犬のしつけがQ&Aで分かる!

一般の家族・家庭に合った犬のしつけ方法

Q.ご質問:生後2か月のハーフ犬(母:ミニチュアダックス/父:マルチーズ)を我が家に迎えて17日が過ぎました。

子犬を室内で飼う経験がないので、家族も犬も満たされた毎日が過ごせるように、と先日、某しつけのDVDを購入しました。しかし、犬の気質をへし折って主従関係を築くという「権威」には結局共感できず、もっと私たち家族に合った犬のしつけの方法を・・と探しておりました。

正直、いろいろな方法を試す事は人も犬も迷うだけで、あまり良い結果にならないように思いますので、堀川さんの御本が頼みの綱です。

縁あって迎えた新しい家族に、1日も早く良い方法で接したいと思います。



A.お答え:お買いになった教材内容がどんなものかは分かりかねますが、ホームページでもお話しているように体罰や威圧はいけませんが、「主従関係」は絶対に必要です。犬も千差万別なので、しつけらしいしつけをしなくても問題を起こさない犬もいるのですが、それはマレです。

プロトレーナーの中には主従関係を否定する人もいますが、そういうトレーナーは「噛む犬お断り・障害児お断り」などという愚劣な選別をし、ビジネス効率を優先して素性の良い犬ばかりを相手にしようとします。そういう犬だから、オヤツで釣ったり天罰方式などでも関係がなんとか保てるのです。しかし大半の犬はそうはいかないのです。

可愛い小型犬であろうと、子犬であろうと、犬の本能と感覚で純粋に生きています。かえって小型犬の方が気が強いくらいです。

「主従関係」というと、気のお優しい方は「力でねじ伏せる」「暴力・威圧」・・・「だから自分にはできない」とおっしゃる方がいますが、そうではないのです。主従関係とは「導く関係」→「主導」なのです。

犬をチヤホヤかまい過ぎない、甘やかしや犬のご機嫌に合せない・・行動は飼い主さんが決める・・教える・・という主導です。

意味なくジロジロ見つめ、声掛けナデナデ抱っこにオヤツ・・ということをしていくと、犬は必ず自分の優位性を感じ、相手を見下すようになります。人間の子供でも同じです。

主従関係をおろそかにしたために、成犬になって凶暴化し、「血が出るほど犬に噛まれ激しく威嚇され誰も近づけなくなってしまった・・」というご家庭がたくさんある現実を知ってください。可愛いチワワ・トイプードル・ミニチュアダックスでもそうなった事例がたくさんあります。

人間は失敗しないと分からないんです。でもそうなってからでは遅いのです。だから飼いきれなくなって、年間何万頭も里子に出されたり殺処分になってしまうのです。

接することが悪いのではなく、常に「主導」して接していただきたいのです。ちょっとした挨拶でも、こちらからすり寄ってナデナデではなく、犬にオテでもスワレでも何でも良いので何か指示を出し、出来たら褒める・・出来なかったら型を作って教えて褒める・・そういう接し方ならスキンシップも取れ主従関係が深まっていきます。

それから悪い事は叱ることも必要です。特に甘噛みだけは一貫して叱ってください。子犬は1か月も過ぎるとハシャギ回り親犬や兄弟犬に噛みついてきます。兄弟は怒って噛み返してきますし、親犬も毅然と淡々と、あお向けで叱ったり噛んで叱って教えていきます。

それを何度も何度も経験して少しずつ初期の社会化を果たしていきます。その大事な時期に親犬や兄弟犬と引き離されたわけですから、私達人間家族が親犬になったつもりで責任と愛情のもと、毅然と淡々と教え続けなければいけません。

そしてこの時期は、とても知能が低い時期で経験も何もありませんから、本当に小さな猛獣状態です。しばらくはそれが続きますから、結果を求めず淡々とやり続けてください。

とは言え、先ほど申し上げた通り、知能が低すぎる時期なので、本格的なリーダーウォークはまだ1か月くらい先にして、今は遊びを通して主導する・・その中であお向けしてみて徐々に強化していく・・ゴハン前やゴハン中のスワレ・マテ、首輪とリードで遊んで少しずつ慣らし付けてみる・・そんなところから徐々に強化していってください。

ただし、甘やかして良いわけではなく、リーダーとしての態度やしぐさを常に意識して接することです。

では、頑張って続けてください(^-^)


 


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