犬のしつけがQ&Aで分かる!

子犬が来た最初の一週間目のしつけ飼い方・健康病気の判断

質問内容早速のお返事ありがとうございます。とても丁寧にアドバイスして頂きましてありがとうございます。

48日前後と2ヶ月~3ヶ月とはやはりこの月齢の子犬にとっては大きな違いがあるかと思い、お尋ねさせていただきました。

とても人懐っこい子犬です。最初の2日間はケージも無かった為、Freeにしてました。なかなか熟睡してくれず、2時間もすると起きてしまい夜中も私のベッドまで来てしまうので、一緒に寝たり、昼間は私のベッドで一人寝かせたり(この方が寝付きが良かったようなので)しておりました。

堀川さんのサイトや、他の色々なサイトを拝見して、良くない事だと知り、今はケージを買ってその中で生活させております。当日と次の日の夜は夜泣きが酷く、其れもケージ慣れするまで、と。昨夜はほとんど鳴くこともなく、朝まで静かにしてました。

在宅の仕事をしておりますので、留守にすることは殆どなく、逆にそのせいで小さな音にも反応して起きてしまう傾向があります。不安がらせないように近くにいたほうが良いとの事でしたが、私が近くにいると気が散るようで、少し身じろぐだけでも置いて行かれると思うように、すぐ起きてベッドから出てきてしまいます。

熟睡させてあげたいのですが、真っ暗にして人の気配をなくしたほうが良いのか(今はこちらです)、見えるところに私がいたほうが良いのかこの場合、どちらが良いのか判断に困っております。

サイトのQ&Aコーナーを拝見しながら、静かになったらケージから出す。甘咬みした時は、イケないことを教える。など、今出来る範囲で少しずつ倣ってやっております。最初の頃はケージから出すと直ぐにテンションが上ってしまっていましたが、今はそれほどえもありません。それが、いい傾向なのか、それとも元気がなくなったのかの判断もつかず、少し心配です(食欲はあります)。

以前も子犬を譲り受けたことがありましたが、これほど小さい子は初めてで、この子的にも早くから親元を離され、普通の子犬たちよりも大変な思いをしたのだとネットで調べて、一月で親から離す虐待、というような記事を結構見かけ、プレッシャーやナーバスになったりもしましたが、お店に並んでいた子です。

私が迎えなくとも誰かがお迎えしただろう子。せめて私がお迎えしたことで、この子が幸せになれた、と思えるくらいになりたいと前向きに考えることにしました。堀川さんも仰ったとおり、ハンディがあるかもしれませんが、がんばります。

 

返答内容

>真っ暗にして人の気配をなくしたほうが良いのか(今はこちらです)、見えるところに私がいたほうが良いのか・・

↑犬は人間と睡眠形態が違っていて、成犬になっても細かい睡眠を断続的に繰り返します。そして、子犬はさらにそれが頻繁になりますので、睡眠がたくさん必要です。

たまにちょこっと起きてちょっと遊ぶくらいが普通です。

今の時期は、基本的には暗くして静かにしましょう。犬は暗視力が高いですので、部屋の電気を消して暗くしても見えてますのであまり意味がありません。クレートやケージ全体に毛布を掛けて視界を遮ってください。

これが巣穴感覚になり、落ち着けます。だからクレートハウスがあったほうが良いのです。

最初の一週間はかまってはいけません。エサ・水・トイレの最低限の世話だけして、あとはかまわないことです。まだ新しい環境に慣れていなくて、強い興奮と緊張があります。それと最初の接触が基準値になりますので、悪い癖がつくと「出せ出せ・かまって」の要求吠えになります。

エサ・水・トイレの世話の時に様子は観察できますので、鼻水を出したりコホコホと咳をしていないか見てください。単発の下痢・嘔吐は子犬は時々ありますし、成犬になってもたまにあるのは普通ですが、それが丸一日続くのは危険ですので、次の日はすぐに獣医さんに診せてください。

一週間経ったら、必ず一回動物病院で子犬検診を受けてください。


>サイトのQ&Aコーナーを拝見しながら、静かになったらケージから出す・・
>甘咬みした時は、イケないことを教える。など、今出来る範囲で少しずつ倣ってやっております・・

↑ですので、まだこれはやってはいけません。


>元気がなくなったのかの判断もつかず、少し心配・・

↑犬の健康や病気の判断基準ですが↓これをチェックしてください。

・コホコホ咳をする
・鼻水が出ている
・下痢が一日続く
・嘔吐が一日続く
・熱がある(耳の内側の地肌を触ると異常に熱い。人間より平熱は2・3度高いのは普通です)
・食欲がないのが一日続く(成長期はホルモンバランスの変化が激しく食欲がある時・ない時の差が大きいです。オヤツを食べさせてしまうと好き嫌いを覚えます。そういうものは除きます。)

犬は人間よりも頻繁に寝ますし、子犬ならなおさらです。また本来動物は、遊びや狩りや食事以外の時間はマッタリして体力を温存しようとします。


まずは最初の一週間は、かまわず安静にさせて慣れさせること、悪い基準値を作らないことです。

一週間経って、本書も届いて、子犬の検診が終わってから、少しずつ少しずつ展開です・・・

 

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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
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