犬のしつけがQ&Aで分かる!

犬が散歩中に拾い食いをする場合のしつけ

質問内容
こんにちは。いつも適切なアドバイスを有難うございます。
2ヶ月前に我が家に来たわんぱくヨーキーも、月齢10ヶ月を超えました。
あれから家の中ではなんとかリーダーウォークが出来るようになり、歯磨きも嫌々ながらもさせてくれるようになりました。歯磨きが終わって「いい子だったね」と褒めると、「嫌だったよぉ~」という感じで私の膝に顔をうずめてきます。

今回は、1日のスケジュールについて、直すべき箇所があればご意見を頂きたいのと、お散歩中の拾い食いのご相談をさせて頂きたく、メール致しました。

【1日のスケジュール】
①朝起きると少し「キューイ、キューイ」と鳴くので、鳴きやむまで放っておいて、鳴きやんだらケージのカバーをはずしてあげます。そしてウンチの始末とトイレシート、水の交換をします。この間、ケージの中で2本足立ちで何かを要求しますが、無視しています。

②まず私が朝ごはんを済ませるのを見せた後に、ごはんをトレー(早食い防止のために、突起のついた大きめのトレーを使用しています)に載せ、ケージの中で「スワレ、マテ」をさせます。マテの状態が出来たらトレーをケージの近くに運びますが、運ぶ途中で勝手に動き出したら、引き返して、きちんとマテの状態が保てるようになるまで待ちます。(きちんと出来るまで、行ったり来たりを繰返します)

トレーを運ぶ間、マテの状態を保てていれば、トレーをケージの外に置いて、マテをさせたままリードをつけます。(この時、リードや私の袖口を噛みにくることもありますが、「マテ」と言って止めさせます)
その後、ケージのドアを開けて、ケージとごはんの間くらいの所を「ココ」と言って指さして外に出します。(今のところ、指差した所できちんと止まれませんので、リードを引いて座らせます)

この後、リードを持った手を離しますが、そのままその場で座って待っていますので、しばらく待たせた後、「ヨシ」で食べる事を許可します。待たせている間は、私とトレーの方を交互に見ています。

今まではそのまま最後まで食べさせていたのですが、今日初めて、食べている最中にリードを引いて「マテ」をさせてみました。一度口に入れたものに対する執着はすごいので、まだリードなしでは難しいようです。

③ごはんの後、「ハウス」でケージの中に入れてトイレをさせ、「スワレ、マテ」の後、「ヨシ」と言ってケージの外に出し、そのまま5分ほどリーダーウォークをしてから、お散歩に行きます。マンション内は歩かせられないので、抱っこして外まで行き、毎日コースを変えて、人や車通りの少ない所でリーダーウォークをします。時間的には30分から50分程度ですが、距離的には50メートル程度を行ったり来たりという感じになってしまいます。他の犬が近づいてきた時に飛びつこうとするので、リードをちょんと引いて「スワレ、マテ」をさせ、見送らせるようにして、うまく出来たら褒めるようにしています。相手が好んで近づいてきた時は、仕方がないので交流させるようにしています。

④お散歩が終わったら、「ハウス」でケージの中に入れます。しばらくは2足立ちで要求しますが無視しているとあきらめてベッドで寝ています。お昼の12時頃に先住犬におやつをあげると、また2足立ちで要求しますので、「スワレ、マテ」でしばらく待たせた後、「ヨシ」と言ってビルバックチュウを1本あげます。(私がチュウを袋から出す間は2本足でぴょんぴょんしています)
チュウをあげた後、私がケージの近くにいると、取られると思うのか、「うっ~」と唸りながらあわてて食べようとするので、あまり近くに寄らないようにしています。

⑤午後5時頃に先住犬にごはんをあげますが、先住犬が食べている間は2足立ちでピョンピョンして要求しまくります。ピョンピョンしなくなった頃を見計らって、②の朝ごはんと同様の手順でごはんをあげます。

⑥ごはんが済むと、10分~15分ほどボールとヒモ付コングで遊びます。私が縄ボールを投げて「トッテオイデ」と言って取って来させ、「チョウダイ」で縄ボールを離させ、うまく離せたら褒めます。(褒めるときに身体を触ろうとすると指に注意が行って噛むような気配があります)
ボールに飽きたら、ヒモ付コングで遊びます。「スワレ、マテ」で待たせてから、「ヨシ」でコングを離すと、飛んだりはねたりしてものすごい勢いでコングを追いまわします。コングを口でつかまえると、「うっ~」と唸りながらなかなか離そうとしませんので、ヒモを引っ張って引き寄せ、「チョウダイ」といいながら口から取り上げます。口から離れたところで「いい子」と褒めます。

