犬のしつけがQ&Aで分かる!

犬の歯の生え変わりと真夏の遠出の注意点

質問内容
堀川さま。いつもありがとうございます。ご無沙汰しております。

犬は6ケ月になり、元気いっぱいで過ごしています。時間の許す限り、リーダーウォークをしたり、コング(主に紐)を噛んだりしています。

トイレの自立も噛むこともまだまだですが、散歩の時は、時々、私の顔を見上げながら歩くようになりました(^o^)

まだ、本格的な仰向けがためには至りませんが、ゴロン程度で転がしています。

獣医さんより、歯の生え変わりが遅いようなので、もう1ヶ月様子をみましょうとのことでした(前歯は生え変わっていました)。そのため、食事はまだドライに移行しきれてないのですが、まだふやかしたままのほうがいいでしょうか?

今日は、お出かけに関する質問もさせていただきたいと思います。

今まで、何度か車で30分程度の実家へ連れて行ったり、買い物など、車で数分のところに連れて行ってました。

今度、少し遠出をしようかと考えているのですが、やはり心配なのはトイレです。車酔いなどはなさそうですが、クレートに入れると、ずっと吠えています。→リードを付けて膝の間に座らせると、キュンキュン鳴きますが吠えません。

心配と言えば、この二つですが、他には、

・車に乗せる場合、食後どれくらいあければ良いか。

・持ち物
 →実家にいく時は、トイレ、トイレシート、クレート、おもちゃ、タオル(普段ゲージに入れているもの)
 →買い物の時は、ティッシュ、袋、水です。

・車の中での過ごし方
→クレートが良いのか、リードを付けていれば、座席に座らせて良いのか?

・水辺や公園に行く時に必要なものやこと。(特に今の季節)

一緒にいろんな所へ出掛けたいので、特に気を付けることや、必要な物を教えて頂けると助かります。

長々とすみません。


返答内容
頑張っておられますね(^-^)

犬のしつけは、まだもう少し大変な時期が続きます。10か月くらいまでは反抗期やズル賢い時期が続き、根気良くやっていかないといけません。


>まだふやかしたままのほうがいいでしょうか?

↑奥歯の臼歯が生えないと、ドライフードをかみ砕けないので消化が悪いです。食道や気管に詰まるのも心配です。歯茎も痛めてしまいます。

奥歯の臼歯が生えるまでは、ふやかしで与えてください。

一方で、アゴを鍛える必要もありますので、その代わりに皮ガムか天然コットン100%の歯磨きロープを噛ませてください。

それと、日照不足だと紫外線→カルシウムの産生が増えませんので、日向ぼっこなども少しさせてください。

ただし、真夏で熱中症が危険ですので、飼い主さんの管理のもとでしましょう。例えばエアコンの効いた部屋で、窓際で日向ぼっこをしたり、外で水遊びなどです。

炎天下の外を散歩するのは、真夏は危険です。


車での遠出ですが、30分できればもう大丈夫です。次からは1時間でも大丈夫です。

ただ、それ以上は運転する人間の方が危ないですので、犬も人間も1時間に一回は休憩されるようにしてください。


>車に乗せる場合、食後どれくらいあければ良いか・・

↑1時間以上は開けたいです。

もう6か月過ぎましたから、お出かけの日はゴハンは朝晩の2回で良いです。

朝早めと、夜帰ってからです。日中の移動中は一切食べ物は与えないことです。休憩時間もNGです。

水もガブ飲みさせないで、ノドを軽く潤す程度で少しだけ飲ませてください。


持ち物・準備品はそれで良いです。


>車の中での過ごし方・・

↑なるべく外の景色が見える前の方が良いです。

クレートの下半分、ダンボール箱、犬の移動用バッグのいずれかに、トイレシートを敷いて犬を入れ、それを助手席の人が膝上で持っておくのが一番良いです。

急に飛び出さないように、リードも付けて持っておきましょう。


>水辺や公園に行く時に必要なものやこと。(特に今の季節)

↑本来は、真夏の遠出は避けていただきたいです。例えば家の玄関先やお庭で水遊びなどできます。

真夏に出かけるということは、やはり直射日光に当たったり地面を歩くこともあります。

真夏の日中のお散歩をしないようにお願いしていますが、地面に近い犬と人間では体感温度がまったく違ってきます。

外の地面を歩かなければいけないような状況は避けてください。また、抱っこやバッグでも、真夏の外はちょっと危ないです。

プールや海・川も要注意です。犬はみんな犬かきして泳げると思っている方が多いですが、そうではありません。

お腹に手をそえて補助しながら、少しずつ泳ぎ方を教えないと溺れる犬もいます。特にまだ成犬になっていない子犬はなおさらです。

それと、車でお出かけされる時には、休憩や食事などで絶対に犬だけを車内に残さないことです。

エアコンを付けていてもダメです。5分でもいけません。機械は信用しないことです。止まっている時と走っている時のエアコンの効き方も全く違います。

冬でも直射日光が車に当たると車内の温度は急上昇します。

必ず、誰か(大人)が犬と一緒に車内に居てください。

できればもう少しだけ待って、9月の中旬以降、涼しくなってからをおすすめいたします。

では、今日は以上です。犬のしつけも頑張って続けてください(^-^)


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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
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