犬のしつけがQ&Aで分かる!

吠える・唸る・咬む・散歩で歩かない・クレートに入らない犬のしつけ

質問内容
●問題内容:
吠える、唸る、咬む、散歩で歩かない、クレートに入らない。

●犬種:トイプードルとヨークシャテリアのMIX。10か月の雄。生後3か月から飼い始める。ずっと犬が飼いたくてペット飼育可のマンションに入居したため、ペットショップで購入。

●家族構成:
父50代,単身赴任中で週末に帰宅。母(私)50代、当初は専業主婦、昨年からパート。朝8時出勤,14時帰宅。長女20代、会社員。朝8時出勤、19時帰宅。長男、大学生。朝8時登校、部活、バイトで23時帰宅。

初めのころは、抱っこ、なでる等それが愛情を注ぐ手段だと積極的に行っていた。ただし鳴いたときは無視する、普段はゲージに入れて、かまうときだけゲージから出していた。

一番接する時間が長いのは私で、午前中1時間、午後1時間、夜1時間 。長女は夜2時間。長男はふれあうことは少な目。父は週末のみ。みんなが変わり交代でなでなで、抱っこ、おもちゃやボールを使って遊びました。

ただ、すぐに興奮して部屋をグルグルとものすごい勢いで走り回り唸っていました。それに、犬は触られるのを嫌がっていました。

しつこく触ると唸ったり咬んだりしていました。そのうちちょっと触っただけでもかむようになりました。

ブラッシングをしようものなら、ものすごい形相で唸りながら咬んできました。手から血が出るほどで恐怖を感じました。

このままではいけないと、躾本やネット検索して咬み癖対策をしました。口を押える、口の中にこぶしを入れる、床に顔を押し付ける、首をつかんで宙づりにする・・・全くよくなる気配がないままでした。 

○月に入り注射も終わり散歩をはじめました。毎朝6時、夜9時ごろに20分くらい、私と長女ですることが多かったです。なかなか思うように歩かず立ち止まってばかり。

○月、犬との関係改善のためにしつけ教室に通いだしました。ここでのレッスンは飼い主の意識改革のみで、犬のレッスンはありません。

餌や道具を使わず、犬が飼い主の愛情に飢えさせるため1日のほとんどをクレートで過ごさせる。ひと目に付かない所に置き、のぞかない、声をかけない、もちろん抱っこ、なでなで禁止。トイレと20分くらいのボール遊びのみクレートから出します。

それと週に2.3回の散歩がありましたが、我が家はマンションなので、クレートに入れて下まで移動が条件。しかしクレートに入れて移動すると、ものすごく吠えまくりました。犬を興奮させることは厳禁なので散歩にはいけませんでした。

運動不足にならないよう毎月のレッスンの後に、公園で走らせることをいわれました。1か月後のレッスンで犬の変化がないことからトイレ以外クレートから出すことを禁止になりました。

そのまた1か月後、犬の変化がないことから、トイレも禁止になりました。クレートの中で垂れ流し状態。クレートをもうひとつ用意して、クレートの出入り口お合わせてクレート交換することでクレート清掃するよう指示されました。

それでも犬の変化が見られず、おいている場所が悪いとひと目のつかない納戸に置くことになりました。この間もちろん吠えていましたし、移動することも週に2.3回実行しましたが、吠え てばかりで散歩はできないまま。

このレッスンは何もしないから一見楽そうでしたが、本当にこれでいいのか?とにかくいつも精神的に不安で辛かったです。獣医の先生にも、こんな躾は聞いたことがない、ある意味虐待です、とも言われました。

不安な気持ちをトレーナーにぶつけ気持を落ち着かせました。このレッスンで改善した犬をこの目でみていたから、このレッスンに間違えはないと信じようと、また途中で逃げ出すのもいやでした。

初めに、今は辛いけどこれからの15年を楽に過ごすために頑張ってくださいと言われました。そしてこのレッスンを卒業したら、犬は飼い主の指示で動くようになる、すなわち飼い主の指示があるまで待てるいぬになる。

