犬のしつけがQ&Aで分かる!

犬のしつけは2歳前後でもまだ気が抜けません

m1.png雑種、2歳、オス、体重18kg
家族構成 私・妻・長女・長男・次女・次男
昼間は、自宅駐車場の一角の3m四方のサークル内。夜は玄関内でケージを置いてあります。
散歩中の引っ張り。無駄吠え。催促する(家族の姿を見るだけで相手をしろと要求)。

m2.png2歳ですと本格的な反抗期は過ぎましたが、成犬への移行期ですので、まだまだ相手を試す時期が続きます。

やはり無理に引っ張るのは肉体的にも精神的にもマイナス効果のほうが多いです。「臭いを嗅ぎ回る」と言う事は動こうとしているので、リードを短く持ち「動きを制限する」という感覚でいいと思います。「犬を思うがままに動かさない」という事が目的です。最初は家の中や敷地内で練習すると良いでしょう。

また、トイレを済ませたあと散歩に出るのも良い事です。あせらず、無理せず、「毎日少しでも進歩すれば良し」というくらいの大きな気持ちで望んでください。

散歩中や運動あとに無理に引っ張ったり、仰向けでノドもとを強く押さえ過ぎると、呼吸のバランスが崩れ嘔吐しやすくなります。(犬は人間のように汗をかいて体温調節ができず変わりに呼吸で調整します。)

また、今までの環境が急に変化したので戸惑いがあったと思います。(それだけ自分本位で暮らしてきた)これも同様ですが、無理せず・あせらずです。ただし毅然とした一貫した≪態度≫は素晴らしいと思いますので続けてください。いずれにしても散歩中や運動後の呼吸が荒いときは「仰向け」は無理せず「リーダーウォーク」中心でいいと思います。

大切なのは「接し方」です。「飛びつき」などの要求に対しては毅然と無視してください。そして、家族の指示に従ったら褒めてあげてください。「座れ」でも「お手」でも何でもいいです。何か指示を与え、出来たら褒める(撫でる)を基本にしてください。

また、ボール遊びや何かを引っ張りっこしたりする遊びでは、必ず子供さん達が主導になるようにしてください。例えば、ボールを途中で取り上げ、「待て」をさせるとか、引っ張りっこでは必ず「人間が勝つ」という形にしてください。重要なのは犬の要求に合わせない、ご家族全員が一貫した態度でリーダーシップをとることが重要です。そうする事によって犬が「自分のわがままは通用しない、家族の言うことを聞かなければ」と認識したならば、犬は喜んで言う事を聞くのです。

無駄吠えならば、軽く口をつかんで「ダメ」と静かに伝え、吠えが止まったら大いに≪褒める≫、を繰り返します。「飛びつき」に対しても同じです。

どうかあせらず、少しずつ、ご家族全員で楽しみながら一歩一歩進んでいかれるのが良いと思います。何事もそうですが毎日少しずつの積み重ねは必ず結果に比例します。


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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
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