犬のしつけがQ&Aで分かる!

犬の食糞と、散歩では排泄させないようにするしつけ

質問内容
堀川様いつも早々のご返信いただき有難うございます。

さて、当家のトイプードル(もうじき5か月に入ります)は、食糞がおさまりません。

最近では出したらすぐさま体を曲げて食べてしまいます。食べているところを気づかれると、取られまいと驚きの速さで食べてしまう始末。

ウンチのタイミングを見計らってみてはいても、オシッコの時のようにくるくる回ることもなくいきなりしてしまうので、本当に現場を抑えることができません。

結果、ウンチの時に褒めてやる回数が少なくて覚えてくれない、、という悪循環になっています。

3度の食事のほかにウンチもたいらげるので、ウンチの回数が日に7~8回。

1日に1~2回は、ウンチを済ませたら、スッとその場から離れて興味を示さないこともあります。私の考えでは、エサがウンチになったものは食糞。ウンチがウンチになったものは食べないのではないかと。。。

これは胃腸器官が未熟な子犬の間は仕方ないのかな、、とも思いますが。。

それと、おかげさまでケージ内でのオシッコは、ほぼ100%シートでしてくれるようになりましたが、ウンチはシートの時と部屋(ベッドの横)でする時と半々といった感じです。

とうとうベッドでウンチをして食べてしまったので 、今の時期は気温も高いしベッドも必要ないだろうとベッドは今撤去しています。それでも部屋スペースでしてしまいます。

これも地道にシートでウンチをしたら褒めてご褒美をやるというのを地道に続けるしかないかな。。とも思っていますが。

また、散歩を始めていますが、昨日、初めて散歩中にウンチをしました。それまではおしっこすら家まで我慢していたんですが、、

散歩で排泄するのではなく、家のトイレシートできちんとできるようしつけたいのですが、そうなると散歩では排泄させないようにしないといけませんか?

それとも、ウンチをしたら散歩に行くというリズムにした方がいいのでしょうか。

毎度おなじみの長文になり恐縮ですが、ご返信の程、よろしくお願い申し上げます。


返答内容
頑張っておられますね(^_^) 犬が食糞をする理由は色々あります。

①糞に栄養がまだ残っているから食べる

②他の動物に、糞と自分の存在を知られないように食べる

③ストレス行動

④草食動物の糞を食べて栄養素の補てんをする

⑤親犬の便の酵素や善玉菌を摂り入れるため

⑥飼い主さんの気を引くため

⑦その他色々な説がある

というような理由がありますが、今回は①の要素が強いでしょう。

特に、食べる時と食べない時がハッキリしているようですので、お腹が空いたタイミングや血糖値が下がってきたタイミングで本能的にウンチして食べている可能性があります。

今の月齢から10か月くらいまでが一番成長しますので、栄養素もたくさん、そしてマメに摂っていかないといけません。

例えば、ゴハンの回数が少なく、一回の量が多い場合は、未消化・未吸収で残る栄養素の量も多くなりますので、より犬にとっては食べたくなる糞になります。

食糞自体は、悪い寄生虫などが無ければ、生物学的には問題はありませんが、予防したいということであれば、

(1)ゴハンの回数を増やすことと

(2)こちらからの指示で事前に済ませて回収していくこと

(3)子犬が成長して排便回数を調整できるようになるまで待つこと

が重要です。

ただし(2)と(3)は時間がかかります。

もともと教える機会が少ない中で、指示音の関連付けを十分しておかなければいけませんし、『言うことを聞きたくなる関係・褒められて嬉しくなる関係』(主従関係)をきちんと構築しないといけないからです。

一方で、子犬が成長していく中で、血糖値が安定するようになったり、排便の調整もできるようになっていきますので、生物学的に食糞は減っていきます。


ということで、

■時間的に可能であれば、ゴハンの回数を4回でも5回でも増やして良いですし、

■ウンチの場面を逃さず観察して音の関連付けをしつつ、指示を聞きたくなるような関係(主従関係)作りを続けながら

■子犬の身体的な成長を待つ

ということになります。

くれぐれも、あせって急がないことです。

悪い例としては、

【1】怒声で怒ったり、大声で制止しようとしたり、

【2】食糞防止のシロップやサプリメントを飲ませること

です。

【1】をすると、犬はよけいに隠れて飼い主さんの見ていない時を狙って、サッとウンチしてサッと食べます。

信頼関係も失いますので、他のしつけにも悪影響が出ます。

もしウンチの場面を見つけたら、まずウンチ中は「チチチチ・・」の音の関連付けをしてあげて、終わる時や食べてしまっている時はマテ・スワレの指示で犬の動きを止めてください。