⑦その後、20分ほど家の中でリーダーウォークの練習をします。やり始めは引っ張ろうとしたりとび跳ねたりしますが、1~2分ほど続けると横について歩けるようになります。横について歩く間は私の顔を見上げてくれますが、私はあえて犬の方を見ないようにして歩き続けます。たまに自分の行きたい方向に行けないときに「キューイ、キューイ」と鳴くことがあります。

⑧その後、ケージの前で「スワレ、マテ」をさせた状態で、歯ブラシにビルバックのチキンフレーバーの歯磨き粉をつけ、「ハミガキ」と言って歯ブラシを鼻の前に持って行ってから、歯磨きを開始します。嫌そうな態度ながら、激しく抵抗することもなくなり、なんとか歯磨きをさせてくれます。

⑨歯磨きが終わったら、「ハウス」でケージに入れます。最後に大好きな牛皮ガムがもらえるとわかっているので、2足立ちで要求しますが、ガムを見せるとすぐに自分から進んで「スワレ、マテ」をして待っています。目の前に持って行ってしばらく我慢をさせてから「ヨシ」であげます。
昨日、食べている間に一旦ガムを離すことを覚えてもらいたくて、「オフ」と言ってみたのですが、がっちり咥えて離さず、逆にあわてて一本丸ごと飲み込んでしまい、目を白黒させて苦しそうにしていました。あわてて口に指を入れて吐き出させましたが、まだまだ無理だったと反省しました。

⑩ガムを食べ終えたら、犬の方も1日が終わったと思うようで、ケージでおとなしく寝ているので、トイレシートを交換してから夜7時~8時頃にケージにカバーをかけて、リビングとケージのある部屋を仕切っているふすまを閉めます。後は、朝までおとなしくしています。


【お散歩中の拾い食いについての相談】
現在、お散歩中はほとんどリーダーウォークが出来ていない状態で、葉っぱや枝、石ころなどを拾い食いしています。始めの頃はこちらもあわててしまって、無理やり口から出させようとしたのですが、本気で噛んでくる上に、取られる前に急いで飲み込んでしまいます。

今後、家の中でリーダーウォークの練習をしつつ、部屋の中におやつを撒いておいて、拾い食いをしないようにしつけをしていくつもりなのですが、その間、外にお散歩にいった時にどのような対応をすべきかを教えて頂きたいのです。

ネットでも色々な対処法が書かれていました。例えば、

◆ごはんはトレーに入れて一度にあげるのではなく、常に手からあげるようにして、手の方に注意が行くようにする。お散歩中も手の方を気にして顔を上げて歩くようになるので、手の中のごはんをあげつつ歩かせる。また、手の方に注意がいっているタイミングで、アイコンタクトも練習する。

◆わざとおやつを目の前に落としておいて、食べようとしたら「ダメ」と言ってリードを引き、食べようとするのを止めたら褒め、そのおやつを手の上に載せて食べさせる。

◆人がおもちゃやガムを握った状態で犬にくわえさせ、「オフ」と言って、口から引っ張る。口から離れたら褒める。それができたら、人が握らずに最初から犬にくわえさせた状態で「オフ」と言って、口から離れたら褒める。

◆犬が口に入れた瞬間におやつを見せて、「チョウダイ」と言って交換する。
※これはボール遊びの時に出来ていたので試してみましたが、おやつを見せて「チョウダイ」と言うと、あわてて飲み込んだ上にさらにおやつを食べようとするので、全く効果がありませんでした。


現時点で、お散歩中に拾い食いをしようとした時や、実際に口に入れてしまった時は、どのように対処すべきでしょうか?リーダーウォークの練習中は声をかけたり、気にするような素振りもいけないということなので、都度「ダメ」とか「いい子」とか声をかけるというのはどうなのかとわからなくなってしまいました。


返答内容
順調に育っているようで良かったです。一番難しい時期は過ぎて、知能も高くなってきました。これから落ち着きが出ていきますので、色々覚えてくれます。

ただし、まだ成長期の真ん中くらいですし、経験も乏しくて主従関係も完成する時期ではありません。

やるべき事は毅然と続けて、子犬の成長も待ってあげないといけません。


では今日は二つアドバイスです。

まずゴハンですが、なるべくケージの中で食べさせてください。ケージの中で安心して食べさせる方が、興奮や独占欲も少なくて済みます。

ケージ好きにもなります。

マテやおあずけを教える時は、ケージの扉を開ければ出来るはずです。

それと、あまり難しい要求をいきなりしない方が良いです。さすがにゴハンが目の前にあってアレもコレもさせるとパニックになります。

最初は2秒マテ→すぐ褒めてすぐヨシで食べさせる・・次の日は3秒・・1週間は3秒・・次の週は4秒・・など、優しいレベルから適応させてください。

あまりにも無理難題を犬が訳も分からないままやっていると、信頼関係が上手く育たない場合があります。優しいレベルから始めて、成功させるように工夫して、褒めて自信を付けさせることです。お互い自信になります。


