犬のしつけがQ&Aで分かる!

犬のしつけで自分の間違いに気付くことは重要

質問内容
堀川さんの犬のしつけ本を読み、自分たちがただ自己満足で可愛がっているだけで、リーダーになっていなかったことが分かり、正直落ち込んでしまいました。

でもお互いのために頑張っていきたいと思います。

問題点:
・おしっこ・うんちのしつけができない。
・甘噛みをする。
・首輪にリードをつけようとすると激しく嫌がり、2人でも付けられず、オヤツを食べさせている間にやっとつけている。
・ブラッシングを嫌がり1人が豚耳をかじらせている間におこなっている。オヤツでお座り、フセはするが、オヤツがないとできない。

犬種:ヨークシャテリア、メス、生後5ヶ月

家族:夫60歳、私妻49歳、息子24歳、母75歳(県外に息子21歳)夫は日中仕事、私は3交代の仕事、母主に家にいる、息子就活中で家にいることが多い、少し犬と遊ぶ程度。


返答内容まずは、皆さんの意識改革から、「少しずつ」始められれば良いです。過ぎたことはもういいので忘れましょう。間違いに気付けたことが重要です。

犬も飼い主さんも、今までの習慣を激変するのは負担がかかります。犬は面白くないので反抗もします。

まずは結果をあせって強引にしないで、楽しい遊びの中に混ぜ込んでいくと良いです。ボール遊びでは、投げる前にスワレ・マテの指示・・できたら褒めて投げる・・できなければ型で教えて褒めて投げる・・投げたら回収しながらコイ・ダセの練習。そしてその流れの中でなんとなくリードを付けてみる・・リードは持たないでそのまま引きずってボール遊び・・そのままゴハンを食べさせる。

そして、慣れてきたら時々リードを持ってみる・・ボールを回収したらボールとリードを持って少し歩いてみる・・・

ということを繰り返しながら、少しずつリーダーウォークに近づけていけば良いです。あお向けも同じです。ボール遊びの中で一瞬ひっくり返して褒めてみる・・またボール遊び・・ひっくり返し・・ということを繰り返しながら少しずつ仰向け時間を長くしていけば良いです。ブラッシングも同じで、遊びの中に取り入れていけば良いです。

オヤツは止めましょう。栄養のバランスも崩れますし、好き嫌いが始まりドライフードを食べなくなります。そしてオヤツで釣って行動させてしまうと、関係作りができているかのような錯覚に陥ってしまうのです。これがもっとも怖い事なのです。

手法はあくまで手法でしかありません。普段の何気ない接し方全体を見直さないで、手法の上塗りだけでは意味が無くなってしまいます。意識改革が出来てくると、自然と態度やしぐさ全体が変わってきます。犬はちゃんと感じ取っていきます。それが最も大切なことです。

まずはそんなところから始めてください。犬も生後5か月で、歯の生え変わりやホルモンバランスの変化でイライラしたり、成犬としての権勢本能などが出てきます。反抗期の症状も出てきます。

これからまだ大変な時期が続きます。犬の生涯でもっとも重要な時期です。何度もホームページ・本書・メールを読み返していただきながら、実践していってください。

毅然と淡々と続けるように頑張ってください(^-^)


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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
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