犬のしつけがQ&Aで分かる!

大型犬のしつけで散歩中の拾い食い・コマンドに反応しない

質問内容
堀川様はじめまして。○○と申します。どうぞ宜しくお願いします。来月に2才となるメスのゴールデンを飼っています。

家族は妻、子供二人(高校生、中学生)と僕の四人で木造の一軒家に住んでいます。犬は生後三ヶ月から飼い始めています。5ヶ月頃から3ヶ月間はトレーナーへ預け、その後は僕がメインで日々犬の躾をしています。

座れ、伏せ、待て、ツケ等ある程度しますが、僕の方に完全に意識が向いていないので、食べ物が落ちていたりするとそちらに意識が向いて、コマンドに反応しない場合があります。

リーダーウオークは以前にやってましたが、ここ暫く殆どやってませんでしたが、本書を読んでリーダーシップをとるための気構えとリーダウオークの大切さを認識することが出来ました。

犬自身は各コマンドに対しての動作は覚えていますので、後は飼い主側にいかに意識が向くかかどうかに掛かっていると考えています。

リーダウオークを行うことは他の躾全てに通ずるものと理解しましたがその様な認識でよろしいでしょうか?

又、ケージから出して長い廊下を通り玄関に出ますが、ケージから出した時点で前に出たらバックしてリーダーウオークを開始し始める方がよろしいですか?

何せやるには外での散歩だけというよりも家の中でも徹底させたいからです。
以上宜しくお願いします。


返答内容
今回のゴールデンちゃんは、素性が良い子ですね。

本気噛みしたり要求吠えもないようですし、拾い食いは犬の大切な本能、引っ張りは好奇心旺盛で元気な証拠です。

良い出会いに感謝して、これから頑張っていきましょう。

もちろん、拾い食いも引っ張りも放置はいけません。犬任せの意識が、主従関係の崩れにつながるからです。やっと成長期も終わり、これから落ち着いていきますので、しっかり教えていきましょう。


>リーダウオークを行うことは他の躾全てに通ずるもの・・

↑おっしゃる通りです。そして、それはリーダーウォークだけではありません。

仰向けも遊びもトイレの教えも、何気ない接し方など全てがつながっています。特定の手法やテクニックだけにこだわらないようにしましょう。

意識がある人は、何気ない接し方すべてに自然に表現されるのです。それを犬は毎日毎日常に感じ取って、少しずつ認めるようになるのです。

その意識が無く、部分的なテクニックだけでは犬は理解できません。認めません。反対に、普段とのギャップや矛盾にイライラして反発するだけになってしまいます。

ですので、リーダーウォークだけにこだわらないこと、全ての接し方を意識してください。

そして、それは対人でも同じことで、ご主人だけが犬のしつけを一生懸命しても意味がありません。家族間の一貫性も犬は見ています。意識の無い人がバカにされるだけになってしまいます。

だから、訓練所に出したりドッグトレーナーにお任せすることは、何の意味もないのです。むしろ害になることさえあります。

>ケージから出した時点で前に出たらバックしてリーダーウオークを開始し始める方がよろしいですか?・・

↑そうされてください。いつでもどこでも一貫しなければいけません。

ただし、急にゼロから100にはできませんので、段階を作ってあげましょう。

まずはいきなり厳しいリーダーウォークのみをするよりも、普段の団らんや遊びを通して少しずつ主導性と毅然さを示していくと良いです。

ケージから犬を出す時は、リードを付けて持っておく癖にされると良いです。その状態で団らんしたりコング遊びをしましょう。

そうすることで自然と主導性を犬に示す形になるからです。

その中で、時々一緒に歩いてみて、そこからさらに徐々にリーダーウォークの要素を入れていきましょう。まずは興奮刺激の少ない家の中でしっかりとリーダーウォークを練習しましょう。

しっかり付いて歩けるようになってきたら、今度は廊下やお部屋の中に、点々とドライフードを置いて練習しましょう。

犬はその地点で食べようと頭を下げたり引っ張ったりしますので、そこで強く切り返したり、リードをガツンと引き上げて「シ!」などの音も関連付けると良いです。

根気良く続けていくことで、犬も理解し、食べなくなる瞬間がやってきます。そこでしっかり褒めて歩き続けてください。(ご褒美で食べさせるようなことはしない)

