犬のしつけがQ&Aで分かる!

生後4か月のトイプードル犬のトイレのしつけ

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初めてメールいたします。
トイプードルの女の子を我が家の家族として迎えました。生後4ヶ月になります。

我が家に来たときもペットショップから「トイレトレーニングがまだ出来ていません」と言われ、今必死で頑張っています。やり方は、サークルの中にトイレを入れておしっこやウンチをしそうになったら、トイレの上に連れて行くやり方です。

まだ我が家に来て一ヶ月も経っていなので、できないのは当たり前なんですが、サークルから出すとその辺にオシッコやウンチをしてしまいます。私も男の子二人子供がいるのでワンちゃんばかりに構っていられず、でもずっとサークルに閉じ込めるのもかわいそうなので、どうすればいいか分からない状態です。
 
基本的に人懐こい性格の犬でおとなしいとは思うのですが、私にはあまり懐いてくれてないように感じています。噛んだり唸ったり吠えたりすることはないのですが、ほかの人にはシッポをこれでもかと言うくらい振って飛びついていくのですが、私には少ししっぽを振って素通りしていきます。

わが子のようにとってもかわいいので、抱っこしたいのですが、抱っこしてもすぐに降ろせとバタバタします。少し悲しいです。


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トイレのしつけ手順そのものはシンプルですので、もうここでお話してしまいます。

まず、犬も人間もそうですが、トイレしたくなる条件は同じです。

・起床時、食事前後、緊張興奮時です。

ですので、例えば朝起きてゴハンを食べさせました。すぐにケージから出してボール遊びしました。もうこれで全部条件がそろいました。つまりその条件を作ってあげれば良いです。

一つでも良いです。しばらくオシッコしていない状態で、ケージから出して遊べば興奮してオシッコします。

まずは、できるだけたくさん条件を作って待つことです。そして、失敗は絶対に怒らずに、いつでもどこでもトイレしている時に「チチチチ」などの音の関連付けをすることです。そして、もちろん一番良いのは今されているように実際にトイレの上で体現(正しい型をとらせる)されることです。そこで出来たらしっかり褒めてください。

ただし、それだけでは覚えにくいので、音の関連付けをしてあげることと、失敗癖をつけないことです。また、トイレを指差してジェスチャーも交えましょう。より関連付けしやすいです。

オシッコ・ウンチしている間はトイレを指差しながら、「チチチチ」の音と褒めることです。そうすると場所の関連付けもできます。

サークルに「閉じ込める」「かわいそう」という感覚は持ってはいけません。もうその精神状態が、すでに犬に負けてしまっています。素性の良い犬なら大丈夫ですが、普通の犬はそういう態度ではいずれ主従関係が逆転していきます。

犬がサークルから出たがるのは、狭いからではありません。かまって欲しい・・退屈でつまらないからジタバタしたり、要求吠えなどもしてきます。でも本来犬はサークルやクレート内が落ち着きますので、見ていられない時は、やはりサークル内に居させるべきです。時には留守番もさせなければいけませんし、ペットホテルや動物病院に預ける時もいずれあるでしょう。犬の要求に合わせてはいけないのです。

サークル内に、クレート型ハウス、トイレ、水ボトル・・この4点セットが理想です。放し飼いで失敗癖が付いてしまうと、直すのが非常に困難になります。異物を飲み込んだりもあります。もちろん家族団らん時は出しますが、見ていられない時はケージに居させるべきなのです。

そして、同じ「褒める」にしても、犬は自分が認めた人から褒められるのと、そうでない人から褒められるのは全然嬉しさが違いますし、認めていない人から褒められても「ウザイ」というだけになってしまいます。

音の関連付けで教えても、何を教えるにしても同じことです。関係作りが出来ている人から教えられれば、嬉しくて覚えたくなるものです。

犬のしつけは全てつながっています。「これだけやれば良い・・」という手法の上塗りだけでは、犬のしつけは絶対に成功しません。もし今まで犬の要求に応えてきた・・犬が可愛そうだからと甘やかしたりチヤホヤしてきた・・そうでしたら、まず犬の本能の勉強と、意識改革から始める必要があります。

犬のしつけの中で、トレイのしつけだけは唯一叱ってはいけません。「場所の失敗」という概念が、犬の知能には理解できないのです。犬がしているのはオシッコしているだけなので、怒られたら「オシッコしている行為そのものが怒られた」と錯覚してしまい、人間が見ていない隙にアチコチするようになってしまいます。

今4か月ですね。生後6か月くらいまでが一番重要な社会化期です。根本は関係作りです。何を教えるにしてもそれが基盤になります。当然ながら関係作りは時間がかかります。とても根気が要ります。でも絆が深まります。

【その他】

抱っこはいけません。抱っこ嫌いの犬で良かったです。犬同士は、寄り添う時や、じゃれ合う時に、上位の犬が下位の体の上に自分の足やアゴを乗せてきます。つまり体位が関係を表しているのです。抱っこする態度も従属的です。犬はそれらを本能で感じ取っています。

シッポ振りですが、犬は嬉しいからシッポを振るのではありません。怒っていてもシッポを振ります。つまり興奮と緊張になります。

本当に嬉しくてリラックスしている時は、犬はシッポを振らずゆったり寄り添ってきます。家族に激しくシッポを振って飛びついてくるときは、何かを要求しているか期待して興奮している・・相手の反応を試す行動・・慣れていないだけ・・ということになります。

興奮しない・・一緒にいるのが当たり前の空気のような関係・・それが正しい関係です。

犬との接し方は全て「主導」することです。遊びも散歩もゴハンの時間も全て主導です。それを続けるから犬は相手を認め、関係が積みがっていくのです。

では、頑張って続けてください(^-^)


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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
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