犬のしつけがQ&Aで分かる!

散歩で人より前に出ようとする犬のしつけ

質問内容
堀川様。回答が遅くなりすみません。ご教示ありがとうございます。(柴犬8か月オス)

アドバイス通り、犬小屋の屋根に上る対策で脱走防止に壁のフェンスを高くしました。今では、犬小屋の屋根の上で昼寝をしたり、外を眺めている姿が犬の置物の様に見えて少し笑えますが、見つかるとすぐ降りて伏せをする様になりました。

家族全員が、まぁ大目に見てやろうと意見が一致してます。また、小石食べについても、床のタイルやブロックの置き方を工夫して口に入らない様に改善しました。

ご指摘の様に、群れから離されて、さびしさとストレスが溜まるっていると思います。以後散歩などの時間を多く取りスキンシップを取っています。

話題が変わりますが、最近散歩の時に反抗期で我が強くなり、人より前に出ようとします。

散歩の前は、十分落ち着かせてから(伏せやお座りをさせます)出かけるのですが、特に散歩の前半は人より前へ出る兆候が強く出でおり、都度リードを横へ引き音(シッ!シッ!)で叱ったり、リーダーウォークをするのですが反抗します。

公園で芝生の上で走ったり十分運動をした後は、今まで通りとても従順です。

反抗期真只中である事は頭でわかっていたのですが、先日、感情が強く出てしまい蹴ってしまいました。そのせいでリーダーウォークで急に止まったり、曲がったり、しゃがむと避ける様に逃げる時があります。

以前より散歩に手がかかる様になり、あまり歩きながら飼主の方を見なくなりました。

他はとても従順でおとなしい柴犬で、家族との主従関係は良いと思います。これまでと同じで良く言う事を聞きますし、無駄吠えや威嚇吠えや他の犬に合っても吠えません。

でも散歩を見るとリーダー失格ですね。

もう一度これまで通りの事を愚直に続けて行くしかないと思いますがヘコみました。この状況でもリーダーウォークを続けて行く事で良いでしょうか? 葛藤の日々が続いております。


返答内容
現状は何も心配されることはありませんし、今はそれで良い時期なんです。安心して続けてください。

今の時期の犬は、身体がしっかりしてきて体力があり余っています。また、体の発育のために運動が必要でもあります。

そして、知能がどんどん高くなってきて、好奇心が旺盛です。

つまり、世界を知り身体を強くするための「成長の時期」なのです。そのために犬の本能の衝動に駆られて自然に行動しているだけなんです。私達人間もそうです。そういう過程が無いと、成長できず生き残っていけないからです。

「運動した後の散歩は問題ない」というのが、何よりの証拠です。お話をうかがう限り、犬との主従関係が崩れているわけではありません。「まだ弱い」というだけです。今は主従関係を作っている過程ですので、それで良いのです。

この月齢の犬としては、何も問題がありませんし、順調に進んでいます。

しかし、そういった基準値や犬の限界を知ってあげないと、「何だこの犬は!イラつくな!」という感情が出てしまい、体罰的になってしまいます。

でも、今の犬には現状が限界なのです。それは理解してあげてください。また、もし主従関係が崩れて犬が飼い主さんをバカにしていたとしても、体罰は「百害あって一利なし」です。犬の知能には理解できませんので、防衛本能が刺激されて凶暴になるだけです。さらに無理やりねじ伏せると、表面上は大人しく見えるようになりますが、ストレスは積み上がっていつか爆発します。他人を攻撃したりもします。

ただし、もちろん毅然さと主導性は貫かないといけません。飼い主さんがその精神で、曲がったりUターンした時に犬にぶつかってしまったなら、それは気にしなくて良いです。(犬にケガをさせないようにすり足で歩いたりスピードは調整してください)

それと一つ、犬の落ち付けさせ方がありますが、散歩に出かける前に、コング遊びをして発散させておくと良いです。ある程度運動すると、どんなに元気な犬でも心地良い疲れは出ますので、それを与えてから、そのままの流れで外の散歩に出かけると良いです。外飼いでスキンシップも少ないですし、主従関係の構築も含めて、散歩前に主導型のコング遊びを取り入れてください。


さて、まだまだ元気一杯の時期は続きます。2歳くらいまでは続きます。でも不思議なもので、成犬になって落ち着きが出てくると、今度は「なんだか元気が無いな」と不安になったり寂しくなったりするものです(笑)

人間というのは、そんなふうに自分の思い通りにいかないと極端に感じてしまうものなのです。

反抗期は成長の証です。喜ぶべき事です。でも犬に誤解を与えないように、毅然さと主導性は一貫して示してあげないといけません。

ぜひ、それらも楽しみながらやろうという大きな心を持っていただいて、続けてみてください・・・


 


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