犬のしつけがQ&Aで分かる!

興奮・威嚇・抵抗するドーベルマン犬のしつけ

Q.ご質問:
ドーベルマンの♀3才を、飼っています!私では、なく夫の趣味で飼っているんですが...

散歩の時、犬や猫を見るとすごく興奮して威嚇するのでこまっています!

生後8ヶ月ごろ6ヶ月訓練所に預けました。でも威嚇は、治るどころか増してひどくなったようです!地元の犬のしつけ教室にも最近まで通ったりしましたが少しは、和らいだものの良くなりません。

躾教室の時、トレーナーからあおむけ固めをすると良いと言われ挑戦したのですが、ドーベルマンはものすごい力で抵抗するので結局三回ぐらいで止めてしまいました。仰向け固めは、うちの子には、無理な様な気がします!

まだ一度もお腹を、見せた事がありません。すごく警戒心が強いです!


A.お答え:今回は2つ意識して下さい。まずおっくうがらないで、嫌がらないで、犬や猫と会う場を積極的に作ってください。つまり犬や猫を避けるような散歩をしないで、しっかり会わせて慣れさせることと、そこで教えましょう。

犬や猫が前方から現れたら、飼い主さんはしゃがんで、犬の首輪をガッチリつかんでスワレ・マテの形を作ってキープさせてください。

すれ違うまでの間、「シ~!」という声掛け(音の合図)と共に、肩をポンポンして褒めてください。吠えずにガマン出来たら名前を呼んで「○○良い子!」でポンポンと褒めます。

吠えたり唸ったら、「ダメ!」と厳しい視線を送りながら、犬の口を手で閉じます。そして「シ~!」という声掛け(音の合図)と共に、肩をポンポンして褒めて口を解放します。

解放するとまた吠えますので、「ダメ!」と厳しい視線を・・・ひたすらこの繰り返しです。

そしてもう一つの最も大事なことですが、同じ教え方・叱る・褒める、をしても、関係次第でその吸収力が全然変わってきます。そして関係作りとは、表面上の手法の上塗りではなく、「意識」から来る「主導性」を見せ続けることです。

普段、猫なで声でナデナデ抱っこにオヤツ・・という接し方、犬の要求やご機嫌に合せるような接し方をした上に手法だけ上塗りしても、犬のしつけは絶対に成功しません。

いつでもどこでも「主導」を忘れないでください。犬をかまいたかったら、オテでもスワレでも何でも良いので「指示→従う→褒める」というパターンを意識しましょう。

ゴハン前にスワレ・マテ、ゴハン中もスワレ・マテで中断させる・・

ボール遊びなら、投げる前にスワレ・マテ、出来たら褒めて投げる・・出来なかったら型で教えて褒めて投げる・・というように、いつでもどこでも何事でも「主導」です。

ボール遊びはストレス発散にも良いです。主導型にすれば関係作りができます。

そして、散歩時だけでなく、家の中や敷地内でたくさんリーダーウォークをやり続けてください。あお向けで暴れる大型犬のドーベルマンは、特にリーダーウォークが良いです。

体のコントロールよりも、「自分がリーダーなんだ」という強い意識を示すように心掛けてください。(威圧・体罰はNG)。

まずはリーダーウォークを毎日毅然と続けて、柔軟になってきたらボール遊びの流れの中で、あお向けにチャレンジされれば良いです。ドーベルマンの大きさならそれが良いです。また、教えなくてもリーダーウォークと態度の徹底だけでも、自分からあお向けするようになる犬もいます。

今後は犬のしつけ教室は止めましょう。やるべきことはお分かりになられたはずです。ご自分で解決しようとする意志も実力になっていきます。

あせらずに、まずは家族全員の態度に甘さがなかったか反省し、意識から変えてみてください。意識が変わると自然に態度やしぐさも変わり、犬はちゃんと察知します。

では、頑張って続けてください(^-^)


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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
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