犬のしつけがQ&Aで分かる!

甘噛みが激しくリード・服・靴も噛む犬のしつけ

質問内容犬のしつけ本は、飼育する中でとても役立っています。
相談したい事もたくさんあります...

・問題の内容
とにかく、甘噛み?が激しいんです。あお向け固めをすると、シッポが垂れ下がるのですが、止めると、またガブガブはじまり、おさまりません。後、洋服の裾を噛んだり、散歩中もいきなり、靴を噛んできたりします。

ただ、散歩中ずっとというわけではないのですが・・・
あと、リードを歩きながら噛んでしまいます。

・愛犬の犬種 :バーニーズマウンテンドッグ、5/29産まれの♀です。7/16に我が家に来ました。(本日9/7)
・家族全員の年齢:私38歳、娘13歳、
・一日の愛犬との同居時間:私は、9:00から17:00迄仕事です。12:00から13:00迄一回自宅に戻ってます。娘は、学校から15:30に家に帰ってきます。

犬を飼いはじめて日が浅いので、どう説明すれば良いか...
とにかく、家に来た時は、甘やかしていました。常に撫でたりしてました。
わかりにくくて申し訳ないですが、無駄吠はしないのと知らない人や他の犬に攻撃的な事は全然なく、逆に友好的です。
ヨロシクお願いします。


返答内容バーニーズちゃん女の子で3か月ですが、とても大きくて可愛いです(^-^)まだまだドンドン大きくなりますので、今からしっかり将来のために犬のしつけを頑張っていきましょう。

さて、一か月半で家に来たわけですね。親兄弟から引き離されたのが早かったですから、これがまず甘噛みの原因です。

犬は生後1か月もすると、はしゃぎ回り噛みつくようになります。物体の確認をしたり、相手の反応を見るためにひたすら何でも噛みますが、子犬にとってはごく普通の事です。

しかし、子犬の乳歯は細くてとがっているので、噛まれれば痛いですから、親犬は淡々と一貫して叱ったり怒ったりします。兄弟も、ケンカやジャレ合いで噛まれれば痛いですから怒って噛んで返します。

そういう経験を何度も何度も積みながら良し悪しを学んでいきます。その学ぶべき時期に、親兄弟と引き離され人間家族に入ってきたわけですから、当然今度は、人間家族が淡々としつこく教えてあげないといけません。

犬が噛んだら、「ダメ!」と同時に口を手で軽く閉じます。しかしこれで終わりにしないで、将来の吠えも考慮して「シ~!」という音を関連付けながら褒めて解放します。

褒め方は、猫なで声でナデナデは従属的なので、名前を呼んで「○○良い子!」や音の関連付けをしながら毅然と、犬の肩をポンポンして褒めます。

解放して手を見せると、また噛んできますので再度「ダメ!」と・・ひたすらこの繰り返しです。繰り返していくと、手を見せても噛まなくなる瞬間がきますので、しっかり褒めて何度も反復してください。

そうやって積極的に教える場面を作ることです。ですが、バーニーズマウンテンドッグですから甘噛みでも相当痛いはずです。怖ければ手にタオルを巻いたり、ホームセンターで作業用の皮手袋を買うと良いです。安いのは600円くらいで買えます。

それからリード・靴への噛み付きですが、幼犬時代は非常に知能が低いために、動く物をまるで別の生き物であるかのように見る場合があります。怖がりな子は逃げたりしますし、今回は「自由を奪う嫌な奴」と見て噛んでいます。

ですので、歩きを止めると噛まない・・歩き始めるとまた噛む・・ということもあるでしょう。

それともう一つの要因は、関係作りがまだ出来ていないということです。そして関係作りが上手く進まない原因ですが、子犬で知能が低い事もありますが、少し接し方がチヤホヤ従属的です。

可愛いですから抱っこにナデナデしたくなりますが、犬の本能の視点からは誤解します。

まず態度やしぐさそのものも従属的ですが、犬の群れ特有の意味もあります。

まず抱っこですが、犬同士では体を合せる時に、上位の犬が下位の犬の体の上に自分のアゴや前足を乗せてきます。マウンティングもそうですが、これはつまり体位が関係性を示しているのです。

ですので抱っこを誤解する犬がいます。ひざ上抱っこも同じです。

それからナデナデですが、下位の犬は上位やリーダーに挨拶するときに、すり寄ってナメナメするんですね。人間になでられる行為と舐められる行為が類似して誤解する犬がいます。

褒める時は肩をポンポン・・まったりする時は隣にピッタリ寄り添わせる・・という接し方にしましょう。あるいは、バーニーズマウンテンドッグなら大きくてガッシリしていますから、犬の上に人間の体の一部を乗せるような態度・スキンシップも関係性を示せて良いです。

まずは、普段の何気ない態度全て意識する・・甘噛みは一貫して教える・・あお向け、室内のリーダーウォーク、主導型ヒモ付ボール遊びを毅然と淡々と続けましょう。

今はまだ知能の低い、経験も何もない猛獣状態ですから、結果を求めずやり続けることです。

では、頑張ってください(^-^)


犬のしつけマニュアル&個別相談の案内ページへ

 


【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
運営者の写真
犬のしつけ方針