犬のしつけがQ&Aで分かる!

犬のしつけで甘やかしを止められない

質問内容
犬にとってよかれと思っていた事が、みんなストレスになっているとは驚きショックを受けています。

チワワとマルチーズのmixで2才半、雄で我が家には2ヶ月で来ました。以前に雑種犬を飼っていましたが室内犬は、初めてでトイレの躾には本当に困りました。

色んなお店や近くに居られるドッグトレーナーの方等に聞きましたが、考えも色々で上手くいかず、その内に庭へ出るガラス戸をガリガリして外へ出すと庭でトイレをする様になりました。所がそのウンチを食べる様になり‥近所の方の散歩でウンチをさせたらいいのに‥との言葉を鵜呑みにしてしまい現在に至っています。

この本に早くに出会えていれば今の悩みもなくて・・・現在の悩みは散歩とトイレがセットになっていて、きつい雨のときは、車で雨のかからない所へ連れて行っています。

私が高齢になってから飼い始めたので、いつまで運転出来るかと言うことと、お天気の心配ばかりで家で出来るようになって欲しいです。が・・また食べたりしないか不安です。

本のように掛け声をかけていたら出来るようになるのでしょうか・・そして散歩後の足ふきをとても嫌がりすごい剣幕で手を噛み赤紫にはれたり血がにじんだりする事多々です。

犬、車、自転車に興奮して吠えまくります。本当にリーダーシップがとれていなくて恥ずかしい限りです。まず何から始めればいいのでしょうか・・・リーダーウォークをとっていてもトイレで中途半端になる。

現在出来ている事は「仰向け固め」「すわれ」「伏せ」とコングで遊ばせています。

以下は過去の接し方です。

①時間があるときに相手になり座ると膝にすぐに乗ってくるのでなでなでをする。

②ボール遊び

③言葉で教える

④犬の近くにいけばナデナデしたり声をかける。出かける時におやつをやる。

⑤最近はトイレが済むと帰りたがるので朝夕各10分位

⑥朝七時頃と夕方は四時頃ですが、時間を決めない方がいいと読みましてずらしています。

⑦リビングの端にケージを置き中にトイレと水を置いている。

私は68歳主人は70歳の二人暮らしで冷えた空気を和らげる為(笑)と孫の所では飼えずせがまれて飼い始めました。鉄の意志が必要なようで、あせらずあせらずと自分に言い聞かせていますが、難しくて最初の意気込みは何処へやらトーンダウンです。

可愛くて飼っているのにナデナデ、声かけや抱っこも駄目なら飼う意味が理解出来なくて‥

お忙しい中、急ぎませんのでアドバイスをよろしくお願い致します。


返答内容
>可愛くて飼っているのにナデナデ、声かけや抱っこも駄目なら飼う意味が理解出来なくて‥

↑ここからはもうご自分のご判断になります。人それぞれ価値観は千差万別ですので、私は自分の価値観を強要するつもりはありません。

しかし現実は、犬という相手があることです。犬は犬の本能で生き、シンプルに環境に順応しているだけなのです。犬に問題行動があるということは、その環境・・つまり家族の接し方に問題がある・・という現実です。

それを受け止めて改善しなければ、何も変われません。変わらなくても良いのであればご自分の好きな接し方でかまいませんし、変えなければいけないと思われれば、ご自分の接し方も変えなければいけません。

甘やかしの上に個別の手法だけ上塗りしても、犬のしつけは絶対に成功しません。犬はバカではないのです。ちゃんと見抜いています。

しかし、「接してはいけない・・」のではないのです。「主導性と毅然さを保って」たくさん接すれば良いのです。

意味なく声掛けナデナデ抱っこにオヤツ・・ではなく、オテでもスワレでも何でも良いので、常に何か指示を出し、できたら褒める・・出来なければ型で教えてあげて褒める・・そういう接し方なら、楽しく遊びもスキンシップも出来ますし、主従関係も保てるわけです。

急に激変しなくて良いのです。2年半も好きにやってきましたから、犬にも飼い主さんにもストレスになります。

手法の上塗りではなく、何気ない接し方しぐさ態度から少しずつ少しずつ変えていけば良いのです。そして、このメールを一生懸命書いてくださった時点でもう変わってきています。

