犬のしつけがQ&Aで分かる!

怖がりでアトピーの犬でもしつけで変わってくれるんでしょうか?

質問内容はじめまして。「犬のしつけ」で検索したところ、堀川さんのホームページにたどり着きました。

我が家にはもうすぐ5歳になる♀のトイプードルがいます。生後約3か月から飼っています。当初からちょっとびびりなところがあり、私が犬を飼うのが初めてだったので、しつけの先生に来ていただきトイレなどのしつけを教えていただきました。今ではトイレに関する悩みはありません。

2歳を過ぎてから体を掻くようになり、病院にかかったところアトピー性皮膚炎が判明し、この1年間は皮膚の状態をよくするために週1でシャンプーをしたり、一時はエリカラをつけて生活するなど犬にとってはストレスがたまることが多かったと思います。

皮膚の状態はかなり落ち着いてきましたが、かゆみがすべてなくなったわけではなく、シャンプーは今でも週一で続けています。私も日々のケアやお手入れに追われ、気が付いたら私の手を怖がって(嫌がって)、手がそばに行くと唸ったり歯を出したりするようになりました。

この間は、私が寝ているそばを歩いていただけで(私の手が顔の前でぶらぶら揺れていたからだと思いますが)、唸られてしまいました。

もともと怖がりの性格なようで、小さい時からその気はあったのですが、ここ最近それが顕著です。実際に体をたたいたことや頭を押さえつけたことはないのですが、「ガー!!」と歯をむき出しにされると私も感情的になってしまい、声を出して怒りながらミニクッションを投げつけてしまったことが何度かあります。

先日、ある先生にカウンセリングに来ていただいたのですが、「もっと楽しい時間を増やして」とか「こんなに若いのに全然活動的じゃない」「どうせママは私のこと嫌いなんでしょ?って言ってますよ」

などなど言われてかなりへこみました。で、教えられたのがおもちゃの遊び方。それとうちの犬は散歩があまり好きでないようで「お散歩行く?」というとテンション下がるんです。

散歩が楽しいものとなるようにオヤツをあげてくださいと言われて試したりしてますが、とにかく早く家に帰りたいみたいで
ものすごく引っ張って一周して帰ってくる感じです。

最近ではベッドから出てこないので無理に連れて行かないようにしています。

カウンセリングの先生の言いたいこともわかるし、そうできれば一番いいこともわかってるんですが、元来のうちの子の性格がビビりなこと、食欲はとっても旺盛でオヤツも大好きなのですが最近ではオヤツをあげようとする私や主人の手自体を怖がっているようにも見えるんです。

目をしばしばさせるというか。。。このままでいいんだろうか。。と悩んでいます。

この子を100パーセント可愛いと思えなくなってきている自分がいます。
 
堀川さんの動画を拝見いたしました。愛犬の頭や体をなでなでしてあげてますよね。うちは手が上からくるともう駄目なんです。。触っても体もこわばってるし、手をじーーっと見るというか。。音にも敏感です。こんな犬でも変わってくれるんでしょうか。

長文で申し訳ありません。

 

返答内容

今回は、まだまだできること・やるべき事がたくさんありますので、頑張って続けてみましょう(^-^)

さて、犬はみんなビビリです。動物にとって、警戒心や反応が敏感なのは必要な本能なのです。それがないと自然淘汰の中では生き残ってこれませんでした。

私達人間の大人は、知能が高く知識や経験が豊富なので、無意識に「何も怖くない」と判断出来ているからです。

ですが、知能の低い犬には何も分からないのが当たり前です。

だからこそ、正しい関係作りをし、色んな経験をさせないといけないのです。経験を重ねて慣れないと、「怖くない」と理解できませんし、主従関係が出来ていない飼い主さんから褒められても遊んでもらっても触られても、何をされても犬は嬉しくないし嫌なのです。

