犬のしつけがQ&Aで分かる!

犬のしつけで子犬の噛み癖がひどい

m1.png
問題の内容:
噛み癖がひどいです。また、頑固?なのか最初の抵抗は、首輪でした。

鈴付きの首輪を付けたところ、それまでは「弾丸小僧」のように、ダー、ダーとすごいスピードで走り回っていたのですが、首輪を付けた途端に、パタっと走るのを止め、フセもしくは、ほふく前進、後ろ脚で取ろうとする行動が見られ、食欲もなくなり・・・

最初はかわいそうで断念したところ、食欲が復活してホッとしましたが、今度はおしっこやうんちをトイレでしたときに出してあげるように犬のしつけ教室で言われていたので、褒めてケージの外で遊ばせた後、時間を切って(5~10分)中に戻そうとする時に唸って、噛むようになり、大人しくさせるために再び首輪を付け、鈴を外したおかげで、今では慣れたようです。

現在は、まだ3回めのワクチンが打ててないため、とりあえず、抱っこで近所を散歩させていました。外に連れ出すと、「借りてきた猫?」のように大人しく、静かなのですが一旦家に戻ると、再び人間の手を甘噛みし始め、そのうち結構本気で噛みだしてきます。痛い!とかダメ!とかつい、言ってしまい、犬のしつけ教室では叱ってはいけないと言われていたので、日々反省の状態でした。

今は、首輪にリードを付けて、散歩の練習をしようとしているのですが、ひっぱりっこ、歩かせようと少しでもリードを引こうものなら、キャンキャン言って逆に抵抗しております。まともに散歩できる日が来るのでしょうか?

とりあえず、試しに「あお向け固め」をやってみたのですが、お腹は何とか見せますが、手を噛ませながらなら、何とかその状態をキープできますが、あごの下を固定しようとしたもんなら、目を剥いて唸り、逆に本気で怒って噛みついてきました。

このまま、多少噛まれながらも、「あお向け固め」はやり続けてもいいのでしょうか?

・愛犬の犬種:チワワ 年齢: 3か月 性別: オス

・家族全員の年齢: 夫(50才) 義母(73才) 娘(10才) 私(43才)

・一日の愛犬との同居時間:
夫:朝と夜のみ。動物があまり好きでないため、全く関心持たず。抱っこもしない。
義母:外出が基本的に多いのですが、現在はお昼を出してもらうのを週2程度お願いしております。(汚れた場合は、トイレ掃除も)
娘:学校に行く前に、トイレ掃除、水やり、朝食をやる係。夕方に戻ってきて、散歩やスキンシップ、ケージ外での遊びをしている。
私:週3のパートのため、それ以外はお昼やトイレ掃除、娘のフォロー。

・過去の接し方:購入時より、薬付きだったので、1週間程面倒を見ていたのだが、餌の量や加減がわからず、ケンネルコフをひどくしてしまい、病院にて1週間程度入院させた。最初の1週間は、トイレができた時やそうでない時も構わずに出して、自由に遊ばせていたため、おそそも何回かケージ外でされたし、その辺にあるものもあまり考えずに噛ませてしまった。(おもちゃのように)

退院して戻ってきたところ、前のことをよく覚えていて、気に入っていたところに、一目散に駆け出し、噛み出したり、自由に駆け回っていたが、身体も一回り大きくなり、噛みも強くなり、心配になって、慌てて「犬のしつけ教室」に申し込む。

抱っこの基本から、トイレをした時だけ出す、噛まれたら、「あ~」と言って、すばやく戻す等、指導を受けたがトレーナーの前では問題なかったが、家に戻ると抱っこをしようとすると唸って噛みつく、トイレをした時だけ出して、噛まれたら戻すだけだと、どんどんとストレスが溜まり、ますますケージ内のドーム型ベッドを破壊しようとしたり、ケージの木の部分をガリガリと削り出す始末。

不安になって、真剣に向き合うために、ネットで堀川さんのHPに辿り着く。
 
一日の流れ :
基本、私が一番最初に起き、犬を無視して、家族の食事の支度を優先。しばらくしてから、挨拶。娘を起こし(罵声を聞かせ)、トイレ掃除、水やり、餌はそのタイミングであったり、娘の朝食後であったり、バラバラな時間で。

朝は比較的、トイレをするので、外で駆け回らせて遊んだり、家の外の空気に触れさせたり。娘が学校に行った後は、時々、声をかけながら、普通に家事をして、トイレをした時だけケージ外へ。外に連れ出すことも。

お昼を自分の食後に与え、トイレのチェックだけはして、した時だけ出す。全く出さない時もあり。夕方、娘が戻ってきたら、とにかく抱っこしてあちこち連れまわし、ねこなで声で可愛い、可愛いを連発。

家の中で駆けさせる時も、変な「ヒュー、ヒュー♪」と節をつけて走りまわり、自分の靴下を噛ませたり、取らせたりするので、「やめなさい!」と言って注意しておりましたが、案の定、靴下に向かって行き、噛んで取ろうとするので、娘は靴下を脱いで、遊ばざるを得なくなりました。興奮をあえてさせている行為ですよね?