そしてその指示が効かず、もし犬が糞を食べてしまっても、「ア~!」とか「ダメ~!」などと叫んではいけません。

何事も無かったかのように、無視して忘れてください。次のチャンスを待ちます。


【2】については、健康面で良くありません。

『犬が食欲を失うようなウンチにする成分』が入っているわけですから、体に良いと考えるのは難しいです。

本能的に食べれるという判断ができるウンチは、本来は健全なウンチ(笑)なのですから、悪い事ではないのです。

ですがそれが、「食べたくない・食べれない」と判断されるようなウンチは、健全なウンチではないのです。

そもそも、食糞防止のシロップやサプリメント自体も、効かないケースが多いです。


>散歩で排泄するのではなく、家のトイレシートできちんとできるようしつけたい・・

↑これであれば、できるだけ↓このようにしましょう。

>そうなると散歩では排泄させないようにしないといけませんか?・・

↑ですが、それは怒ったり体罰を与えるということではありません。お散歩に行く前に排泄を済ませてから出かけるということと、外でしてしまった時と室内のトイレで出来た時に、飼い主さんの反応を変えてあげることです。

成功した時は、指示音ジェスチャーでしっかり褒めることと、もちろんその効果を得るには、主従関係がないと意味がありません。

主従関係がないと、褒められてもただ単に「ウザイ!」と犬に思われて逆効果になってしまいます。

お散歩に出かける前ですが、利尿脱糞作用が高まるタイミングを利用して排泄させましょう。

・起床後、食後、ケージから出た興奮、コング遊びの興奮

などになります。

ですので、お散歩に出かける前に、リーダーウォークや遊んだりして、体を動かしたり少し興奮刺激を与えてあげることです。

食後30分くらいすると、胃腸の運動も活発になります。

しっかり排便・排尿させてから、お散歩に出かけましょう。

それでは、またQ&Aを熟読いただきながら頑張って続けていきましょう(^_^)

飼い主さんからのお返事.png
ありがとうございます。

うちのわんちゃんは食べるのが大大好きで、エサも10秒ほどで食べてしまうほどです。

最近、餌を小粒のものから、少し大きいものに変えてみたら(さすがに噛んでくれると思い)、それも丸呑み状態で、案の定、軟便になってしまい食糞も盛んに・・・

成長したら噛んで食べるようになるんでしょうか?

それともこういった仔は小粒で通した方がいいんでしょうか?

すごく食いしん坊なのに腸が弱い感じです。

それと、この時期のトイプードルは散歩は毎日しないとだめなんでしょうか。

このところ猛暑ということもあり、行かない日もあります。

また、毎日行くとそれが習慣になり、行けない時のストレスが大きくなるため、習慣にはしない方がいいという意見も読んだりしました。

堀川さんのご意見は如何でしょうか?


返答内容
まずドッグフードの基本は、小型犬の子犬ですので、消化を考えたら小粒が良いです。

そして、軟便気味でしたら、お湯でふやかしましょう。

フード:1に対して、お湯:1~2 くらいの割合で、お湯は熱湯をかけて30分放置です。

人肌以下に温度が下がって、水分が全部吸収されて余分な水分がなくなったらOKです。

それとフードを冷ましたあと、納豆をスプーン1杯くらい(少量)混ぜてください。善玉菌を増やすサプリメントも売ってます。

善玉菌を腸内に送ってみましょう。

その子の腸内フローラ(善玉菌と悪玉菌のバランス環境)が良くないかもしれません。

また、子犬はブリーダーやショップから何かしらの寄生虫も持ってきます。犬の腸内に住み着いて栄養を奪ったり、下痢を引き起こす寄生虫もいますので、ご心配でしたら獣医さんに検便で診てもらいましょう。

軟便が治ってきたら、善玉菌はもう良いですし、フードをふやかすお湯の量も徐々に減らしていき、最後はカリカリにします。


>成長したら噛んで食べるようになるんでしょうか?・・

↑だんだん落ち着いて食べれるようになっていきます。

子犬、若犬のころは、慌てて食べて、むせて吐いてしまうこともよくあります。

かと言って、フードに水をかけて飲み込みやすくするような飼い主さんもいらっしゃいますが、それも良くありません。

特に、子犬と老犬には消化が悪く、胃腸に負担がかかりやすいです。

例えれば、人間が生ゆでの麺を噛まずにツルツル飲み込んでしまうのと同じです。


>このところ猛暑ということもあり、行かない日もあります・・

↑真夏の日中は厳禁ですのと、行かない日も作ったほうが良いです。

特に今回のように「お散歩と排泄をイコールにしたくない」という場合はなおさらです。

「毎日行く、同じ時間に行く」という習慣を固定化しないほうが良いというのは、私が本書やQ&Aでお話ししていることです。

ただし、そう言うと今度は犬のお散歩に行かない飼い主さんが出てくるのですが、それも良くありません。

運動自体は家の中でも出来ますが、外に連れ出さないと、社交性が落ちたり純化が出来なくなるからです。

そうなってしまうと、人や動物の気配に過敏になり、家の中に居ても物音や来客や外を通る人・動物の気配がストレスになります。

ですので、天気・気温の条件が合う休日などは、たっぷり外で過ごして、他人や動物に慣れさせるようにしましょう。

たくさん距離を歩く必要はありません。きれいで安全な場所を見つけて、そこに座ってノンビリ外の世界を観察させれば良いです。

あとは、お散歩に行けない・行かない日は、家の中で主導型コング遊びをたっぷりしてあげてください。

それでは、またQ&Aを熟読いただきながら頑張って続けていきましょう(^_^)


犬のしつけマニュアル&個別相談の案内ページへ

 


【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
運営者の写真
犬のしつけ方針