犬のしつけがQ&Aで分かる!

犬が伏せてしまい動かない・犬の前を通るたびにソックスを唸って噛みだす

質問内容犬のしつけで質問おねがいします。

1歳のウエスティーですが、玄関先でのリーダーウオークをやってましたが、(犬は嫌々)ある日突然から伏せてしまいテコでも動かなくなりました。後ろもダメです。どう指導したらいいのでしょうか?

又 散歩も途中で伏せてしまい動きません。

待てど動かず、それではと反対に動くと歩きだします。これだと犬の我侭が助長させるだけだと思うのですが?どうしたら宜しいでしょうか?

以前いただいた堀川さんのお返事は金科玉条にしております。

また、家族が犬の前を通るたびにソックスを気が狂った様に唸って噛みだします。ダメと言っても聞きません。

多分主従関係が逆転してるかも?と思うのですが?

どう対処したら宜しいでしょうか?色々申し訳ございませんがよろしくお願いします。お返事お待ちしております。

 

返答内容

今回はやっぱり、お察しの通り主従関係が崩れております。

前回お話した内容が、まだ浸透できていないようです。

犬のしつけというのは、普段の接し方全体を変えないと、表面上の手法だけされても犬は矛盾を感じてイライラするだけになります。

例えば、犬がお散歩で特定の場所でだけ伏せたり動かなくなるのは、そこに何か過去のトラウマがあるわけですが、今回は、飼い主さんに主導されることや飼い主さんの行動自体に犬がイライラしている様子です。

これからもっと毅然さは増していかなければいけません。これから対処法もお話しますが、絶対に、普段の何気ない接し方から変えてください。そうしないとまた今回のように別の問題行動が出てきてしまいます。それはご経験されたので、お分かりいただいたと思います。

犬のしつけでは、関係作りができてしまえば、飼い主さんに対しての悪い要求や反抗は無くなります。要求吠えも、要求噛みも、引っ張りも、座り込み抵抗も無くなるのです。あるいは、ちょっとした教えですぐ消えるのです。

関係作りをしないで、個別の対処法ばかりするから、次々と新しい問題行動が出てきてしまうのです。もうご体験されたので、お分かりいただけたと思います。

もう今回は、本気でご家族の意識改革をしていかなければいけません。


では、犬のしつけで今回やっていただきたいことですが、まずは申し上げた通り、もう一度ご家族で本書・Q&Aサイト・過去メールを熟読されてください。接し方は根本的に変えてください。もちろん、前回メールから頑張っていただいているわけですが、まだまだ続けて強化していかないといけません。

それから、団らん時や遊びの時は、犬にリードを付けてそれを持って過ごすようにしてください。犬の行動全体を自然に主導することになりますので、無理なく楽に関係作りを続けていくことができます。

主導型でコング遊びをしながら、その中にリーダーウォークを時々混ぜ込んでください。その繰り返しで、飼い主さん主導の元で一緒に歩くことが浸透していきます。

誰かに、わざと犬の前を靴下を履いて通ってもらってください。

唸り始めたり噛もうとした瞬間「シ!」の注意音を出しながら、リードをグッと引き上げて注意します。何度も反復で繰り返してください。

犬のしつけは、表面上の手法の上塗りや「だめでちゅよ~」というような甘い意識では逆効果になってしまいます。

「人に噛みつくなど絶対に許されないこと」という共通意識で、ご家族全員で徹底してください。

ウェスティーちゃんも、もう1歳過ぎましたから、知能も高くなってきて安定してきます。しっかり教え続けたら、必ず理解できますので、鉄の意志で毅然と続けてください。もっともっと意識を高めてください。結果はそれに比例します。

意識からくる本当の態度や接し方を、犬はちゃんと感じ取ります・・・

 

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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
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