犬のしつけがQ&Aで分かる!

噛み癖があって褒めることができない子犬のしつけ

質問内容
こんばんは(^-^) 何とか毎日、型と仰向けとリーダーウォークに励んでいます。一進一退で、今日はまあまあ、と嬉しい時もあれば、あ~逆戻りぃ~、と残念の日もあり、なかなか上手くは進みませんね(苦笑)(柴犬4か月)

さて、今日も教えて下さいm(_ _)m

犬のしつけで噛みについてです。いつもではなく半々位ですが、

・褒めようと思って手を出すと口を開けてくるので褒めポンポンができません。→褒められないと、身につかないですよね?

・口を押さえて噛みはダメよ!としたくても、首を動かすわ動かすわ噛もうとするので口を押さえられません。首輪を押さえようにも噛もうとするので、おさえられません。これも半々位。

・仰向けも、半分はうまくじっとしてくれて褒めポンポンできますが、半分は首も体も噛もうという動きが凄くて逃げが混ざったビビり押さえです。ビビり押さえでも主従関係は出来ますか?

・型と声かけとサインとその瞬間のほめポンポンは、犬が予想外の動きをするので、つい噛まれるのを避けるため、それぞれのタイミングが非常に難しく、指示や型、褒めがめちゃくちゃのタイミングになっちゃいます。そんなんで大丈夫でしょうか?

・ふせは、ふせの型を作りたくても噛みにくるので、型を作れません。一度もやれてません。これも焦らず、仰向けとリーダーウォークが軌道にのってからでも遅くはないでしょうか?

・同じフードを同じ量、食べさせているのですが、うんちの固さがまちまちです。小さいうちはそれでOKなのでしょうか?

散歩はしたくてしょうがないので、娘と二人で行ってますが、とにかく引っ張ります。時々は止まったり知らんぷりしたりしてますが、私達サイドが歩きたいので、止まりやオスワリ、まてを織り混ぜながら散歩はしてます。そんな中途半端な散歩でもマイナスにはならないでしょうか?

細かくて申し訳ありませんが、どうぞよろしくお願いします。(*^^*)


返答内容まず犬の噛み癖のしつけです。家族の誰かと、協力して二人でやりましょう。それと、リラックスできる準備は必要です。ホームセンターで作業用の革手袋が500円くらいで売っています。

ビクビクしながらやっていると、その緊張興奮が犬にも伝播しますし、その反応を見て犬が面白がってさらにエスカレートさせたり、見下すことがあります。

まず、お二人のどちらかが犬にリードを付けて持っておきます。もうお一人が犬の正面に座って、コング遊びに誘ってください。

リードを持っている人は、なるべく知らんぷりをして、リードを張り気味にして正面に居る人に犬が飛びつけないようにしてください。

そこで、犬の正面に居る人が、犬にわざと手袋をした手を見せてください。「マテ」の指示を出しながら手を近づけて、口の前にもっていきます。

噛まなければ褒めてコングを転がしてください。

噛んだら「ダメ」と厳しく伝え、手を引いて無視してください。数秒無視してから、また「マテ」の指示を出しながら手を近づけて・・・ひたすらこれを繰り返してください。

そして、それ以前にもやるべきことがあります。

まだ犬は、人間にアチコチ触られることに慣れていなくて、信頼が積み上がっていません。革手袋をしていれば怖くありませんので、リラックスできる準備をして、コング遊びをしてください。その中で、遊びにまぎれ込ませてアチコチ子犬の体を触って慣れさせてほしいのです。最初は犬の前足や肩付近が良いです。慣れてきたら背中や口や頭など触っていきます。

そういう慣れと信頼があれば、口閉じの教えも全然楽になります。体現させる教えもスムーズです。

1から5番までのご質問すべてに言えることです。「急がば回れ」です。犬も色んな個性があります。今その犬が出来るレベルを把握してあげ、そこから少しだけ難しく・・定着したらまたそこから少し難しく・・というように、あせらずジックリ進めてください。

もともと、まだ知能が低すぎる月齢だということもお話済みです。それはちゃんと理解してあげてください。

ウンチは、「異物が混じってないか、下痢が続かないか」だけ気にしていれば大丈夫です。固くてコロコロと短く途切れるようならフードを増やして下さい。

半透明のゼリー状と、少し血が混じっているのは心配ないです。腸内粘膜の正常な交換で、不要になった物が出てきただけです。

腸内に線虫などの寄生虫がいる場合は、白いツブが見えたり、それが動いたりします。そういう時はウンチを持って獣医さんに見せましょう。

犬も感染症にかかると、「コホコホ」と咳をすることも多いので、そういうものも見逃さないようにしましょう。


>止まりやオスワリ、まてを織り混ぜながら散歩はしてます・・

↑これで良いんです。犬の好きに歩かせそこに付いていくようなことをしない・・主導性と毅然さが少しずつ示せていければ、それで良いんです。

それと、リードを付けながらコング遊びをして、時々一緒に歩く・・また遊び・・時々一緒に歩く・・。という繰り返しで慣らしていくことも大切ですので、家の中でも練習しましょう。

昨日、動物もののテレビを見ましたが、優秀な盲導犬ですら、息を合せて人と歩くのに3年もかかるそうです。相手は犬です。しかも、まだ知能も経験も何もない子犬です。あせらず、簡単なことから少しずつ展開していけば良いのです。

では、また頑張って続けてください(^-^)


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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
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