犬のしつけがQ&Aで分かる!

犬のしつけは病気や手術後も注意

質問内容
いつも大変お世話になっております。ミニチュアダックスの女の子、7ヶ月です。先日は、反抗期へのアドバイスありがとうございました。

1食(朝ご飯)抜いた日の夜は、きちんといつものご飯を食べました。(まあまあの熱心さで。)その次の朝も、大変いい子で、部屋の中にいる時に、こちらも空気のように扱っていたところ、飼い主の私を時々見上げる視線のタイミングなども良い感じになり、とりあえずは「プチ」反抗期程度で収まったようです。

ところで、そのご飯を食べないという話を、かかりつけの獣医さんにしたところ、それは丁度身体もできあがって、今までほど食べ物がいらなくなったこともあり(あまりお腹がすかないので)、余裕で食べ物のえり好みをしていることもあるかもしれないということになり、実はまだ身体が成長途上に見えるということで延期していた避妊手術を、少し予定を早めて行いました。

麻酔からも覚めているので、静かな家でゆっくり休ませたほうが良いということで、家に連れ帰ってきて、昨日はもちろん、まだまだ眠そうでずっと眠っておりましたし、ご飯も水も今朝からにするようにということで、ずっとハウス内に入れて、トイレの世話をしたり、目を開けて横たわっている時には、名を呼んで、目を合わせてきたら、グッドと言って軽くなでるという感じにしてきました。(もともとケージが私のベッドの近くにあるので、近くで寝てあげたことにはなりますが、ある意味いつもの状態です。)

一夜明けて、今朝は食欲それほどなさそうでしたが、抗生物質を与える必要もあったので、いつものフードをふやかして与えたところ、最初食べたくなさそうでしたが、少しずつ手で口に持っていくと食べだし(最初の頃に薬もうまく口の中に入れてしまいました)、その後は、ごはん皿(小鉢型)からも食べはじめましたが、なにしろ、かなり大きなエリザベス・カラー装着中で、ごはん皿を少し高くしてあげているのですが、食べづらそうで、かつ食欲もないので、わずかで止めてしまう感じのところ、時々手にとって(ご飯皿のすぐ上、フードに私の手が触るくらいのtごころで)口元に近づけて、また食べ始めるという感じでした。

その後、ケージに行ってまたぐったり寝はじめたので、静かに放ってありますが、このような時には、どの程度優しく、声かしたりなでたりしても良いものでしょうか?

いつもの、無駄な声かけやナデナデをせず、何かアクションをして、反応があってからホメることと連動してなでたりする、という原則からすると、やはり名前を呼んで(横たわった状態なので)、アタマを上げるなりしたら、「Good」でしょうか。

やはり、気弱になっているところではあると思うので、愛情を示してやりたいと思うのですが、丁度反抗期気味の時期でもあったので、後で困る事態は避けたいと思います。

アドバイスいただけますか?何卒宜しくお願いいたします。


返答内容今後、犬との生活の中で、病院に預ける機会も時々出てきます。歯石取りなんかも全身麻酔します。こういう後はかまってはいけません。

家族の姿だけ見えれば犬は安心しますので、あとは健康面だけ注意して、体調の変化は横目でしっかり観察しますが、声掛けナデナデ・・視線を合せる・・ということをしてはいけません。

犬はなぜ家族が自分にチヤホヤ接してくれるか理解できないからです。「手術があったから・・病気したから・・」ということを理解する知能は犬にはありません。

つまり、ただ単にチヤホヤされることが癖になるだけです。その後は、興奮癖・噛み癖・吠え癖が出るようになってしまいます。

物理的に食べれない時は仕方ないですが、そうでない時は手で直接食べさせるなどもしてはいけません。犬は自分にとって都合の良い事はすぐ学習して利用しようとしますので必ずワガママが出てきます。

手術では栄養剤も注射や点滴で与えていますので、2・3日はそれほど食べなくても大丈夫です。むしろ麻酔が抜けきっていない時に無理に食べさせると、食道に詰まったりなどして危険です。犬の自然な食欲に任せてください・・・

 

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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
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