また、犬をフリーで飼え、一緒に寝るこ ともできると、そんな夢のような生活を思い描いていました。

このレッスンをはじめたとき、まず2か月耐えて頑張ってくれと言われていて、秋には卒業できると思っていました。ところが犬の頑固さ、賢さ?いつまでもボスの座にとどまっていたいようで一向に改善しなく、クレートに閉じ込めて5か月が過ぎ、私たちの限界がきてしまいました。

ネットで堀川さんのこと知り、家族で話し合い、レッスンをやめ、ました。そして堀川さんのレッスンをはじめることに決めました。

●堀川さんのレッスンをはじめてみて、お聞きしたいことがあります。

1日目。5か月ぶりにクレートから出してゲージに入れた。ゲージの中にクレートとトイレを置く。しかしクレート には入らずトイレの上で過ごしている。犬用ベッドを入れたら咬みまくていたが最後には中に入った。ほとんど泣かず、今までの苦労がうそのよう。

部屋の中でリーダーウォークの練習をするも、まったく歩かず。背中固めは小型犬なので容易にできた。しかししっぽがお腹に入ったまま。

2日目。ゲージはリビングのソファーの横にあります。昨日までおとなしかったのに、ソファに座ると吠えだす、それも唸りながら。ゲージの中に手を入れ口を押えたり、背中固めをしても効果なし。ソファーから離れると泣き止む。

外に散歩に行ったが、やはり歩かない。お座りの練習をするがうまくいかない。

背中固めをしていて唸って何度も咬まれてしまった。つい大きな声お 出してしまい反省。ただあの形相を見ると冷静でいられなくなる。

クレートの中にベッドを入れたら、すぐにベッドを引きずり出してしまう。やはり入らない。

3日目。リーダーウォークができないので背中固めの回数を増やすが特に変わりなし。

*質問*

①背中固めの最中に目を細め眠そうになることがあります。でも尻尾はだらんとしてない。これはリラックスしてるわけではないですよね?

②背中固めは尻尾がだらんとなるまでやり続けるのですか?3分くらいやってもだらんとしないですが、やめるタイミングがわかりません。

③ゲージの中で鳴いているときは、すぐにクレートの扉を開けて、対処しないとだめですか?何度やっても鳴き止みません。それよりも無視するほうがよいのでしょうか?

④お座りの練習をしていますがうまくいきません。以前おやつを使って練習したときはすぐに覚えたのに・・・。

⑤クレートで寝てもらうには?ベッドなどを入れてもすぐに引きずり出してしまう。

大変長くなり申し訳ありません。どうか今後ともご指導よろしくお願いします。


返答内容
まず今回は、あせってすぐに100点の結果を出そうとされないことです。

犬からしてみれば、今までの自分の優位性が消えていくのと、今まで自分をチヤホヤしていた相手が急に変わるのですから、当然面白くないです。

これはごく自然な反応ですし、今までずっと反抗期でもありましたので、あまり悲観的にとらえすぎたりされないで大丈夫です。

今回のMIX君は、若干気が強い子ですが、犬は基本的にそういう権勢本能がある知的群生動物ですし、犬も人と同じでみんな個性があります。

『良い犬・悪い犬』ではなくて、個性なのです。

そういう犬ほど、本来はきちんと育ててあげることで、主従関係を大切にする良い子になるのです。

ですが、今回はやはりお察しの通り、最初の接し方が上手くなく、悪い基準値(関係の誤解)ができてしまったのです

これはもう過ぎたことです。仕方ないことです。

普通の飼い主さんなら、そういう接し方をしたくなるのはごく自然なことです。

しかしそれを反省すると、今度は急変して過去を取り戻そうと無理をしたり焦ってしまうものです。

それがまた悪循環になってしまいます。

今はもう焦らないで、長期目線で続けていきましょう。

月齢的には、やっと反抗期が終わりかかっているところですので、これからなんです。

また一からやり直すつもりで、頑張って続けていきましょう。

今までのことは全部忘れていただいて結構です。


さて、ではこれからのこと、まず直近の過ごし方からです。

今はとにかく体力が有り余っている時期ですので、もっと運動量を増やしましょう。発散不足の影響も、間違いなくあります。

今は吠えが問題ありますので、外のお散歩はもうちょっと待って、家の中をグルグル歩き回りましょう。今はそれで良いです。

最低30分以上、リードを付けて歩きます。きれいに歩けなくて良いです。精神的にリーダーウォークを意識されてください。今はそれだけで良いです。

そして最低30分以上、コング遊びでの自由運動です。

(運動は合計1時間以上確保する)