で、先日・・・本気になって、噛むので知り合いの人に相談したところ、「噛んで来たら引くんじゃなくて、逆に手を押し込んでやればいいのよ!」と言われて、私が試したところ、しばらく私のことを噛まなくなったので、これは!と思い、娘にやらせたところ、やり方が甘いので、ただ遊んでいると思い、泣き出すくらいに思いきり噛まれ、ちょっと怖がって触りたがらなくなりかけましたが、何とか噛まれながらも、今は遊んでいます。

①どういうタイミングで、どういう「スキンシップ」をされてきましたか?
タイミングも何も、娘は学校から戻ってからすぐに、ケージの前に行き、抱っこ。家中を抱っこで連れ歩き、トイレをしたと、外で遊ばす。

②どういうタイミングで、どういう「遊び」をされてきましたか?
娘が走って、後を追わす。「ヒューヒュー♪」と変な節を付け、興奮させてしまう。座布団の金具を噛むのが今のお気に入りで、それに飽きると走りだす。おもちゃを投げて、とりに行かせる。途中までくわえていて、落としたタイミングで褒めて、また投げる。をしばらくするが、すぐに飽きてまた座布団の金具を噛み出す。

③どういうタイミングで、どういう「しつけ・褒め方・叱り方」をされてきましたか?
トイレをした時は、褒めてケージから出す。基本的には叱ってはいけないと言われていたので・・・。

④オヤツ、抱っこ、ナデナデ、声かけなどされてきましたか?
トイレを綺麗にするときに、キャリーに入れて掃除をしており、最初のみ、キャリーをお仕置き部屋に勘違いしないために、おやつを入れて、掃除をした。抱っこは、娘がしょっちゅうしております。
ナデナデも娘がいる時はかなり多い。声かけは、目が合うと「そう」と言ってあげるよう犬のしつけ教室指導あり。

⑤散歩は何分、どんなやり方でしたか?
散歩(抱っこで)は、長いときで30分以上。短いと5分。一日に何回か。


m2.pngまず子犬の現状を少し解説いたします。

犬の生後3か月はもう赤ちゃんではありません。親犬は、子犬が1か月過ぎて自分で歩けるようになると、もう赤ちゃんの扱いはしません。段々子犬は走り回るようになり、ドタバタ騒がしく遊び親犬に噛み付いたりします。

すると親犬は子犬を毅然と淡々と叱ります。噛んで返したり、あお向けにしたりして叱り、犬のしつけを自然とやっているのです。また兄弟ゲンカの中で噛む節度なども学んでいきます。

それが子犬が受ける最初の社会化です。その時期に親犬や兄弟犬から引き離されるわけですから、親犬と同じように私達人間の家族が同じようにしつけてあげないといけないわけです。

ですから、今は子犬が噛み付いてくるのは普通です。そして、それを止めさせるよう淡々と教えていかないといけません。

まず意識していただくのは、シンプルに体現させることです。犬は知能が低いです。子犬はなおさらです。悪い型を止めて、良い型をとらせ褒める・・ひたすら淡々とやり続けます。

噛んだら「ダメ!」とハッキリ伝え、手で犬の口を閉じます。また、どなたかのアドバイスのように手を犬の口の中に反対に押すのも良いです。(威嚇や体罰的にならないように)。

そして犬の口を手で閉じた状態、また犬が噛んだ手を離した状態で褒めます。猫なで声でナデナデするのではなく、毅然と「〇〇良い子!」とハッキリ伝え肩をポンポンしてください。噛み癖の強い犬は特に、目線よりも上から手が近づくと嫌がって興奮して余計に噛み付きますので、頭や背中ではなく、犬の目線よりも低い位置から手を近づけ、肩のあたりをポンポンしてください。