「このままではいけない」と思われたから本書を読まれ、メールをくださったわけです。意識は少しずつ変わっていますので、それで良いのです。もちろんお話したように急に変われない方もいらっしゃいますので、葛藤しながら、三歩進んで二歩下がる・・の繰り返しで良いんです。

>現在出来ている事は「仰向け固め」「すわれ」「伏せ」とコングで遊ばせて・・

↑これだけ出来ているんですから、素晴らしいじゃないですか(^-^)

あせらず求めず、続ければ良いんです。お話したように、長い習慣がありましたから激変しないで少しずつ変えて続ければ良いのです。

では、一点ずつ見ていきましょう。

まずトイレですが、散歩とセットになっているので上手くいきません。普段はケージに居させる習慣付けも必要です。

散歩は朝夕などにパターン化しないで、今日は夕方だけ・・などして時間も変えましょう。決めてしまうのでトイレとも結びつきやすくなります。

そしてしばらくは、外でしてもどこでしても叱らないで、「チチチチ」などの音の関連付けに注力してください。

音の関連付けが浸透するまでは、今までの時間パターンで散歩に行って良いです。とにかく今までのようにさせて音の関連付けを十分しましょう。そして、外で音出しのタイミングでさせられるレベルになってください。

そのレベルになってきたら、散歩の時間や回数を変えます。そこでいつもトイレしていた時間帯に室内で音出しで促すのです。

ただ音だけでは急に無理ですので、散歩時と同じようにリードを付けケージから出し、部屋の中をウロウロさせながら音出しします。犬はいつものトイレタイムですのでソワソワしてきます。そこでケージに戻しさらに音出しと指差しで促します。もちろん出来たら褒めてください。

待ってもしなければ、またいったんケージから出してウロウロ・・これを繰り返してください。

そしてお散歩ですが、時間が短すぎます。最低1日30分はして下さい。ただし、たくさん距離を歩く必要はないのです。どこか良い場所を見つけてそこでノンビリ座って、行きかう人や犬や自転車などをたくさん見せる・・吠えたらそこで教える・・という経験をたくさん積ませてほしいのです。

「シ!」で口閉じして、良い型を作り「シ~」でポンポン褒めます。褒めたら直ぐ口を放します。放すとまた吠えますので再度「シ!」で・・・ひたすらこれを繰り返してください。

そうやって少しずつ成功しながら経験を積むと、犬も飼い主さんも自信がついていきます。ただし、急に目の前に近い距離でそれを続けると、無理がありますので、最初は犬や自動車が少し遠目に見える場所から練習してください。

今の時点で、犬がなんとかガマン出来るか出来ないかくらいのレベルから始めると良いです。

口閉じや、足ふきの時もそうですが、犬に噛まれるのをビクビクしていると、犬に緊張興奮が伝播してさらに犬の興奮をあおったり、人の反応を見下したり面白がってエスカレートさせる場合があります。

ですので、しばらく噛み癖が抜けるまでは、作業用の革手袋をすると良いです。ホームセンターで500円くらいで買えます。

リーダーウォークは散歩のための手法ではなく、関係作りのための儀式ですので、家でたくさんしましょう。外は誘惑や興奮の要素が多いですので、今回はまず家の中を中心にやっていきましょう。

キレイな形にこだわらなくて良いですので、毅然さと主導性だけ強く意識して下さい。無理に歩き回らなくても良いですので、ちょっと歩いて止まる・・ちょっと歩いて止まる・・止まって反対をジッと見て無視・・最初はそれだけでも良いです。ご自分の毅然さと主導性を犬にしっかり示すことです。

>膝にすぐに乗ってくるのでなでなで・・

↑犬の世界では体位が関係を示しています。飛びつきやマウンティング(上に乗って抱え込む)も同じ意味です。また、下位の犬は上位やリーダーにすり寄ってナメナメしてきます。

つまり膝に乗せてナデナデ・・というのは、自分の弱さを認めているような行為です。
 
犬が膝に乗ってくる時は、邪険にどかさずに、スワレの指示で横にピッタリ付かせ、そこでポンポン褒めてマッタリ団らんされれば良いです。あるいはあぐらをかいて、その足の中に居させれば良いです。(人の体の上に乗せないこと)・・・

 

 


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