犬のしつけがQ&Aで分かる!

先住犬が亡くなってから後住犬が吠える・ワガママになった

質問内容初めまして、宜しくお願い致します。

最近、犬の様子がおかしく悩んでいて、パソコンで調べていたなかで、堀川さんの事を知りました。共感・納得できたので、先日本を購入しました。(あお向け固め)はできますが、その先はまだ・・・・。今日で、3日目です。

これからの生活にご指導お願いいたします。

6歳・オス・ピンシャー犬・・・・3歳時にペットショップから里親募集で譲り受ける。
3歳・メス・ピンシャー犬・・・・2歳のときペットショップから里親募集で譲り受ける。
(15歳オス・・・・ダックスフンドで今年に亡くなる。性格は、おとなしく目立った問題が無いくらい良い関係だった)

*問題の内容

・6歳のピンシャー犬に関して・・・・ダックスが亡くなってから、散歩の途中で他の犬と会うと威嚇するように吠え始め、だんだんひどくなってきた。最近は、家に人が入って来たり、家族が仕事から帰って来ただけで、ひどい吠えようである。

犬の中で育ったので、今まではドッグランに行っても喜んで遊んでいたが、今ではドッグランには行けない状態。

散歩途中で出会う犬は、散歩仲間のような関係でよく会う犬たちである。また 、初めから(家に来たときから)散歩の途中で歩かなくなり、お座りから伏せの形になってしまい10分以上も動かなく人間が負けてしまい、抱っこして帰るのが続いている。

最近では、玄関先から動かない。が、自宅庭でのドッグランは大好きで駆け回っている。様子から見ると外は好きな様であり、車に乗るのが好きである。

*飼うことになった動機

3歳ピンシャーは、ダックスが高齢になり、6歳ピンシャーがダックスを大好きだったのもあり、ダックスが亡くなる前に一匹になって寂しがらないようにとペットショップのオーナーと話をして、相性の合う犬を譲り受けることにしたのが動機である。

6歳ピンシャーは、ペットショップで沢山の犬と育ったので一匹になった事がない。もちろん3歳ピンシャーも。
 
*家族構成

・主人:動物は、好きでも嫌いでも無い。自分からの犬の散歩は今までに2回あっただけ、私が誘うと来てはくれる。普段は、おしっこシートの替えはしてくれる。犬といる時間は、朝は、一時間内・夜は2時間くらい。
 
・私:主にペットの世話をしている。専業主婦を5年くらい前からしている。体を壊して専業主婦になったので、時々一日寝込むことあり。馬鹿がつくぐらいの動物好き。
 
・長男:ペットを飼う事に一番の理解者。亡くなったダックスが一番安心して懐いていた。動物好きであり、世話もよくしてくれる。犬といる時間は、一日で4,5時間くらい。

・長女:動物好きではあるが、仕事柄家に余り居ないので、馬鹿可愛がりの傾向。世話はほどほど。犬といる時間は、一日で1時間くらい。

・次男:よく散歩に連れていってくれる。6歳ピンシャーは次男と行くと散歩はちゃんと歩く。家族内での会話で、次男ペースで歩くからだ、と話している。犬といる時間は4,5時間くらい。

・三男:動物は嫌いでないが、構うほど好きでもない。家のペットとは、時々家の中で遊ぶ程度。世話はしない。犬といる時間は、4,5時間くらい。

・私の母:動物は大嫌い。ダックスが15年家にいたが、可愛がったのは、最後の一年くらい。他の犬は構わない。家のペットとして飼っているので仕方なく留守番時にウンチのかずけをしてくれるようになった。犬より猫のほうが明らかに好きである。犬とはは一日いる。

*過去のスキンシップ・遊び

犬が寄ってくると、抱っこしたり膝にのせたままテレビを見たりしていた。食事中は、衛生的に良くないから、おねだり抱っこはしなかったが、食事が終わった者が抱っこしていた。

遊びは、犬用おもちゃで一緒に遊ぶ程度。完全に犬の思うがままのペースで構っていた。各自の部屋に行くときも、後を付いて来たら一緒に部屋まで行き中に入れて、ソファやベットに上げていた。

*過去の躾・ほめかた・叱り方

躾は、本を読んでオシッコ・まて・おすわりなどまねていたが、こちらが続かず、躾らしいものはない。ほめ方は、両手で顔をなでてやり名前を言いながら、いい子いい子と言っていた。しかり方は、名前を呼んで、ダメといっていた。手を挙げる事はなかった。

*過去の散歩

悩みの中にある6歳ピンシャーの散歩は、春先にはよく歩いたりするので、ゆっくり一時間くらい。最近は、全く歩かないので、家の前で10分くらいいてから50メートルくらい歩き、終わりである。3歳ピンシャーは、好きなだけ歩くので、30分くらい歩き終わっている。二匹一緒に散歩に行くときは、6歳ピンシャーはほとんど抱っこ状態である。最近は暑いので、抱っこにも限界があり、一匹づつ行っている。

*過去の一日

朝7時ごろご飯をやり、私の昼食時に横で3歳ピンシャーにもご飯を食べさせていた。夕方5時にご飯をやり、6時をまわってから散歩に行く。

*今までは、居間に犬用の大きいサイズのベットが置いてあり、そこで日中寝ていたり、人間用の座椅子に座っていたりしていた。居間から出た横の2畳くらいの踊り場スペースにオシッコシートがあった。6歳ピンシャーも亡くなったダックスもそこでオシッコはしていて、失敗はなかった。