そして解放します。解放して手をみせると、また噛み付いてきますので、再度「ダメ!」とハッキリ伝え、手で犬の口を・・・ひたすらこの繰り返しです。

続けると噛まなくなる瞬間がきますので、しっかり褒めて何度も反復します。

犬が噛もうとしたときなど、人間が極端に反応すると犬が面白がって余計に興奮するので、怖いようなら手袋をして、ご自分が動揺しなくても済む準備も大切です。

リーダーウォークもしてください。最初から上手くキレイになどできませんので、形や結果は気にせずリーダーらしい毅然な態度を犬に見せることを意識してください。噛んだ瞬間リーダーウォークを始めることも良いです。

暴走を制御し、トイレの失敗を防ぎ、すぐリーダーウォークに移行できますので、ケージから出す際はリードを付ける癖にすると良いです。

それから主導型のヒモ付ボール遊びをしてください。投げる前にしっかりスワレ・マテをさせ、できたら褒めて投げる・・出来なかったら型をとらせ教えて褒めて投げる。

投げたらヒモを引いて回収しながら、コイの練習をする。犬の口から手でボールを取り出しながら「ダセ」の音の関連付けをして、いずれはダセの指示で出させる。

そんな形で、いつでもどこでも「主導」することです。普段の何気ない接触も、意味なく声掛けナデナデ抱っこオヤツは止めましょう。触れたい・・と思われたら何でも良いのでオテでもスワレでも指示を出して、させて褒める・・このパターンを意識してください。

特にお嬢様と犬との関係が心配です。抱っこは止めましょう。子犬と言えど、犬の本能の視点で見て感じています。犬同士では体を重ねる時に、上位の犬が下位の体の上に自分の足やアゴを載せます。

つまり体位が関係を表しているのです。さらに、飼い主が抱っこでチヤホヤする態度そのものも、犬に優位性を感じさせてしまいます。

ですので、何気ないスキンシップもお話してきたように必ず「主導」すれば、楽しくスキンシップもとれますし、やればやっただけ主従関係が深まっていくわけです。

外でも抱っこ癖がつくと、自分の足で歩かなくなり、抱っこを要求するようになってしまいます。

一日何度か散歩や外出があるようですので、とっても良いことです。続けてください。毎日30分以上は外で過ごしましょう。無理に歩く必要はありません。どこかに座ってノンビリ行きかう他人や犬を見せるだけでも全然社会化が違ってきます。

ただし、今はお嬢様単独で外の散歩に行かせるのは、もう少し待ってください。今のままですと、お嬢様がまだリーダーウォークや関係作りを理解していないので、主従関係が逆転したり犬に悪い癖がつく可能性があります。

それから、もうお嬢様も10歳ですので過度な心配はしなくても良いですが、犬もまだ幼くお互い未熟なので事故の危険性は高いです。まずは大人がリーダーウォークなど、正しい散歩のやり方を見せて、それをさせてみて合格なら単独で行かせてください。それまでは保留です。

それから、全体の犬の面倒見が、お嬢様主体になっているようにもお見受けします。これは危険です。よほど素性がオットリして従順な犬なら良いですが、大半の犬はそうはいきません。しばらくは大人がしっかり管理し、それをお嬢様に学ばせ、やらせてみて合格なら任せてフォローする形にしてください。

犬を叱ってはいけない・・という感覚をお持ちですが、しっかり態度は示さなければいけませんし、悪い型は止めて教えないと、何が悪いのか犬は分からなくなってしまいます。人間の前である事をしても、何も反応がなければ「別に好きにやって良いんだな・・」と学習するだけです。

特に甘噛みは今しっかり教えておかないと、後に出血するほど本気噛みになりますし、主従関係が崩れます。

叱るのは怒ることではなく、悪い型を止めさせて次に褒めるための過程・・なわけです。

ただし、トイレだけは例外です。叱っても、「場所の失敗」という概念が犬には理解できないので、叱られても意味が分からないのです。

犬は自分が今している行為そのものしか結び付けられません。トイレなら自分がしているのはオシッコ・ウンチだけです。
他の例で言えば、「犬の悪い行為を叱ろうと思って呼びました」→「犬が来たところで叱りました」・・これでは「犬が呼ばれて来た行為」が叱られていることになってしまいます。

叱るタイミングを間違えないことと、悪い型が止まって良い型ができたら褒めることが重要です。

今は結果が出ない時期です。成長期は、犬に何も期待しないでください(笑い)

でもやり続けないといけない一番難しい時期です。しかし、子犬の可愛さがそれを邪魔するんですね(^-^)だから子犬のしつけは難しいです。

お互いの将来を見据えて、今は毅然とやるしかない・・そうお考えいただいて、また頑張って続けてください(^-^)


犬のしつけマニュアル&個別相談の案内ページへ

 


【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
運営者の写真
犬のしつけ方針