犬のしつけがQ&Aで分かる!

犬の散歩がうまくできない場合のしつけ方

質問内容
現在、犬の散歩がうまくできない事で悩んでおり、ほんの数日前この堀川様のホームページを知りました。

仰向けがためには、とても興味を持ちましたし、私が今までやって来たことには間違いが多かったことに気づかされました。

しかしすぐに結果が出るものではないですし、これから何度かメールさせて頂きながら、問題解決に繋がれば幸い、と思っております。

そこでまず、一番最初にお聞きしたいのは、[アイコンタクト]についてです。

犬との信頼関係は、アイコンタクトがなければ築けない、と一般的なしつけ本などにはそう書いてあります。

でもリードウォークなどでは、見ない触れない声をかけないとも言いますが、ではアイコンタクトとはどういう時に必要なのですか。

仰向け固めの時も、見ない触れないが基本なのでしょうか。

現在、二歳半の紀州犬♀と六ヶ月半の柴犬♂がいます。

私は現在50代女性、息子20代。

自営業を経営しております。

どうしても紀州犬が飼いたくて、生後45日で迎え入れました。

それからは、人から見たり聞いたりしたこと、またしつけの本などで自己流で勉強し頑張って来ました。

しかしリードウォークが未だにどうしてもうまくできないのです。

頭の良い子なのでしょう。

鎖で繋いでいる時はとてもお利口で、何も問題ないように見えるのですが、鎖からリードに繋ぎ変えると、途端に猛ダッシュで走り出そうとします。

人に相談すると、そもそもアイコンタクトができていないので、リードウォークもうまくできるはずがない、と言われます。やはり結局はそこに尽きるのでしょうか。

紀州犬は難しい犬種だとも思います。

おやつを与えたり、必要以上に声をかけたり撫でたりと、やってはいけないであろうこともやっていました。

散歩も私自身辛くなってきたので、ジェントルリーダーやフルチョークのリード、胴輪などをあれこれ変えて使っていました。

時々はリードを放して山の中を走らせてもいました。

私の考えが間違っていたのは十分分かっています。でも、今もう一度間違いを改めて、揺るがない主従関係を築き上げたいのです。

日本犬は難しいとも言われているようですね。

噛みついたり私たちに反抗したり、ということではないのです。きっと私の心を見透かしているのでしょう。頼りないリーダーだなと。

とても悔しいです。なんとかしたいです。

すぐに良くなるとは思ってはいませんが、何かアドバイスを頂ければ嬉しく思います。

どうか、宜しくお願いいたします。


返答内容
頑張っておられますね(^_^)

まず今回は、あせらなくて大丈夫ですので、悲観したり、うろたえたりされないようにしてください。

あせってイライラしたり、うろたえていると、犬に伝播して悪循環になったり、余計に見下されてしまいます。

まず、多少犬種の影響もあり、運動量が豊富で狩猟本能もしっかりあるわけですが、若さも影響があります。

犬は1歳までには、全長・全高はほぼ決まりますが、そこから筋肉が充実したり体力がついていき、今は一番元気いっぱいで運動能力が充実している時期です。

パワフルなのは自然な時期ですので、上手く発散させながら、もう少し落ち着きを待ってあげないといけません。

飼い主さんに対して威嚇したり、怒って噛み付いたりはしていませんので、関係が決定的に崩れているわけでもありませんし、その子の素性も良い子です。

まずは上手く発散させてあげるように、お散歩とコング遊びで最低1時間、出来れば2時間くらい確保したいです。


さて、では躾と関係作りのお話しです。

まず、「アイコンタクトが大事」ということを多くの飼い主さんが誤解されているのですが、

「飼い主さんのほうが、犬をジロジロ見て目を合わそうとしてしまっている」のです。

動物はもともと、目をじっと見られるのが苦手なのと、犬の世界では(人間関係でも同じ)相手をジロジロ見るのは下位がする態度だからです。

ジロジロ・チヤホヤするから、見下されます。

「犬と目が合う」ということは、犬が常に飼い主さんを見ているからであって、飼い主さんは犬に指示を出したり褒める時だけ見れば良いのです。

その時は、目を合わせないと必然的に指示や褒めが出来ませんので、飼い主さんが犬を見る必要があります。

ですが、普段はジロジロ見つめたりチヤホヤ声掛けせず、「犬が飼い主さんを常に注目している」という状況(関係)が大事なのです。

『アイコンタクト』というのは、すでに良い関係が出来ていることの結果論なのです。

ですので、まずは今までの接し方(根本意識)から見直していただき、変化が出てきたらアイコンタクトの練習をしましょう。

まずは、本書とQ&Aをもっと熟読いただきまして、知識と意識を深めてください。

その上で、仰向け、リーダーウォーク、主導型コング遊びを続けることで、犬に変化が出来てきます。

それまでは、まだアイコンタクトの練習はしないほうが良いです。

今の段階ですと、ただ単にチヤホヤに見られ、余計に誤解される可能性が高いからです。

少し毅然さと主導性と示して続けて、違いを感じさせてからのほうが良いです。それまでは、声掛けと目を合わせることは最低限にしましょう。指示と教えと褒めのみ、くらいで良いです。


では、犬に少し変化が出てきてからのアイコンタクトの練習法です。

お散歩に行く前のリードに付け換える前や、コングを転がす前、ご飯を食べさせる前に必ずやります。

まず、犬の首輪を片手でつかんで、もう片手でスワレのジェスチャーを見せながら、「スワレ」の指示音を出しながら、スワレの型を作ります。

型を作ったところで、指示音ジェスチャーを出しながら、前足の付け根付近をポンポンして褒めてください。

そうしましたら直ぐに、ジェスチャーを出していた指を、ご自分のこめかみ付近にチョンチョンと動かしながら当ててください。

犬は動く物を追いますので、一瞬目が合うことになります。(合うまでやる)

目が合った瞬間に、「ミテ」の指示音を出しながらポンポン褒めてください。

褒めたら、立ち上がってお散歩に出発、コングを転がす、ご飯を食べさせる、というふうにします。(特に、コングを転がす前は、たくさん回数ができるでしょう)

繰り返していくと、指示音ジェスチャーで目を合わせるようになりますし、いずれは習慣化して、常に犬が飼い主さんに注目するようになっていきます。


さて、お散歩時の落ち着きですが、順番を工夫することで良くなる要素もあります。

例えば、つないでいた犬を直ぐにそのまま散歩に連れ出すと、興奮が一気に噴き出しますので、なかなか落ち着けられないものです。

そこで、直ぐに散歩に出かけないで、先にお庭や敷地内で、主導型コング遊びとリーダーウォークをやってから出かけると良いです。

そうすることで、すでに発散がかなり出来ているということと、主従関係の意識が残ったままいけるからです。

ですので、その二つを行ってから休憩なしでそのままの流れで、外のお散歩に出かけると良いです。

リーダーウォークはかなり厳しめに強く切り返して良いです。

犬種・年齢的には丈夫ですので、中途半端にせず、毅然と厳しく行ってください。(体罰が目的ではありません)

あとは、敷地内でやる時に、その子の様子からして、普段つないでいる鎖でリーダーウォークしたり、それを持った状態で主導型コング遊びをしてみても良いです。

ホームセンターで作業用の革手袋が500円くらいで売っていますので、手をケガされないように装着すると良いです。

それでは今日は以上です。

これからQ&Aを熟読いただきながら、頑張って続けていきましょう(^_^)


 


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