犬のしつけがQ&Aで分かる!

ベッドを噛んでボロボロに破壊する犬のしつけ

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以前、犬のしつけの相談メールをさせていただいたチワワ(5か月)の飼い主です。
早速ですがご報告がてら質問させて下さい。

あれから足への噛み付きは、遊んでいる最中に時折ありますが、『ダメ』というと止めて舐めるようになりました。

指へはボール遊びで興奮すると噛むことはありますが、食事前の『待て』の最中に目の前で動かしても顔を背け噛んだりすることはなくなりました。ゲージへ戻しリードをはずす際も首を動かし指を噛もうとすることはたまにはありますが以前と比べるとかなり少なくなりました。

仰向け固めはまだまだ自分からすることはありませんが、これはゆっくり慣らしてゆきたいと思っています。
今の悩みは2つほどありまして。

1つ目はゲージの中での過ごし方です。骨ガムに興味を示さずベッドを噛んでしまっていることです。

ガムはたまには舐めているようで小さくはなっているのですが...。1ヶ月近くになるのですが未だに1個残ったままです。ベッドがボロボロになるのは仔犬のうちは仕方がないとあきらめているのでいいのですが、便の中に糸くずが混入しているとお腹の中に糸くずがたまっていくのではないのだろうか...と考えすぎですかね?

2つ目はボール遊びをすると2・3回は『待てとお座り』はできるのですが、命令するとその後が続かずカーペットの臭いを嗅ぎまわり舐めはじめます。遊びが続かないため命令を聞いてくれるのは結局最初だけです。
やはり毎回命令するべきですか?

あと家の中の物を舐めるのは止めさせたほうがいいのでしょうか?
カーペットやフローリング、家具の臭いを嗅いではペロペロと舐めています。
一種のマーキングのようなものでしょうか?

今のところ散歩で外に行っても小石や砂利・草などを食べることはないのですが、今後拾い食いにつながるのではないかと心配です。

毎回、沢山の質問ばかりで申し訳ありませんがよろしくお願いします。


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主従関係作りは段々進んできましたね。まだまだ成長期の真っただ中で難しい時期ですが、進歩しているので素晴らしいです。普通はこの時期はあまり結果が出ないのですが、良い状況ですよ(^-^)これからも頑張ってください。

とは言っても、やっぱりまだまだ成長期の中盤ですので知能も集中力も低く、ホルモンバランスの変化や歯の生え変わりもありますので、イライラが表面化し落ち着きもありません。

それが拾い食いや破壊行動にも出ますが、基本的にはこれは成犬も持っている本能です。とにかく食べれそうなものを見つけて胃袋に入れる・・狩猟でとらえた獲物を解体(破壊)しないと食べれません・・他の肉食獣に奪われないように解体スピードも重要・・この本能が優れた個体が自然淘汰で生き残ってきました。

噛み付き・破壊・吠え・威嚇・拾い食い・・・結局は、現代人との生活における問題行動は、犬が本来生きていくのに必要な大切な本能なんですね。しかも人間が選択育種で強化してきました。

それを今度は止めさせようとしているわけですから、大変なことなのです。でも主従関係をしっかり作って、分かりやすく型と音とジェスチャーで教えてあげればちゃんと理解します。

その基本を全てに例外なく一貫して当てはめてください。悪い型を止めて、良い型を作ってあげ褒める・・それだけです。

だから・・・

> 『ダメ』というと止めて舐めるようになりました・・

↑良い型ができたので褒めてください。

> 指へはボール遊びで興奮すると噛むことはありますが・・
> リードをはずす際も首を動かし指を噛もうとすることはたまに・・
> やはり毎回命令するべきですか?

↑これらも一貫して型で教えてください。段々良くなってきて、大きな問題がなくなるとそれで「たまには良し」「これくらいは良し」としてしまう方がいらっしゃるのですが、軽度な違反でもダメなものは例外を作らず、一貫して型をとらせて教えることです。「命令」というよりは「型で教える」という感覚が良いでしょう。

ですので・・

> ベッドを噛んでしまって

↑これもまずは、見て見ぬふりで良く監視し、しっかり叱りましょう。口閉じで教えます。あるいは犬の口を開け、そこにベッドを噛ませて悪い型を見せそこで叱ります。すぐに口からベッドを出し褒めます。その繰り返しです。手や足への甘噛みのしつけも同じです。

結局は、悪い型を止めて叱って、良い型をとらせ褒める・・やってることはそれだけです。

良いこと、悪いことをビデオの再現VTRのように、犬の体を使って何度も体現させて教えるのです。人間の子供にハシや鉛筆の持ち方を形を作ってあげて教えるのと同じです。知能が低いのでそうしないと分からないのです。

また、ベッドに限ることですが人間と同じ部屋にいるのであれば寒さは大丈夫ですので、無理に必要がないです。ケージ内にクレート型のハウス・・それだけあれば良いです。ご心配なら、真冬だけ綿素材のタオルなどを入れてあげれば良いです。

細かい繊維状で飲み込んでいれば、胃腸にたまることはないですが、大量に飲み込むと危険ですし、塊で飲み込むこともあるかもしれないので、やっぱり危険といえば危険です。私ならベッドは使いません。

ただ、犬は嘔吐反射が優れています。自分の被毛の毛繕いで、どの犬も多少は毛を飲み込みますし、野生では捉えた獲物の肉を被毛も一緒にある程度飲み込みます。そして後で、消化しきれず残った被毛を吐き出します。猫は良く毛繕いするので、胃にたまった毛を定期的にケポッと吐き出しますが日常の事です。犬もそれに近いです。

ベッドはフカフカですので、ちょうど獲物を解体する感覚に似ているんですね。これは犬の本能で練習しているし、大好きなんです。多少は飲み込んでもまとめて吐き出しますし、少量ならウンチと一緒に出しています。

ご心配であればベッドは使わない方が良いです。真冬だけ綿素材のタオルなどを入れてあげれば良いです。

それから遊びやしつけ中の拾い食い(クンクン嗅ぎと舐め)ですが、これもまだまだ集中力がなく世界に興味深々なのと、腐食動物の本能です。石や消化できないゴミはやっぱり良くないですので、これも型で教えます。

ケージから出している間は、トイレの失敗を防ぐ目的も含めてリードを付けましょう。舐めたら「ダメ」と同時にリードを使って悪い型を止めます。(床に顔を届かせないようにする)。その位置を保持しながら褒めます。

もっと良いのは、ドライフードの粒を床に点々と置き、その地点を歩いて行きながら食べさせないようにリードを短く持って制御します。フードのある地点にきたら、リードを短く持って犬の顔を床に近づけないようにさせ通過し、その瞬間褒めます。次の地点に行って同じことをする・・この繰り返しです。

では、今日は以上です。結局はどれもシンプルに型をとらせて教えるということにつきます。そして、教えても褒めても叱っても、主従関係がどれだけ積み上がっているかによって、その吸収力がまったく違ってきますので、やっぱり主従関係が全ての基盤だということが分かります。

まだまだ5か月ですから、大きな気持ちで続けてください。また、これから歯の生え変わりやホルモンバランスの変化があってイライラしたり、成犬としての権勢本能などが色濃く出てきます。つまり人間で言う反抗期ですね(^-^)

今まで以上に毅然としっかり犬のしつけを続けて行きましょう。
では、頑張って続けてください(^-^)


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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
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