犬のしつけがQ&Aで分かる!

子犬のしつけで本気で噛み付いてくる場合の対処方法

m1.png
生後3か月のトイプードル犬です。
ゲージから出して遊んでやるときに限ってあまがみではなく本気噛みで怪我をしました。

噛み付いて首を振るので手の肉が食いちぎるくらいの勢いです。
こういう場合の対処、犬のしつけ方法を教えて下さい。


m2.png親犬・兄弟犬と過ごす期間が短かったようです。本来、子犬は噛み付くのが普通です。それを親犬に叱られたり兄弟に反撃されたりして初期の社会化をはたすのですが、ショップもブリーダーも利益効率優先で幼すぎる子犬を売っているのが現状です。

ですので、それを人間の家族が教えてあげないといけません。これはとても根気が要ることです。家に来て子犬は初日は様子を見ますが、すぐに群れへの適応力を見せます。周り(相手)の様子を伺い、自分の優位性を築こうとします。

その子はある程度好きにやってきたんじゃないでしょうか。結果的には甘やかされていたか、他者との接触が乏しかったりしなかったでしょうか。

子犬は特に興奮や感情のコントロールが上手くできません。捕食動物の血も騒ぎます。ワガママもありますが、集中力が続かないのと、眠くてイライラする場合もあります。興奮が激しい時は無理に接触したりあお向けせず、噛んだら「ダメ!」と厳しく伝え、ケージに入れて落ち着くまで無視してください。

遊びはあまり触りすぎず、犬にリードを付け、ボールにもヒモを付け制御するようにし、ボールを投げたらすぐにヒモを引いて回収し、スワレの指示を出し落ち着かせ、それができるまで投げない・・できたら軽く褒めて投げる・・という練習をしてください。

ゴハン前にしっかりすると主従関係が明確になって良いです。そろそろ子犬も生後3か月だと思いますので、リーダーウォークも徐々に強化していってください。リードを付けて遊べば、噛んだり興奮したときにそのままリーダーウォークにすぐ移行できます。

ただし、今はまだ首輪にもリードにも慣れていない段階でしょう。あせらず求めすぎず、根気よく続けてください。

噛まれるのが怖くて動きがぎこちないと、犬はすぐに見抜きますので、リラックスできるように厚手の手袋などしてしっかり準備してください。

やはり結果は結果ですので、今までの接し方や環境の中で反省すべきところがなかったか検証されることも良いことです。まだまだ長い長い根競べは続きます。

犬は常に相手や群れのメンバーを見て感じています。
まず気持ちで負けないように!頑張ってください(^-^)


犬のしつけマニュアル&個別相談の案内ページへ

 


【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
運営者の写真
犬のしつけ方針