犬のしつけがQ&Aで分かる!

犬のしつけで放し飼いはデメリットが多い

m1.pngうちには2ヶ月と10日ほどになるラブラドールレトリーバーのメスが1匹います。今は他に犬はいません。

今の飼育環境は、90×60のサークルとラブが大人になっても寝られる大きいクレートがあり、サークルの方で普段は過ごして、中で排泄したら部屋に出して遊びます。このとき、トイレにいきたくなると必ず大きいクレートの方に自分から入ってトイレをしてくれます。

本当は、クレートで寝るようにして小さいサークルの方をトイレにしようと思っていたのですが、飼い始めてすぐの頃からクレートのほうでトイレを覚え、確実にクレートのほうでするようになりました。クレートの方で寝てくれるとうれしいのですが、自由にしてみてもクレートでトイレ・サークルで寝るという風になっています。

しかし、今の小さいサークルだとすぐに窮屈になってきてしまうと思い、大きいサークルの購入を検討していますが、部屋がそんなに広くないので、なかなか大きなサークルを置くことができません。

ここで質問なのですが、サークルは無しでクレートをトイレ、普段は部屋の隅で寝てもらうという風にすると、やはり良くないでしょうか?

サークル内のような犬だけの安心できるスペースが必要なのは承知の上ですが、どうしても大きなサークルを置くことができません。


m2.pngラブちゃんの大きさを考えますと、よほど大きなお部屋でない限り、それでよろしいと思います。
 
ただし、犬の放し飼いはデメリットが多いです。家中自由にさせると、テリトリーが広くなりストレスになります。トイレもせっかく覚えたのに、また失敗する場合もあります。良く見ていないと物の破壊癖が常習化します。その辺はしっかりご注意ください。
 
また、大型犬専用のケージはとても高額なので、ホームセンターに売っている単品の柵を何枚か組み合わせれば安くできますし、大きさも形も自由にできます。針金やタイラップ(ビニールバンド)で結ぶだけです。
 
破壊癖がなければ、それでも十分です。放し飼いだと来客時や留守番時の問題も出てくるでしょう。
 
それとしつけも頑張ってください。まだ本当に幼いので問題は出てないですが、これから成長につれて犬本来の性質が強く出てきます。甘噛みやクンクン鳴きが、本気噛みになったりワンワンすさまじい吠えになります。ラブちゃんであれば散歩の引っぱりも強烈です。
 
今小さくて可愛いからと言って、かまいすぎたりご機嫌を伺ったり、要求に合わせてはいけません。犬は常に相手が自分に対し、どういう対応をしているかとても敏感に感じています。
 
抱っこやオヤツもいけませんし、意味なく声をかけたり触ったり見たりもいけません。犬にとっては従属的に映るからです。それを続けていると、半年後くらいに大変な事になってしまいます。今からしっかり対応しましょう。
 
触りたい・・声をかけたいと思われたら、マテ、スワレ、コイなどの指示を出し出来たら褒める・・あるいはあお向け・・それなら楽しくスキンシップも取れ、主従関係も深まります。遊びならヒモ付ボール遊びです。
 
今は本格的なリーダーウォークはまだ早いですが、まずは首輪とリードに慣れ、家の中でツケやコイが出来るようにしておけば、お散歩デビューもやり易いです。
 
今回いただいたメールには具体的な接し方はお知らせありませんでしたが、ご家族全員で意識して続けてください。


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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
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