犬のしつけがQ&Aで分かる!

犬のしつけ「あお向けの体勢」を覚えさせる

m1.pngアドバイスをいただいたとおり、「あお向け固め」を頻繁に実施して犬のしつけとスキンシップに、はげんでおります。犬は元気に抵抗してくれております。なかなかに手強いです・・・(^_^;)

本日は、「あお向け固めの際の体勢」についてアドバイスをお願いいたします。犬をひっくり返すのは比較的簡単に行きます。ここのところ戸惑っているのはその後です。

教材にも「目を見る・見させる」とありましたし、狼の写真もそうでしたので、犬の顔をこちらに向けて目を合わせようとするのですが、ここで一段と抵抗が激しくなります。

必死に顔をそむけてます・・・(^^ゞ
苦痛を与えないように意識して力加減を調整し、型をつくるため、マズルを掴んだりほほに手を添えてこちらに向けて、目を合わせます。でも・・必死に眼だけでもそらそうともします(^_^;)

かなり抵抗するので、静かに低く「ダメ!」(もがもがもが←もがく音)、「ダメ!」(もがもがも)、「ダメ!」(もがもが・・・)だんだんもがかなくなり、力も抜けてきますので、こちらも力を抜いて褒めに入りますが・・

撫でたりポンポンと軽くたたくためにマズルから手を離すと顔を横に向けてしまいます。(下半身側の手を離すと体が横向きとなります)ここまでですと、「あお向け固め」がうまくいかないので、繰り返しチャレンジとなるのですが、横向きになった状態でおとなしくなってしまうのです・・目が合わなくなった段階で抵抗が止まります。

手足はそれぞれそろえた状態でだらり、尻尾もだらり、完全に横向きで寝るときの体勢です。体勢は違うのですが、身をゆだねているようにも見えてしまいます。ここで体中タッチしても、唇をめくって歯をチェックしても、耳の中をチェックしても、肉球をプニプニしてもされるがままです。

教材の服従姿勢とも異なりますし、家の近くの老野良猫は人が近づくと、あお向けになってお腹を見せるのですが、それとも違います。目を合わさないって事は服従しているわけではないのかなと思います。

この状態はどうでしょうか。良ければこのまま続けますし、ダメであれば、抵抗をものともせずに目を合わせる事を優先いたします。

今回も長文となってしまいまして申し訳ありません。お忙しいところ恐縮ですが、なにとぞよろしくお願いいたします。


m2.pngあお向けはそれで良いです。犬に対し毅然とした態度を見せ続けることが目的なので、無理に形にこだわらなくて良いですし、急には完成しませんのであせらず続けてください(^-^)

どこを触っても身をゆだねる・・という段階で、犬との信頼関係はある程度作れていますので、そのまま続けてください。あとは、型と音で教えることもすると良いです。教材やHPのリッキーの写真のように、お腹を見せて、前足を折りたたむ姿勢(型)を作ってあげて、「ゴロン」の音・・もちろん褒める。これで犬は覚えていきます。

ただし、何でも短時間で覚える知能は犬にはありませんので、無理強いして関係を悪化させないように注意しましょう。特に犬にとって「あお向けの体勢」は、非常に無防備で怖い状態ですので、慣れて自分から出来るようになるまでは時間もかかります。また犬の背中は人間のように平らではなく、丸いカマボコ状ですので、ちょっと横向き気味になるのは許してあげてください。

もう一度申し上げますが、あお向けもリーダーウォークも、「飼い主の毅然とした態度を見せ、それを犬が認める」ということが目的です。最初は短時間で止め(褒め)、またやり直す・・を繰り返すと、犬にとっても褒められる回数が増えるし、意味が理解しやすいです。まずは型と音で、「良い状態」を教える回数を増やしましょう。

では、また頑張って続けてください(^-^)


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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
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