お部屋の中でそれができるようになってきたら、そのままの流れでお散歩に出かけると良いです。学習した事と、主従関係の意識が残っていますので、普段よりも良い状態で散歩できます。また、拾い食いの原因として、興奮刺激もありますので、家の中である程度興奮を発散してしまってから出かけることで、落ち着いた状態でのぞめます。

ですので、引っ張りの問題がある場合でも、コング遊びをしてリーダーウォークもしてからその流れで外に出かけると、普段よりも良い子で散歩できます。

そして、大前提が主従関係です。

良い子にできて犬を褒めたとしても、物事を教えたとしても、主従関係があるかないかでその効果がまったく違ってきます。

褒められて嬉しい関係、言うことを聞きたくなる関係、それを作っていかなければいけません。それを作るのが、普段の何気ない接し方から全てが関わっているのです。何気ない接し方に表れるのが、その人の意識なのです。

ですので、ご主人だけでなく、ご家族皆さんで本書とQ&Aサイトを熟読されてください。少しずつ意識が強くなっていきます。本書だけでなく、必ずQ&Aサイトも熟読されてください。大型犬の引っ張りや拾い食いについての記事もたくさん載せてあります。

それと余談ですが、大型犬のお散歩では、リードを手だけで持たずに、最初にご自分の腰に一周縛って、それから犬を付け、余った部分を手でコントロールすると、もし手が外れた場合でも安全ですし楽です。


では、まずは皆さんで教材を熟読していただいて、その後に家族会議を開いて、犬のしつけや接し方のルールをお決めになると良いです。

それでは、これから頑張って続けていきましょう(^_^)

飼い主さんからのお返事.png
堀川様ご回答ありがとうございました。まずは犬との過去の接し方からです。

現在は散歩と躾は僕だけがやっています。と言いますのも僕以外女性ですので急な引っ張りとかがあった場合、非常に危険ですのである程度、躾が出来た処で家族のものにも世話をしてもらおうと考えています。

日々の接し方ですが、職場が遠いので朝6時に出勤します。そのため4時半から5時の間に起きて散歩に出かけます。ケージにいる犬をリードでつないだ後、一旦座れのコマンドで座らせます。落ち着いた処でケージの前で指を指し座れのコマンドで座らせます。位置がずれたり少々暴れることもあるのでその様な時はリードの根本を掴み強引にケージに入れます。それがうまく出来た処でツケのコマンドで脚足停座させようとします。

ところが意識はしているものの少し前に出た状態でツケをします。その様な場合、バックすると合わせて後退はするものの、再度、前に進むので再び後退してツケさせます。それを玄関に出るまでやった後、外でオシッコ、ウンチをさせて普通に散歩をします。

その間、横並びする時がありますが、リードの長さ一杯に前方に出ていることが多いです。戻ってきて家の中でも座れ、ツケ、伏せを中心に躾を行っています。たまに気がのらない様な時があるので、おやつを使っていました。その様な時はコマンドに対する反応が早いです。躾を一通り15分程度行って終了です。

終わる時は成功させることを意識していますが、その様に出来ない時もあります。今は遊びよりも躾中心です。夜は帰宅が8時頃になりますので9時頃に朝と同じことをします。但し夜の餌だけは夕方5時頃に娘にオシッコと一緒にしてもらっています。

さて再度お聞きしたいのですが、リーダーウオークは段階的にということですが、犬と接する場合、家の中でリーダーウオークの練習をした後、散歩に出かける場合は自由ということでしょうか?それだったら一貫性の無いことになるので良くないと思うのですがどうでしょうか?


