犬のしつけがQ&Aで分かる!

2か月の子犬がケージを噛む場合のしつけ・遊び方など

質問内容
先日はどうもありがとうございました。(もうすぐ2か月の子犬)お忙しいところ申し訳ありませんが、その後、またあれこれ疑問が出てきたのでメールさせて頂きました。一応、ホームページはなるべく目を通したつもりですが、重複する質問があったらお許しください。

・ケージの柵をガジガジと噛もうとしているので、骨ガムを与えたいと思うのですが、二ヶ月の赤ちゃん犬にあげられる骨ガムはないとペットショップの人に言われてしまいました。この場合、ケージを噛むのは放っておいて良いでしょうか?それとも細めの骨ガムを与えても良いのでしょうか?

・上記の話にも関係ありますが、歯が痒いのかと、噛むと音の出る、ゴム?のような素材のオモチャをケージに入れています。オモチャは常時与えておかない方が良いですか?

・うちに来てようやく約10日、月齢もようやく二ヶ月になるところなので、まだあまり長時間接触していないのですが、少しずつ仰向け固めや座れや待てをさせようとしています。(仰向けにしても嫌がりはしませんが、指示に関しては残念ながらほとんどできません)

そのとき、最近ぐるると唸ってくるときがあります。あまりうるさいときはケージに入れて無視するようにしていますが、それで良いでしょうか?

・ケージの中で一人遊びしていて、興奮して唸ったりキャンと泣いたりすることがありますが、これはそのまま放置していて良いですか?

・構い過ぎたり、優しく声かけしたり、撫で撫でしたりはなるべくしないよう家族で心がけてきたつもりです。そろそろケージから出して遊ばせたり、リードをつける訓練くらいはしても良いでしょうか?

ケージから出すと興味ありそうなそぶりをしてみたり、震えて動かなくなったりしているので、私もまだ犬との信頼関係ができていないように感じており、今だとコング遊びも難しいように思います。これから、どのようにして触れ合う時間を増やしていくべきでしょうか?

私自身は犬を飼った経験はありますが、実家にいるときだったので、躾に関しては素人同然です。主人は犬を飼うこと自体初めてなので、二人して手探りの状態です。あれもこれも不安ばかりですが、うちの犬を不幸な状態にしたくないので、どうぞよろしくお願い致します。


返答内容
まず10日過ぎましたので、子犬の健診を受けてください。

検便して寄生虫の卵が見つかったり、何かしらの感染症にかかっている場合が多いです。それと、子犬を良く観察した経験が無い飼い主さんは、子犬の咳に気付けなかったりすることもあります。

そして、毎日少しずつ遊ぶ時間を増やしていきましょう。今日は5分×3回、明日は6分、明後日は7分などのように少しずつ変えながら適応させましょう。

その中で、コングを好きに噛ませる時間も作っていけば、ストレス発散もできますので、ケージ噛みも減っていくはずです。

それでも、成犬になって落ち着くまでは、元気一杯ですし、捕食動物の成長期の自然な行動として、物の破壊などもします。

皮ガムはネットで探すとパピー用も売っていますが、なかなか見つからなかったり与えるのが心配であれば、天然コットン(綿)100%の歯磨きロープが良いです。それならばケージに入れっぱなしでも良いです。ゴム・ビニールやプラスチック製のオモチャをケージに入れっぱなしは良くありません。

あとは、遊びの時間(誰かが見ていられる時間帯)でしたら、成犬用の皮ガムでも良いです。(食べさせないで噛ませるだけ)。留守番のような見ていられない時間帯は控えましょう。


>ケージの中で一人遊びしていて、興奮して唸ったりキャンと泣いたり・・・

↑そっとして構わないでください。例えば、飼い主さんへキャンキャン要求吠えになった場合は放置してはいけませんので、Q&Aサイトの解説のように教えたり対処法をされてください。


>あまりうるさいときはケージに入れて無視するようにしていますが、それで良いでしょうか?・・

↑今の月齢では、知能も集中力もまったくありませんので(笑)、気にされないでください。

しばらくは結果は一切期待しないで、スワレ・マテの型をこちらから作ってあげて、そこで指示音ジェスチャーで褒める→コングを転がす→好きに噛ませる→コイを教えて褒める→ダセを教えて褒める→そしてまたスワレ・マテ・・・これを淡々と続けてください。

コングに反応しないようでしたら、スワレ・マテの教えや仰向け(それらも立派な遊びでありスキンシップ)だけでも良いです。

3か月近くなってきたら、犬にリードを付けて飼い主さんが持った状態で上記をしてください。今はリードはまだです。

そして今は10分も遊べば、もう飽きて疲れて興奮でグダグダになります。そうしてウ~ウ~言い始めたら、もう集中力が限界ですので、ケージに戻してそっとしてください。子犬の最初はそんなものですので、少しずつ少しずつ遊ぶ時間・教える時間を増やしていけば良いです。

※最低でも3か月くらいまでは、指示だけで結果を得ようとされてはいけません。


さて、今日のお話もQ&Aサイトでたくさん解説してあります。もう一度全体を目を通されてみてください。グーグル社と提携した当サイト専用の検索エンジンも設置してあります。複合キーワードでの検索もできます。

それでは、また頑張って続けてください(^_^)


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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
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