犬のしつけがQ&Aで分かる!

飼い主さんの意識改革が犬のしつけのスタート

m1.pngこんにちは、また柴犬7か月のしつけ相談です。

5月からの犬のしつけ教室は、今までの週4日からとりあえず週2日のコースに変更しました。火曜日と木曜日です。
おかしな行動が出てきたら、すぐに連絡くださいと犬のしつけ教室の先生に言われました。
柴犬は大変だし、今が大事な時だからということでした。
 
食事は、基本はドッグフードのみです。長い散歩(郊外の公園など)の時は、犬用レバーをあげることも稀にしています。
 
写真を添付していただいていますが、我が家のパソコンはエクセル2000です。開くことができませんでした。
先生の助言を参考にクレートとトイレサークルの入り口をくっつけたものを写真に撮り添付しています。ご意見をお聞かせください。
 
甘噛みは、体を触っているとき(特に朝)にしてきます。昨日の朝、口を閉じようとしましたら唸ってきました。
 
連休中に過ごし方を試してみたいと思います。


m2.png> 犬用レバーをあげることも稀に・・・

↑オヤツはやっぱり止めましょう。主従関係が見えなくなります。必ず犬は要求してきます。「最初オヤツで教えて徐々に減らす」というやり方は、主従関係がしっかりできたうえで、トレーニングを熟知した訓練士が使うから機能します。それが効かない犬もいます。

そうでない状況で使うと、犬は主従関係を誤解してしまうだけです。

毅然と主導して歩き続ける・・ということを意識する方が、時間はかかりますが良い関係ができていきます。もちろん根気が要ります。オヤツを使うと表面上簡単に行動させられるので、どうしても使いたくなるのです。

このままオヤツをあげていると、生後8か月くらいでドライフードを食べなくなる時があるでしょう。おいしいレバーの味を知ったからです。「ドライフードを食べなければ、それが食べられるかも・・」と考える犬は多いです。

犬は、食と安全に関わる学習と感覚がとても鋭い動物ですオヤツやフードへのトッピングなども止めましょう。そのほうが栄養摂取のバランスも良いわけです。

> おかしな行動が出てきたら、すぐに連絡・・・

↑とありますが↓

> 甘噛みは体を触っているときにしてきます・・口を閉じようとしましたら唸って・・

↑すでにこれが問題行動です。主従関係が崩れ始めています。

プライバシーに関わることに詮索して大変恐縮ではありますが、子供さんがいらっしゃらないご夫婦が犬を飼うと、どうしても傾向的にそうなってしまいます。甘やかしている意識はないのですけれども、結果的にそうなってしまうのです。

犬に対して特別な感情があっても、犬は犬の本能でシンプルに生きているだけです。犬は理解できないばかりか、犬の本能では主従関係を誤認してしまうのです。

例えば3日間、完全無視できるでしょうか。(もちろん散歩・ゴハン・トイレの面倒はみます)。それくらいの毅然さが、犬と関係を作るのには必要なのです。リーダー犬は365日24時間一貫して群れのメンバーとそう接します。だから認められ信頼されます。

私もそうしてきて徐々に関係が積み上がっていきました。

かといって何も接しないのではなく、主導してドンドン接するという事です。遊びも主導、何気ないスキンシップも主導。でも犬の要求には一切応えない・・オヤツも与えません。

今までのやり方で結果が良くなかったのであれば、やはり素直に認め修正していかないと結果は伴わないです。本当にお互いの将来を思うならば、成長期の今踏ん張って、毅然とやり続けないといけません。

さて、噛み癖があるようですので、無理に接触するしつけ手法はしない方が良いです。リーダーウォークを家の中であるいは、外の空き地でも良いです。徹底的にやり続けてください。

特にゴハン前に10分以上はやり続けてください。これは食べ物で釣るのではなく、食料を完全管理することで主従関係がより明確に伝わりやすいからです。

ゴハンの準備をして、一度見せてからすると良いです。リードは付けたままにして、ゴハンを中断させる教えもし、中断(マテ)の指示を聞かないようでしたら、そのままリーダーウォークに移行します。

そのくらいやらないと今後厳しい状況です。もう7か月ですから、この時期に甘噛みをするのは完全に自分の優位性を主張しています。ケージから出す際は、常にリードを付ける癖をつけられると良いです。甘噛みをしたり、そのような素振りが見えたらすぐにそのままリーダーウォークに移行できるからです。トイレの失敗も防げます。

リーダーウォークを徹底して続け、態度に変化が出てきたら、少しずつ仰向けにチャレンジしてください。主導型のボール遊びもしてください。狩猟本能のストレス発散にもなり、主従関係も作れ、楽しい遊びで信頼関係も深まっていきます。

主従関係を誤認している犬は、犬のしつけが浸透してくると自分の優位性が無くなっていくのが面白くないので反発してきます。しかし、それで動揺して止めてはいけません。犬のしつけが効いてきている証拠なので、気持ちを強く持ってやり続けてください。それが乗り越えないといけない一つの壁です。

まずは飼い主さんの意識改革が、犬のしつけのスタートなのです。

では、頑張って続けてください(^-^)


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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
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