犬のしつけがQ&Aで分かる!

噛みつく犬にはしつけをどのように進めていけば良いのか

質問内容
はじめまして。よろしくお願いします。うちで飼っているフレンチブルドッグのしつけについてのご相談です。

10か月のオスです。ブリーダーさんから購入し、家族となりました。我が家は、主人、私、高校生の娘、中学生の娘の現在は4人家族です。大学のために家を離れている娘が一人います。

日中は、8時~17時まで犬が留守番をしています。12時~13時は、私と主人が昼食に戻ります。留守番の間は、ケージに入れています。

初めからとても元気がよく、エサもしっかり食べる犬でした。みんな犬のことがかわいくてたまらなくて、今思えば抱っこをよくしていました。生後3か月ごろから、朝と夕方近所を10分くらい散歩していました。このころは、ほとんど吠えない犬でした。

ただ、食べ物には執着があり、エサを食べている間に皿にさわると、怒って噛みついていました。この状態が続き、おもちゃなども取り上げようとすると、家族誰でも噛みついてきました。

獣医さんに相談して、噛みついたときは部屋からいなくなって無視をするように言われましたが、まったく効果はありませんでした。

散歩の後の足を洗うこと、お風呂に入ること、体をタオルでふかれることが嫌いで、常に噛みつきの体制できていました。

今の犬は、普段は何もないのですが、散歩のあとの足を洗う時と、ふくときは、唸り声をあげ、噛みついてこようとします。よけないと、噛まれます。

食べ物や、気に入ったものをがあると近づくだけでうなり声をあげます。となりの人の出入りに敏感で、かぎが開く音だけで、吠えるようになりました。

リーダーウォークを習い、一日2回散歩のときにしていますが、その時はある程度できるようになったのですが、それだけで上のような問題行動はなくなりません。リーダーウォークをした直後に、足を洗い上のようなことになるので、散歩のあとがとても大変です。

今後、どのようにすすめていけばいいのか、アドバイスをお願いします。よろしくお願いします。


返答内容
まず今回のフレブル君の現状ですが、今までのような接し方でこの月齢でしたら、現状はごく自然な状況で、普通の犬の反応です。フレブル君が悪い犬なのではありません。

本当に素性に問題がある犬ならば、もう生後半年までに手におえなくなっていて、激しい噛み付きで流血病院送りにされ、激しい要求吠えに悩んでいます。

そして、フレブル君を現状にさせてしまった主原因は、ご家族の接し方にあるということをまずは受け止めてください。もっと言えば、意識設定なのです。

必ずご家族皆さんで本書とQ&Aサイトを熟読いただいて、知識と意識を深めてください。あとで今後の方法もお話いたしますが、知識と意識が深まっていないと、表面上でどんな方法を使っても犬は見抜くのです。正しく伝わらないのです。

意識がしっかり根付くと、飼い主さんの態度しぐさや振る舞いすべてが犬に伝わっていくのです。毎日一貫されるので、犬が根負けして認めるようになるのです。それが大前提であるということを忘れないようにされてください。

皆さんで教材を熟読された後、家族会議で接し方のルールを決めてください。実践しながらお互いに指摘し合って修正していきましょう。家族間で一貫性が無いと(同一者でも同じ)、犬には矛盾やギャップであり、理解できないばかりかストレスだけが残ってしまいます。

人間の子育てでも同じご経験をされたはずです。周囲の大人が同じように一貫して教えるから子供は「当たり前のこと」として理解できます。犬の知能はもっとシンプルですので、一貫性が無いとまったく理解が出来ません。


さて、ご家族の接し方ですが、子犬は今までの家族の接し方から、自分の立場を誤解したのです。

「自分がこの群れの中心で、好き勝手やっていいんだ」という誤認を持っています。ですので、気に入らない時には突然怒って噛んだり吠えたりしますし、リーダー不在で自分で守るしかないので、過敏で権勢本能が強くなり、物音でも吠えるようになります。

子犬でも、知的群生動物としての本能の感覚を持っているのです。チヤホヤされたことで関係を誤解したのです。それが続いたことで確信に変わり、悪習になってきたのです。

5か月くらいからその本能が強くなって、反抗期の症状として表れ、7・8か月くらいから急に知能が上がり、相手を見抜く視点が鋭くなります。現在はほぼ成犬に近い本能が出てきています。

今までチヤホヤされてきましたし、犬の中にも今までの感覚が根付いていますので、ここから修正していくには時間がかかります。意識改革をしていただき、長期目線で根気よく続けないといけません。

短期的には犬の反発もありますので、一喜一憂されずにやるべき事を淡々と続けながら、犬の成長を待ってあげないといけません。

では次に、意識改革と同時に続ける実践方法です。

まず、団らんや遊びで犬をケージから出す時は、リードを付けてそれを飼い主さんが持っておく癖にしましょう。(関係作りが出来るまでで良いです)

そうやって過ごすことで、自然と飼い主さんの主導性を示すことになりますのと、吠えたり噛んだりを現行犯で注意できて分かりやすいです。また、噛まれる前に制御することもできます。

準備として、ホームセンターで作業用の革手袋を買っておくと良いです。500円くらいです。

犬に噛まれることをビクビクしていると、緊張・興奮が犬に伝播してよけいに犬をあおってしまいます。リラックスして強い気持ちで臨みましょう。

すでに、お気に入りの物に近づいただけで唸るということなので、主導型コング遊びの中で何度か唸る場面が自然と出てくるでしょうし、もし唸らなければ、エサ皿を置いたり、犬の足を拭く素振りでわざと触ってみたりと、犬が唸ったり噛みたくなる状況をあえて作ってください。

そこで犬が噛みそうになったら「シ!」の注意音と同時にリードをガツンと引き上げながら注意し、そのままリーダーウォークに移行してください。

本書・Q&Aで解説したように、リーダーウォークは散歩のための練習法ではありません。飼い主さんの主導性と毅然さを犬に示して主従関係を認識させるためのものです。いつでもどこでも一貫しないといけません。

また、吠えも同じで、ご家族と協力して物音を出してもらったり、お一人なら携帯を鳴らしたりテレビやラジオで音を出しても良いです。

犬が吠えたら「シ!」の注意音と同時にリードをガツンと引き上げながら注意します。もし物音ではなく、エサの要求など家族に向かって要求吠えしているようでしたら、その注意のあとにリーダーウォークを追加しましょう。

飼い主さんの恐怖心がなくなってきて、犬にも少し変化が出てきたら、仰向けにもチャレンジしてください。


では今日は以上です。皆さんの意識改革と実践を並行して続けます。今回は少し時間がかかると思いますが、しばらく続けても変わらない場合は、ぜひ動画を送ってみてください。

それでは、これから頑張って続けていきましょう(^_^)


 


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