犬のしつけがQ&Aで分かる!

犬のしつけの苦労も後に良い思い出になる

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7ヶ月のトイプードルです。遊ぶ時やお散歩?ゴハンの時以外では気にかけず話かけず対応してます。
ひも付きボール遊びはボールではなく、ヒモに食いついてきますがいいのでしょうか?しかもすぐ飽きてしまいます。
いろんな風に動かしたりしても興味がなく違う所に行ってしまいます。
それにゲージに入れられるのが嫌で逃げまくります。トイレは7?8回中1回くらいはするようになりました。しかしトイレに入れるとトイレシートを噛みちぎり食べてしまいます。
しかもあお向けにすると私を噛みまくります。


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まず、結果を求めすぎてはいけません。これからなんです。そして今の時期は子犬から成犬へ移行する変化が大きい重要な時期で、犬本来の本能が出てきたりホルモンバランスも変わってきます。思春期、反抗期の子を持つ親と同じです。

犬も自分で自分をコントロールできないストレスにさらされています。林様がめげてはいけません。毅然と導く強い母親でいてください。必ず結果は出ますから、ご自分とトイプードルちゃんを信じてやり続けなければいけません。

犬はバカではありません。そんなに簡単に絆や主従関係が深まるほうがおかしいのです。しかし苦労するからこそ絆も素晴らしいものになります。

私も、かつては簡単に今のような関係になったわけではありません。毎日辛い思いをしました。でもやり続けなければ結果は出ないと思い、やり続けました。人間は先入観に支配されます。犬は飼い主にいつも忠実で飼えば直ぐになついて言う事を聞くもんだ・・という先入観・・犬を飼った事がないとテレビや映画、近所の良い犬のイメージだけが頭に残ります。でもそれは今まで長い長い時間をかけて育て、しつけた結果であり、生れた素性が運よく良い場合もあります。

まだ成犬になっていない、あるいは成犬になって間もない犬は、ほとんどの犬がしつけに苦労します。それが当たり前なのです。まずそれを受け入れられないと、悲観ばかりが自分を支配してしまいます。理想が高いと全ての現状が最悪に見えるのです。

でも今まで数百件以上のご家庭の現状を見てきた私からすれば、トイプードルちゃんは全然良いほうです。

「激しく威嚇し本気で噛み付かれ、何度も病院へいきました・・近づくことさえも出来ません」・・そんなご家庭も少なくはないのです。まず「現状は犬のしつけ過程では当たり前の状況だ」という認識を持ってください。そこから少しずつ進歩させるんだ・・という大きな気持ちで望んでください。

そうでないとこれからまだまだ続く犬のしつけはとても出来ませんし、悪循環になってしまいます。少し良くなっても褒める気持ちも失せてしまうのです。

今まで犬も自分中心でやってきたわけですから、それを覆すのは簡単ではありません。自分の優位性を維持するために抵抗もしてきます。でも「しつけする」、と決められたのならやり続けなければいけません。「結果が出るまでやり続ける」という強い意志は、必ず態度に現れ、犬に伝わるのです。弱い気持ちなら当然それも伝わってしまいます。

大丈夫です(^-^) 今の苦労も後に「そんな時期もあったね」、と良い思い出になります。あせらずやり続けること! 今はそれだけ自分に言い聞かせてください。気持ちで負けていて、手法だけ上塗りしても犬は直ぐに見透かします。

しばらくはケージから出す際はずっとリードを付けておくと良いです。常に行動を主導する・・リーダーとしての形を常に作ってください。お互いに主従関係の意識も芽生えます。

今はとにかく根競べです!一番キツイ時期で踏ん張りどころです。

では、頑張って続けてください(^-^)


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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
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