犬のしつけがQ&Aで分かる!

犬のしつけと食事は大いに関連がある

m1.pngブリーダーさんから「暑いので、1日2回朝・夕で餌をあげて下さい」ということだったので、教えてもらった通り「ドッグフードとウエットフード」を混ぜてるんですが、残します。(「ウエット」タイプは暑い時期だけ)1日の量を半分ずつで朝・夕であげてますが・・

来た日は、ブリーダーさんが夕方の分をくれていたし次の日の朝まではウチであげていたのを完食してましたが、その後は食べてますが残します。残すから元々、減らしてあげてるのにそれでも残します。

餌を変えると「食べなかったら違うのに変えてくれる」と思われてもいけないと思い変えてないんですが、放っておいていいんでしょうか?大して食べてないということもあり、昨日からウンチもしてません。

多分、今までの餌と違うというのもあるんでしょうが・・今、ウチであげてるのは「ゴン太のふっくらソフト」です。ブリーダーさんは分かりませんが「カリカリのドッグフード」でした。「カリカリ」に変えるべきでしょうか?



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犬は意外なところでデリケートな面も見せます。スカベンジャー(掃除屋)と呼ばれるくらい何でも食べますが、主食には敏感です。
 
フードのメーカーを一気に変えるだけでも下痢したりします。ですのでフードを変えるときは、新旧の配分を少しずつ変え、数日かけて切り替えます。
 
さて、答えからいきます。獣医師から「食物アレルギー」という診断が無い限りは、ドライフード一本にするべきです。他の食べ物は一切あげてはいけません。
 
理由ですが、例えばオヤツも含め2種類以上の食べ物を与えられた場合、犬はそれらを天秤にかけます。どちらが美味しいか・・マズイと思ったほうを食べなくなります。暑い時期は特にそうですし、猛暑の今年はなおさらです。
 
そして、「食べないから」といって嗜好性の良い物をあげたり、オヤツをあげると犬はシッカリ覚えます。残すともっと美味しいモノが出てくるぞ・・と。
 
そして要求はエスカレートしていき、実は主従関係が崩れる原因の一つでもあるのです。
 
たかが食事・・ではなく、しつけの一部なのです。
 
そしてドライフードは最高の食事であるということです。栄養バランスは一番です。硬い食感が歯やアゴの発達維持に良いです。ストレス解消にもなります。安価で日持ちが良いです。
 
本来、柴ちゃんは食が細いわけではありませんし、食物アレルギーもまず聞きません。ドライフード一本にして、残すなら下げて次の食事まで与えてはいけません。それもしつけの一部なのです。
 
ただし、今はかなり特殊な時期です。特に今年は異常な猛暑です。バテているのは事実でしょう。ひどくなると水まで吐いてしまいます。
 
おそらく涼しい環境にしてあげると、食事は残さず食べるでしょう。それだけ犬は暑さには弱いです。(犬は寒さに適応した動物なので冬は強いです)。
 
それと、冷たい水をお皿であげないでください。ガブ飲みしてすぐバテます。ペットショップなどに売っている、舐めると水が出てくるボトル式が良いです。
 
※吐いてばかりいて何も受け付けない・・元気が無い場合はすぐ病院へいきましょう。
 
※犬はわざと食事を残して、相手を試す行動も見せることがあります。
 
食事と「しつけや主従関係」、実は大いに関係があります。犬の本能や主従関係の構築法を学ばれることは、とても重要で避けては通れない道でもあります。

 

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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
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