですので私は、ケージの上からでも時間差を空けずに、場所と音の関連付けもしつつ、すぐに褒めます。出すことはしません。褒め方そのものも、スワレやコイなどと同じに一貫できます。

> ペロペロと人の手を舐め・・・

↑他人の手を舐めるのは、嬉しさではなく自分の緊張をほぐすためのストレス行動です。(人前でのあくびもそうです)。犬は少し緊張して困った場合はこうします。あまり知らない人に自由に触らせない方が良いです。シッポ振りも嬉しさではなく、緊張興奮の証ですので、シッポを振って嬉しそうに見えても急に「ガブッ」、と噛み付く・・・という場合があるのでご注意です。

飼い主さんがスワレ・マテで首輪をガッチリつかんでいる状態で、軽く触れてもらってください。女性や子供の甲高い声でキャーキャーいじられると、犬のトラウマになる場合もあります。

最初は、手をグーで握り、犬の目線よりもかなり低い位置から臭いを嗅がせるつもりでゆっくり近づけ、少し慣れたら下アゴをカリカリやポンポンしてあげると犬が怖がらないで良いです。

私は他の犬を触る時は、必ずしゃがんで先ほどのようにします。「チュチュチュ・・・」と口を鳴らしながらすると、怖がりな犬も興味を持って近づいてきてくれます。

他人や犬に吠えたり噛んだりする犬は、怖がりなんですね。慣れていない社会化不足なんです。そういう犬は噛み付くか逃げるかどちらかです。できるだけ犬をリラックスさせる接触にしましょう。

> よその家のワンちゃん達も、多かれ少なかれ問題があるよう・・・

↑もちろんです。「隣の芝生は青く見えます」(笑い)・・・いえいえ笑い事ではなく、抱っこやオヤツ、放し飼いにしているご家庭も、「実は噛み癖がひどくて・・」などというご家庭が少なくないです。マレに素性の良い子はそれでも問題ないですが、それはマレであって、悪くなってから直すのは本当に辛く大変です。

> 楽器を演奏したりすると「遠吠え」のように「ワォ~ン、ワォ~ン」・・

↑「なんか嫌だな~あ~も~止めて~」と思わず声に出してる場合もありますし、群生行動として同調している場合もあります。例えば救急車のサイレン音や、「ジャパネットたかた」の社長の声(ご存じなかったらスイマセン)のように特有のトーンや周波数に反応する犬はいます。(もしかしたら遺伝子の本能がそうさせている場合もあるかもしれません)。

家族やご近所迷惑にならないようなら、そのままでも良いですが、私なら吠え癖がつかない早いうちに口閉じで止めさせるように教えます。

では、今日はそんなところです。
また頑張って続けてください(^-^)


犬のしつけマニュアル&個別相談の案内ページへ

 


【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
運営者の写真
犬のしつけ方針