犬のしつけがQ&Aで分かる!

犬のしつけで散歩での拾い食い・首輪リード・ボディハーネス

Q.ご質問:
3か月の子犬のしつけです。

首輪じゃなくてハーネスでも、引っ張られて犬の思うままに歩かせるのではなく、こちらがしっかりとリードできれば大丈夫ということでしょうか?

首輪じゃないとリーダーウォークはできないと思っていました。ハーネスでも大丈夫ならハーネスにしようと思います。実は首の心配をして集中できないというのが本音です...。

引っ張り癖がつきやすいというのも見ていたので、ハーネス=犬が歩きやすい=犬の都合に合わせる=甘やかしている、という考えになってしまっていました。

動物病院にはこちらから首輪について質問し、ハーネスをすすめられたので売り込みではないと思います。ショッピングセンター内にある病院(ペットショップの中にあります)なので、買うときはサイズなどを相談してからにしたいと思います。

長くなってしまいますがもうひとつだけ。
拾い食いを止めさせるしつけは室内で練習できるのでしょうか?

散歩デビューに向けて家の前に出したとき、小さめのフードと同じくらいの大きさの小石をペロッと人舐めで食べてしまいました。(運がよかったのか小石はうんちと一緒に出てきました)

リードをひくとゲホっとする、でも拾い食いやめさせなきゃ...と混乱してしまいそれから外に出していません。


A.お答え:子犬も成長に伴って、首の骨格・筋肉・器官もしっかりしていきますから、しばらくはハーネス・・それで引っ張りや拾い食いが直らないようなら直接首輪にリード・・も試してみてください。前回お話した通り、使い方次第です。

どんな犬にも、どんな道具を使っても体罰的に使ってしまえば、それまでです。リードを引く・・というよりは、その場面だけ短く持つ・・という感覚で練習してみても良いです。

ちなみにショップ系列の病院は用品を色々勧めます。開業医のベテラン獣医さんは特に勧めません。偶然かもしれませんが(笑い)。心配で迷ったら両方試してみることです(^-^)

ゲホッとするのは、どの犬もします。家の犬もそうです。興奮して呼吸が早くノドが渇くのも一因です。

犬のご機嫌に合せず、毅然と主導できれば手法は何でも良いのです。あお向けも、リーダーウォークも、主導型ボール遊びも、その態度や関係性を示すための一つの手段でしかないのです。

ですので、ホームページでも何度も「犬が見て感じているのは手法ではない」「手法の上塗りでは意味がない」ということをお話してきました。

だから、「どんな手法を使っても良くならない」という飼い主さんがいます。(もちろん、ワガママを長く放置した犬や知能の低い子犬時代は時間がかかります。)

拾い食いですが、これも他の教えと同様に実際に体現で教えます。小石を5個くらい拾ってきて、部屋の床や廊下に点々と置きます。そこを実際にリードを付けて歩いて練習してください。

犬が接近したら「ダメ!マテ!」と同時にリードを短く持って、小石に届かないようにします。これで良い型になったのでポンポンして褒めて、次の小石の地点までコイやツケで移動します。またその地点で、犬が接近したら「ダメ!マテ!」・・この繰り返しです。

もし、家の中で犬が小石に興味を示さなければ、代わりにドライフードを使えば良いです。

ただし、これは簡単なしつけではありません。犬は元来、スカベンジャー(掃除屋)と言われるくらいに拾い食いは本職です(笑い)。生きるための最優先行動ですから、しつけの時間はかかります。

腐葉土や干からびたミミズ・カエルの死骸など、有機物なら何でも食べるのが普通ですから、小石に少しでも有機物の臭いが付いていればポンポン食べます。

根気良く直接の教え・・そして根本の関係作り・・

では、また頑張って続けてください(^-^)


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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
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