主導型のボール・コング遊びは良いです。その調子で続けてください。

そしてその中で拾い食いも教えていきましょう。

条件としては、なるべく空腹ではない状況で、ある程度遊んで興奮を発散し終わった状況が良いです。これもハードルを低くして成功させるための工夫です。

犬にリードを付けて短めに持っておきます。お部屋の床や廊下にドライフードを点々と置いておきましょう。

そこを歩いていき、犬が食べそうになったら「シ!」などの注意音と同時にリードをチョンと引き上げて注意しながらポイントを通りすぎます。そこでポンポン褒めます。

また次のポイントで同じことを繰り返します。

手で食べさせたり、ご褒美で食べさせたりしないことです。

食べ物は、自分のケージ内でいつものお皿でしか食べさせないようにして、条件付けしたほうが良いです。また、手で食べさせたりすると従属的になりますのと、それが癖になり要求されます。


ただし、この拾い食いに関しては、本来は犬の大切な本能でもありますので、すぐに結果は期待してはいけません。

特に外での拾い食いは、お腹が空いているからというよりは、外の世界の興奮の要素で半パニックになっていて、とにかく何でもかんでも口に入れてみたい衝動にかられている要素が強いのです。

これは成長に伴って変わっていく部分もありますし、経験を積むことも大切ですので、時にはあえて枯葉くらいは口に入れさせてみた方が良いです。「落ちている物は大体食べれない物なんだ」ということも理解していきます。

そして「興奮の要素」とお話しましたので、外の世界に慣れさせることが大切です。

安全な場所を見つけたら、そこでノンビリ座って、周囲を犬にウロウロさせることです。

そこで周囲にある葉っぱや小石を口に入れさせてみてください。落ち着いた状況で噛んでみれば「これは食べれないんだ」ということは理解します。

容易に飲み込めないように、少し大きめの物を犬の前にチョンと投げてみてください。

危険でない程度に、経験を積ませることも必要です。とにかく、天気の良い日はなるべく外で長く過ごすようにしましょう。

外の移動中のリーダーウォーク中は、少し早歩きにして頻繁に止まったりと、犬に気をそらさせないようにすると良いです。


>犬が口に入れた瞬間におやつを見せて、「チョウダイ」と言って交換する。※これはボール遊びの時に出来ていたので試してみましたが全く効果がありませんでした・・

↑他者の犬のしつけ情報を好きな部分だけつまみ食いすることは最も危険です。「この人の方法で行こう」とお決めになられたら、その人以外の方法は遮断してください。

特に私の犬のしつけ法・環境作り・何気ない接し方などなどは、すべてがつながっています。表面的な調教は意味が無く害だと色んな所で申し上げています。しっかりお守りください。

手法のつまみ食いは、それを受ける犬にとっては矛盾なのです。そのギャップがストレスなのです。

それをお守りいただけないようであれば、私はもうアドバイスすることはありません。


まだまだ犬が幼いのですぐに結果を求めないで、主導型の遊びを中心に主従関係を作り、家の中で練習し、成功しやすい条件のもと、コツコツ練習していきましょう・・・

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毎回ご丁寧な回答を頂き、ありがとうございます。
拾い食いはごはんが足りないせいなのかと思っていましたが・・・確かに何でもかんでも口に入れているのはお散歩が始まってすぐの頃で、興奮が収まってくれば口に入れる回数が減っているように思います。

口に入れる経験を積ませるのも必要なんですね。とても良くわかりました。

早くいい子になってほしくて、早く楽しく色々な所にお散歩できるようになりたくて、つい焦って、ネット上の回答に頼ってしまいました。申し訳ありませんでした。

最初に、おやつで手なずける手法は採らないと決めて、堀川さんのホームページに辿り着いたのですから、最後までそれを貫くべきですね。

犬にも幸せになってほしいので、これからは迷わないで堀川さんの手法を続けていくことにします。これに懲りずに、これからもアドバイスよろしくご指導ください・・・


 


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