返答内容
>練習をした後、散歩に出かける場合は自由ということでしょうか?・・

↑いえ、違います。優しい段階を一つ二つ間に挟んでください・・・という意味です。いわゆる準備運動、準備段階のような感覚です。

大きな階段の一段よりも、小さな階段で2・3個に分けてあげた方が、登りやすいのと同じです。

子犬期は外の散歩では無理させない時期も必要ですが、もう体もしっかりして知能も高くなった成犬ですので、外でも一貫して示してください。

ただし、いきなり期待はしないで、「まずは家の中でしっかりできるように」を意識しましょう。

家の中では、お嬢さん達でも練習できるはずですので(ご主人が手本を見せてから)、やってもらってください。もちろん、普段の何気ない接し方・態度などが大前提です。

あまり根詰めて躾けの結果のみを意識せず、まずは主導型の遊びを通じて、その中にリーダーウォークを少しずつ混ぜ込んでいくと良いです。

それでは、Q&Aサイトの他の記事も熟読していただき、頑張って続けてください(^_^)

飼い主さんからのお返事.png
堀川様おはようございます。短い時間ですがリーダーウオークを朝晩、再開し又ボール遊びも取り入れてやっています。

ケージから出した後の玄関までのウオーキングで意識しながら横について歩くようになりました。又、今までだったら座れのコマンドの反応がうすかったですが、一二回、首を掴んで座れのコマンドと共に座らせた処、それ以降、反応が早く家の中でも外でも出来るようになりました。本書を読んで私自身の意識が大きく変わったからだと思います。ありがとうございます。

但し散歩から帰った後、躾を始めようとするとリードを噛んで『うー』と唸ります。何を訴えているのでしょうか?ストレスを感じているのでしょうか?と言ってもリーダーウオークと躾は絶対、継続しますが^_^

後、テキストに骨皮型ガムの事が書かれていましたが、今までケージの中にその様なものを入れておいた事がありません。ケージの中でストレスを感じているなら入れてもいいかなあと思いますが、この時期に入れてもよろしいでしょうか?


返答内容
頑張っておられますね。良い方向に向かっているということは、やり方(意識)が正しいからです。

ただし、ご無理されている部分があるのも事実です。

>散歩から帰った後、躾を始めようとするとリードを噛んで『うー』と唸ります・・

↑散歩中もずっと躾を実践されているはずですので、今の犬の段階からしてみたら「もうかんべんしてよ~」という心境です。散歩から帰った時点で、もう精神的にクタクタになっているはずです。

まだ私の犬のしつけ法を始められて間もないですので、犬からしてみたら、接し方が激変してそれが長時間続いたらさすがに疲れます。

色んな所でお話していますように、まずはその犬の現状を把握してあげて、そこから少しずつ難易度を上げてあげることです。急にゼロから100を求めないで、少しずつ段階を作ってあげましょう。

今のその犬にとっては、散歩のしつけ方が変わっただけでも、一杯一杯なのです。

また、犬からしてみても、面白くない部分は必ずあります。反抗期は終わったとはいえ、今まで自分の好き勝手できたことができなくなれば、当然面白くありませんので、反発もしたくなります。

それも自然な反応ですし、犬のしつけが効いてきたとも言えます。

あとは、表面的なテクニックにこだわらないで、あくまで自分の毅然さと主導性を意識することです。必ず犬には伝わります。何気ない態度やしぐさで伝わります。

そして、上手くいかない場面でも感情的にならずに、少し優しいレベルに戻してみる・・またちょっと難しくしてみる・・・という調整をしてあげてください。

「せいては事をし損じる」ということわざ通り、急いで結果を出そうとするほど逆効果になる場合があります。長い習慣・関係があったわけですので、激変しないで少しずつ変えていくと良いです。必要な段階を飛び越しても、やっぱり無理が出ます。

まずはご家族全員の意識が変わって、自然と接し方・しぐさが変わっていく・・・そんなところからで良いのです。


>骨皮型ガムの事が書かれていましたが・・

↑もし留守番が長くて、ケージ・クレート・トイレを破壊するような状況でしたら必要ですが、それらはなくて、遊び時間にコングを好きに噛ませる時間も作って発散できていれば必要ありません。

また、無理に皮ガムでなくても、天然コットン100%の丈夫な歯磨きロープでも良いです。

それでは、またあせらず頑張って続けてください(^_^)


 


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