犬のしつけがQ&Aで分かる!

子犬へのリーダーウォーク・あお向けのしつけ

質問内容
柴犬3か月オスを2週間前に我が家に迎えました。

早速仰向け固めとリーダーウォークをやってみました。リーダーウォークは、全く動いてくれません。お座りの状態で引っ張っても動きません。無理矢理引っ張ってぐるぐる回ったり、2、3歩でUターンを繰り返したりしてみましたが...

仰向け固めは、昨日おとといは、抵抗するなか何とかひっくり返しました。5、6秒くらいすると手に向かって噛もうとし始めるので、はなしちゃう、というのを3回くらいずつやりました。かなり逃げようとするので中々うまくいかず、何回かやって一回出来るかな、という感じです。

今日は、リーダーウォークは同じ調子で動かない。仰向け固めは、ひっくり返そうとすると逃げようとするのは同じですが、お座りをさせて頭を撫でて誉めようと手を出すと、進んでお腹を出すようになりました。

でも、撫で始めると、すぐ手を噛もうとするので、結局すぐ手を離しちゃう、というのを何度かやりました。

犬のこの行動から、やり方はいいか悪いか?
明日も同じでいいのか、何かを変えた方がいいのか?

アドバイスよろしくお願いしますm(_ _)m


返答内容柴犬君は現在4か月前ですね。本書の子犬編にも書きましたが、今はまだまだ結果を求めてはいけない時期です。月齢(知能)が低い時期なのと、人間と暮らし始めて間もないですから、今はこれが普通です。

今は主導型のコング遊びを中心にして、その遊びの流れの中で、リーダーウォークと仰向けの要素を加えていってください。

犬にリードを付けてコング遊びをしましょう。その中で時々リードを持って歩いてみる・・またすぐ遊び・・また時々リードを持って歩いてみる・・また遊び・・。という繰り返しで慣らしていき、少しずつリーダーウォークに近づけていくと良いです。

リーダーウォークの中で、犬が動かなくなって、おすわり状態で固まった時は、逆にそれを利用しましょう。

犬に近づきながらスワレの指示音とジェスチャ-を見せ、犬の首輪をつかんでスワレの型をキープして、指示音とジェスチャーを関連付けながらポンポンで褒めます。そのまま、次はマテの指示音とジェスチャーに切り替え、首輪をつかんで動きを止めた形と関連付けてポンポン褒めます。

そして、マテの指示を出したまま2・3歩犬から離れましょう。ずっとマテの指示を出し続けます。少しマテをさせていると、今度は犬が動きたくてしょうがなくなりますので、ソワソワしてきたら、コイやツケの指示音とジェスチャーで呼びながらリードを軽く引いて誘導します。

隣にきたら褒めてまた歩き出しましょう。そこでまた止まったら、再度スワレ・マテの教えから始めます。


仰向けも同じように、遊びの流れの中で、何となく一瞬犬をひっくり返してみる・・すぐ褒めて解放して、遊びを再開・・また一瞬ひっくり返す・・また遊び・・。という繰り返しの中で、徐々に慣れさせながら仰向け時間を長くしていきます。またゴロンの指示も関連付けします。

それから、ナデナデ・ベタベタ触ると嫌がりますのでポンポンで褒める方が良いです。最初は短くても良いので出来たらすぐ褒めて解放します。繰り返しながら徐々に長く出来るようにしていけば良いです。

結果をあせると、ついつい求め過ぎたりムキになってしまいます。まだまだ知能が低い月齢が続きますので、期待し過ぎないで淡々と続けることです。

それと噛まれるのが嫌でビクビクしていると、犬が見下したり面白がったりするので、動揺しないでリラックスできるように、作業用の革手袋を準備すると良いです。ホームセンターで500円くらいで買えます。

では、今日は以上です。

とにかく結果が出にくい月齢ですので、求め過ぎず、まずは普段の何気ない態度しぐさ接し方の見直し・・主導型のコング遊びを中心に、その中で少しずつリーダーウォークと仰向けを混ぜ込んでいくと良いです。

基本動作のスワレ・マテをしっかり定着させましょう。

まずはそんなところから始めてください。頑張って続けましょう(^-^)


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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
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