これも今はまだきれいに遊べません。グダグダになっても暴走でも良いです。発散させてあげてください。

ただし、その時は犬にリードを付けて飼い主さんが持っておく癖にしましょう。

団らん時もそうやって過ごし、少しずつ主導性を示していきます。

今はまだ、何かの結果を得ようとされなくて良いです。

発散させること、遊んであげること、でもリードを付けて持って少しだけ主導性を示してください。

リードを付けて持っていれば、犬が噛んだり噛もうとした時に「シ!」の注意音でチョンと引き上げて注意したり制御できます。

また、噛まれることをビクビクしていると、犬の興奮をあおったり見下されたりしますので、そうならなくて良いように作業用の革手袋をしましょう。ホームセンターで500円くらいで売ってます。

暴走でも、コングを好きに噛ませるでも、何でも良いので、最初にしばらく発散させたあと少しずつ主導型にしていきます。

コングを犬から取り上げて、転がす前にスワレ・マテの型を作ってあげて、指示音ジェスチャーで褒めてから、コングを転がします。

また、遊びの中で時々リーダーウォークを練習しても良いです。

それらで変化が出てきて、噛み癖が落ち着いてきたら、仰向けをしましょう。

コング遊びに紛れて一瞬コロンとしてみる→すぐに指示音ジェスチャーで褒めてすぐに開放→コング遊びの続き→また一瞬仰向け・・・

最初はそんな感じで進めてください。


>固めの最中に目を細め眠そうになることがあります・・

↑今の段階でここまで出来たら、もう上出来です。まだそれ以上されなくても良いです。上記のようなやり方で少しずつ進めていけば良いです。

すぐに100点を求めないでください。

>3分くらいやってもだらんとしない・・やめるタイミングがわかりません・・

↑今はお互いに信頼関係を失い過ぎていますので、少しでもできたらもう指示音ジェスチャーで褒めてあげて、遊びましょう。


>クレートで寝てもらうには?・・

↑今は気にされなくても良いです。ずっとクレートに閉じ込められていましたから、嫌悪感を持つのも当然です。自然な慣れに任せれば良いです。

それと、興奮がまだ強いのと、冬ですが暖房を効かせすぎると犬にはとても暑いんです。

犬は体温調節のために居場所を変えます。トイレの上が好きな子はけっこういます。夏場は特に多いですし、冬でも暖房が強いと犬にとっては暑いんです。

トイレシートはポリマー素材で吸湿性が高いのと、さらにメッシュカバー付きなら隙間もできて涼しく気持ちが良いのです。

もうそのくらいの月齢になれば、よほど興奮していなければワザワザ自分のウンチをドカドカ踏みつけることはしませんので、トイレの上で寝たりクレートに入らなくても、あまり気にされなくて良いです。

雷や風の音・振動が強いときなど、怖いことがあるような時はけっこう入りますので、自然に任せれば良いです。

ただし、ケージ内で吠える時は入れましょう。

革手袋をして、犬をクレート内に誘導して入れて、そしてクレート全体を厚手の毛布で覆い隠し、暗く目隠しします。

イヌ科の動物は地面に穴を掘って巣穴にしますので、暗くて狭い穴倉は落ち着ける犬が多いです。

それでもまったく変化がなく吠え続ける場合は、すぐにお部屋で厳しい態度でリーダーウォークします。

「シ!・・シ!・・シ!」と注意音を出しながら、関連付けながら、厳しい態度で行ってください。


さて今日は以上ですが、必ずQ&Aサイトを熟読されてください。

大きく関係が崩れてしまった犬のしつけ事例も多く載せています。

あせらないで、まずはQ&Aの熟読で知識と意識を深めていってください。ご家族皆さんで学ばれること、このメールも共有されてください。

それでは、また頑張って続けていきましょう(^_^)


 


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