私と犬だって、過去は最悪でした。私が近づいただけで歯をむき出して唸ってきましたし、なでようと手を上げれば避けるか噛み付いてきました。そんな時期もありました。

今回は、オヤツを使ってはいけません。犬が食べたくなければソッポを向くだけですし、かえってオヤツで表面上簡単にコントロールできた場合は、「関係作りができている」と錯覚してしまいやすいからです。これが一番怖いことなのです。

ですが、遊びは絶対に必要です。接っしないことが良いのではありません。主導型のコング遊びをしましょう。そして、アトピー対策と両立できる方法がありますので、やってみてください。

まずシャンプーはいったんストップしてみてください。皮脂は異物の侵入を防ぐための大切なものですので、シャンプーでそれを落とすのが必ずしも最善とは限りません。

アトピーケアの一番の要素は保湿です。保湿のバリアーで異物の侵入を防ぐのです。ですので、大切な皮脂は守りましょう。

その代わり、ぬるま湯のお風呂で遊ぶのです。少し大きめのタライにぬるま湯をはって、そこでコング遊びをしましょう。

そうすれば、汚れや代謝物もゴシゴシしないで自然に落とせますし、かつシャンプーしないので大切な皮脂は守れます。

楽しくスキンシップもできますし、狩猟本能の発散もできます。主導で関係作りにも良いです。主導型のヒモ付コング遊びがおすすめです。

もともとトイプードルの基礎犬はスタンダードプードルですが、優秀な水猟犬でした。本来は水が好きです。嫌な経験をしていなければ、犬はみんな水遊びが好きです。

毎日それをやっても良いです。

ただし、犬にシャワーを直接かけないことです。日本の水道水は塩素などの成分が強いのですので、タンパク質が侵されて肌や被毛が痛みます。これはアトピーやアレルギー肌には良くないです。

人間が入った後のお風呂のお湯を使いましょう。それならば、柔らかくて優しいお湯です。


そして今回は、経済的に許されるようでしたらセカンドオピニオンも受けてみましょう。

アトピー・アレルギー専門の獣医さんが、現在の獣医さんとまったく違う治療法や指示をする可能性も高いです。ネット検索で「都市名 犬 アレルギー 病院」や「都市名 犬 アトピー 専門」などのキーワードで検索してみてください。

人間の医者もそうですが、獣医さんは必ずパッションを持って研究している専門分野があるものです。ホームページを良く見て、「特にアトピーやアレルギー治療を得意としています」などの動物病院を探してください。

ガンに詳しい、循環消化器に詳しい・・という専門分野を持っている獣医さんは、必ず各都市にいます。県庁所在地の市なら、必ず見つかるはずです。


さて、犬のしつけに戻りますが、犬との遊びは大切です。ですが、チヤホヤとは全く違います。毅然さと主導性を持って遊ぶことです。

その中で、スワレ・マテなど良い型をこちらから作ってあげて、指示音ジェスチャーでポンポン褒める・・ということを反復で繰り返して教えてください。

怖がりな犬や噛み癖のある犬には、手を上から近づけないことです。ナデナデも従属的なのでいけません。犬の目線よりも低い位置から手を近づけて、犬の肩付近をポンポンすると良いです。

犬に噛まれることをビクビクしていると、その緊張が犬に体臭(ホルモン)の変化で伝播して悪循環になります。リラックスして接すれるように、作業用の革手袋をすると良いです。ホームセンターで500円くらいで買えます。

そして、普段の何気ない接し方・しぐさ・態度、すべてが関わっています。

犬のしつけは全てつながっています。そして、その根本は飼い主さんの犬への知識と意識設定なのです。

飼い主さんが変わるだけで、犬の反応も変わります。

犬は犬の本能で、シンプルに環境に反応して行動しているだけなのです。知能の低い犬にアレコレ期待しても無理なのです。こちらがまず犬の特性を理解してあげて、あとはやるべき事を淡々と毅然と続けるだけです。結果はそれに比例します・・・

 

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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
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