犬のしつけがQ&Aで分かる!

家に来たばかりの幼い子犬ではトイレのしつけは期待しないこと

質問内容
堀川さま初めまして。●と申します。

3日前に生後2ヶ月ボストンテリアと暮らし始め、初めてのペットライフのため、しつけがよくわからずここに辿り着きました。

マンション住まいなため、室内に70×105cmのケージを置き、3分の1をトイレとして壁を作り、3分の2を住居スペースとして飼っています。

落ち着くように上には大きいタオルケットをかけて、必要があれば目隠しできるケージのようにしています。

頭を悩ませているのが主にトイレトレーニングです。

・住居スペースの半分にもペットシートを置いていて、おしっこをここでする。うんちはトイレの方でする(ごくたまーに逆になることもある)。この場合、どうやってトイレ側でおしっこもうんちもしてもらうようにしつけたらよいか...

・そもそもペットシートの上でうんちもおしっこもでにたら、よくやったと思ってあげるべきなのか...

・うんちをするとくぅくぅないている。家にいるときは取ってあげられるけど、共働きなので平日は仕事から帰るとうんちまみれで鳴いている...どうしたらよいか...

・前兆がなくおしっこもうんちもする子なので、トイレに誘導するタイミングがない...

・遊んだ後、お水を飲んだ後、ご飯の後、起きた後などタイミングでトイレに連れて行くも、トイレでくつろいでしまう...

などなど...頭を悩ませています...

他にもたくさん聞きたいことがありますが、まずこの辺りを解決するにはどうしたらよいでしょうか...?

また、堀川さまの本は外飼いだけでなく室内犬の事例も合わせてご紹介してくださっているのでしょうか?

様々な本を読みましたが「そんなの室内犬では無理だ!」というようなことしか書いてなくて、疲れ果ててしまいました...そんな中堀川さまのHPに出会ったので、藁をも掴む思いでご連絡させていただきました。

長くなってすみません、、ご連絡頂けると幸いでございます。



返答内容
頑張っておられますね(^_^)

まず私の犬のしつけ教材は、外飼い用の教材ではありません。

私は、室内飼い・外飼い両方の経験がありますので、そのご家庭の環境や価値観に合った方法をアドバイスしております。

また、基本的には、外飼いは心身ともにストレスが大きい場合が多いので、おすすめしておりません。大型犬でも室内飼いをおすすめしております。(外が好きな子は例外でOK)


さてしつけのお話しですが、ボステリちゃんはまだ2カ月ですね。

子犬の現状や、家に来たばかりの初期の特殊性を理解してあげないといけません。

今はまだ何も期待してはいけません。

この月齢の子犬は、まだ知能も経験も何も無い小さな猛獣状態です。

例えば人間の子供でも、まだヨチヨチ歩き始めた赤ちゃんに対して、「一人でトイレをきれいに済ませてね」と教えても、まだ無理ですよね。

能力の限界があります。

今のボステリちゃんも同じです。

まだ能力的にアレコレできるのは無理なのです。

たまにこの月齢でも出来る子はいますが、ブリーダーさんが上手くやってくれたなど、環境しだいです。

普通の子犬は、この月齢ではまだ無理です。

(環境次第で本能にうったえることはできますので、後でお話しします)


さて、子犬の知能がまだ低すぎるのと同時に、「家に来たばかり」というのも大きな要素です。

子犬にとってみれば、親兄弟と引き離されて、まったく違う環境にやってきました。

当然、情緒不安定で、強い不安・緊張 ・興奮状態にあります。

もし知能が上がっていたとしても、その興奮状態では、しつけも入っていきません。

成犬ですら、引っ越しすると問題行動を起こしたりする場合が多いです。

犬も他の動物も、環境の変化にとても敏感で弱いのです。

子犬が来た最初の1週間から10日間は、出したりベタベタ触ったりせず、安静にしないといけません。

しつけも入っていきませんし、ストレスで免疫力が落ちたりしてしまいます。


さて、まだ知能が低すぎるので期待はしてはいけませんが、教え方も正しく続けることと、環境しだいで本能にうったえかけることはできます。

まず、犬も他の動物もそうですが、本能的に自分の巣穴(寝床)は汚したくありません。

また、臭いを残して天敵にバレることを避けたいわけです。

そこで、寝床とトイレをハッキリ区別できるようにしてあげると良いです。

そのために、やはりできればクレートハウスがあったほうが良いです。

クレートハウスは穴倉のように感じられます。

その中にベッドも入れて寝心地を良くしてあげると良いです。

本書の解説写真のように、ケージとクレートを合体させて(もしくはケージ内にクレートを入れる)、「クレート側は寝床、ケージ側はトイレと水飲み場」というふうに、ハッキリ区別してあげると良いです。

ただし、暑い季節になってくると、クレート側やベッドを嫌がって、開けた場所を好んだり、吸湿性があってヒンヤリ涼しいトイレシートの上が気に入ったりします。

これも、配置を変えたり、室温を変えたり、クレートの上半分を外したりして反応が変わりますし、知能が上がってくると、教えながら褒めることで覚え、定着していきます。


> 遊んだ後、お水を飲んだ後、ご飯の後、起きた後などタイミングで・・・

↑「遊んだ後」はもう遅いです。

ケージから出た瞬間や遊び始めの興奮刺激で、オシッコしたくなります。

ですので、出して直ぐ戻す→また出して直ぐ戻す・・・を繰り返して、オシッコを済ませてから遊びを本格的に始めると良いです。

その後もマメに連れて行きます。


ということで、環境を工夫し、正しくコツコツ教えていくことでちゃんと出来るようになっていきますが、お話ししたように、まだ時期的には無理なんです。

結果を期待しないで、淡々とやるべきことを続けて、子犬の成長を待ってあげないといけない時期です。


ちなみに余談ですが、出来れば、お昼にご夫婦のどちらかがいったんご帰宅されて、トイレ・ご飯・飲み水の世話をしてあげられれば、一番良いです。

あとは、先ほどお話ししたように、寝床とトイレの距離をなるべく離して、ハッキリ区別してあげましょう。

それだけでも、踏んでウンチまみれになる確率は下がります。

それでは、これから頑張って続けていきましょう(^_^)


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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
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