犬のしつけがQ&Aで分かる!

犬のしつけや健康でアトピー・遊び・オヤツなど

質問内容堀川様。ご返信ありがとうございます。(トイプードル3歳)

こんなに早くお返事いただけると思っていなかったので、驚いています。そしてたくさんのアドバイスありがとうございました。とにかくトレーナーさんのカウンセリング後からずっと落ち込んでいたので正直、涙が出るくらいうれしかったです。

犬のアトピーについてなんですが、実は私も専門医を探して、たどり着いたのが今の病院なんです。皮膚科専門外来を設けてる先生で、診察を受けて10か月になります。

発症当初は近所のかかりつけ医に診ていただいていました。刺激の少ないシャンプーを進められたり、飲み薬を飲んだり、掻かないようにエリカラをつけたり。しかし一向に改善されなかったので皮膚専門の先生を探したのです。

初診で言われたのは、うちの犬の皮膚が脂性だということ。ターンオーバーがとても速いので汚れがたまりやすいとのことで、しっかりと皮脂と汚れをとること、そして外耳炎を持っていることもあり当初はマラセブで5日おきにシャンプーしていました。

8か月ほどマラセブを使い、その間に頻度は週一になり、今度はシャンプーをマラセブから汚れをしっかり落としつつセラミドが入っているタイプに変えましょうということになり、2か月前からシャンプーを変えているところです。

ただ、確かに乾燥は気になります。堀川さんのおっしゃるようにぬるま湯で洗う日があってもいいのかもしれません。先生には四季を通して診ないと何とも言えないと言われているのでいろいろ探って試しているところなので、ぬるま湯で洗ってみようと思います。

すみません、また長くなってしまいました。

なので、ひもつきコングはとても興味が惹かれます。堀川さんの著書に遊び方が書かれているのでしょうか?

それからおやつですが、堀川さんはしつけとは全く関係ないところでリッキーちゃんにあげたりしているのですか?

それともゼロですか?

それからオスワリやフセなどで、おやつを使わずにやってみました。下からポンポンも何とかできました。左側からやると犬は逃げてしまいますが、右側からやったら目はシバシバしますができました。すぐできると思わなかったのでビックリしました。

 

返答内容

犬の皮膚のターンオーバーが早いのであれば、洗った方が良いかもしれませんね。ただ、パターンを変えて違いを見る・・ということも大切です。

「三日に一回」など、細かくシャンプーしてみても良いですし、「毎日のお湯遊びのみ」もやってみても良いでしょう。

犬それぞれ症状や原因、度合いも違うので、色々試して合うものを見つけることです。また、症状が改善したり体質も変化していきますので、治ってきたら、少しずつ飼い主さんが楽な方法へ変えていっても良いわけです。犬の体も耐性ができます。

それと先日お話し忘れましたが、人間も含めて本来動物は自分のターンオーバーや少しの汚れで皮膚炎になることはありません。つまり免疫の過剰反応があるわけです。過剰反応で自分自身を攻撃し炎症が起こるわけです。

免疫やホルモンバランスを制御するのは自律神経です。そしてその自律神経のバランスを崩すのがストレスです。

2歳過ぎてから・・というお話でしたので、生まれつきの体質が根本原因ではないかもしれません。

私達人間も、寝不足やストレスで肌がチクチクしたりしますが、同じなんです。

犬の2歳は、成犬になり知能が高くなり相手を見抜く視点が鋭くなる年齢です。主従関係が崩れ、ストレスで自律神経(免疫など)のバランスが崩れ、アトピーを発症した可能性もあります。


コングの遊び方ですが、ごくシンプルです。本書にも書いていますが、Q&Aサイトのほうに細かく書いています。そして、私の犬のしつけは全てつながっています。コング遊びでも、散歩でも、何気ない接触でも全てつながっていて、共通する大切な事を意識していただきたいのです。

それがあれば、細かい手法は何でも良いのです。反対に言えば、大切な意識設定が出来ていないから、どんな手法を使っても結果が出ないのです。表面的な手法にとらわれてはいけません。


オヤツですが、完全にゼロです。

もう何年も食べさせたことはありませんし、これからも一切食べさせません。新しい犬を同じです。かつては、オヤツを一切止めてから、犬のしつけが好転したのです。

若犬の頃は、骨型皮ガムを与えた時期もありましたし本書でもご紹介していますが、それは食べ物としてではなく、犬の狩猟本能(破壊本能)のはけ口にしてあげるためです。

歯やアゴの発達維持にも良いですし、留守番の長い犬には良い気晴らしになります。プラスチックやゴムや布のオモチャ、あるいはかじったケージの破片を飲み込むよりは、何倍も安全だからです。

老犬期に入ったら、完全に落ち着きますのでもうそれも要りませんし、若年期でも無理にガムがなくても、飼い主さんとの遊び時間にコングを思いっきり噛ませれば十分発散はできます。

それとオヤツは、それ自体でもう栄養のバランスが崩れています。そして、好き嫌いを覚えてドライフードを食べなくなる犬が多いです。ですので、トッピングや人間のおかずを与えるのも絶対にいけません。

物事の教えは何でもそうですが、犬との関係作りが出来れば、あとは「良い型を作ってあげて指示音ジェスチャーを関連付けながらポンポン褒める」それだけで覚えるんです。シンプルに体現させることなんです。繰り返し淡々と反復で教えるだけなんです。

犬のしつけとは、関係作りなんです。多くの初心者さんやドッグトレーナーは、「どうやって物事を教えるか」のテクニックや裏技だけに視点が行ってしまいがちなんですが、それは極論何でも良いのです・・・

 

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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
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