3歳ピンシャーは、居間続きの隣の部屋の一角に、ハウスをもうけその中にオシッコシートを置きさせていたが、6割方廊下でしていた。

夜は、二階の私たちの部屋にあるハウスに入り寝ていた。このハウスは、二つ合わせたもので、片側は、ベットを置き、片側はオシッコシートと水がおいてあった。日中は自由にしてあり、ハウスに入る・入れる事をしたことがなく、二階へは、柵をして上がれないようにしてあった。

以上です。上手く今までの様子が伝わればいいのですが・・・・。

パソコンを打ちながら、堀川さんの本の内容を思い浮かべて、ひどい飼い方をしていた事に、今気が付き始め、反省です。ご指導、宜しくお願いします。

 

返答内容

今回は、もう原因を薄々お分かりなのではないかと感じましたので、あまりクドクドは申し上げません。

6歳ピンシャー君にとって、やはりダックス君の存在が大きかったということです。反対に言えば、飼い主さんの存在感だったり、やるべきことが足りなかったということです。

ダックス君はおとなしくて目立たなかったかもしれませんが、ドッシリしていて、6歳ピンシャー君にとっては安心できる良いお手本のような存在だったはずです。

それがなくなり、人間家族は頼りない・・これでは6歳ピンシャー君は不安になり、ストレス行動プラス、自分で身を守る反応が強くなります。主従関係も崩れていますので、ワガママになります。

ワガママというよりも、自分が主体だと感じています。


今回は、ご家族皆さんがかなり努力しないと結果は出ません。ご自分の長年の習慣や感覚・マインドセットを変えるのは勇気と根気が要ります。自己分析は難しいものです。

しかし、本書をお読みいただき感じたことがあるのならば、もう変わり始めています。それが大切なのです。

意識が変わると、必ず何気ない接し方やしぐさ態度に現れてきます。犬はそれを見続けて感じ続けて、少しずつ相手を認めるようになっていくのです。

表面的な手法の上塗りではなく、飼い主さんの根本が変わらないと、犬の反応も変わらないのです。犬のしつけでは、これを絶対に忘れてはいけません。

ただし、今回は激変しないように注意です。3年もの長い習慣や関係があります。激変すると犬もパニックになって反発するだけです。

まずはご家族の意識改革をしていただき、何気ない接し方から少しずつ変えてください。遊びもスキンシップも主導型にし、毅然さを保ちます。

オテでもスワレでも、何か指示を出し犬を行動させ堂々と褒める・・指示で出来ない時は型で教えて堂々と褒める・・

何気ない接触もすべて、この毅然さと主導性を一貫してください。

「仰向けすれば良い・・リーダーウォークすれば良い・・」という表面的なことだけでは意味がないのです。

環境も少しずつ変えてください。放し飼いは止めて、普段はゲージ内に居させてください。クレートハウスもあって落ち着ける環境ならば、徐々に慣れさせることで犬は好きになっていきます。

これも激変しないで、毎日少しずつゲージ内に居させる時間を増やしていくことです。

そして、団らんや遊びでゲージから出す時は、犬にリードを付けて人間が持っておくか、自分の腰に縛っておいてください。必然的に、犬を自然と主導しながら過ごすことになります。


散歩時の問題ですが、3つやってください。

>夕方5時にご飯をやり6時をまわってから散歩に行く・・

↑①ゴハンの時間を変えましょう。犬は捕食動物です。本来は、散歩(狩り)をしてからゴハンを食べる(食料を得る)ものです。

食べたあとは消化のためにエネルギーを使いますので、頭も体も動きは散漫になって当たり前です。

犬と散歩をした後、人間の夕食を済ませ、最後に犬のゴハンです。それをできない(犬が可愛そうと思う)時点で、もう精神的に犬に負けてしまっています。犬が主体になってしまっています。

②他の犬に吠えたら、「シ!」の指示音でリードをチョンと引き上げて注意してください。リーダーウォークしても良いです。

ただし、他の犬に無理に近づけてはいけません。ダックス君がいなくなって6歳ピンシャー君は精神的に弱くなっています。レベルを落として優しいレベルから適応させてあげてください。

他の犬を見かけたら、脇道にそれて、そこで慣れさせたり吠えを注意してください。犬が通りすぎたら、その犬と距離を保ちながら追いかけて慣れさせても良いです。

③犬が止まって動かなくなったら、バックで歩いてみてください。Uターンではなくて、後ろ向きで歩いて犬を追い越してみてください。

歩き方にも驚きますし、そのまま犬を追い越していくと犬がひっくり返るので、あわてて反応するようになります。

犬が止まったらバックで追い越し・・犬が動いたらまた前進・・また犬が止まったらバック・・を繰り返してください。

そして、普段の接し方を変えて主従関係(犬からの見る目)が変わってくれば、反応は変わってきます。

夏場は暑かったり病気だと歩かなくなるものですが、お庭では元気なので身体的な問題はないはずです。毅然さを貫いて、やってみてください。

もちろん、すぐには結果は出ませんので、求めたり急いだりしないで、優しいレベルからじっくり続けることです。

家での吠えについても同じやり方で教えてください。わざと家族にチャイムを鳴らしてもらったり、ただいまを言ってもらったり、玄関を出入りしてもらってください。

積極的に状況を作って、集中的に練習することです。


では今日は以上ですが、犬との主従関係が逆転してしまっている現状は受け止めないといけません。6歳ピンシャー君は素性が良い子なのです。悪い犬ではまったくありません。悪いのは人間なのです。

ダックス君が特別良い子だったのです。6歳ピンシャー君と比較してはいけません・・・

 

犬のしつけマニュアル&個別相談の案内ページへ

 


【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
運営者の写真
犬のしつけ方針