犬のしつけがQ&Aで分かる!

子犬の飼い方しつけで最初の1週間の接し方

質問内容犬種:柴犬メス生後2ヶ月と2週間ほど。今日から飼い始めです。

はじめてメールさせていただきます。一人暮らしワンルームで初めて犬を飼うことになりました。

柴犬専門のブリーダーさんからの買い取りで、ちゃんとしつけられてたのか初回のトイレもちゃんとケージ内トイレでしてくれました。我が家にきても吠えたりせず、おとなしくしています。

ブリーダーさんからは、1週間はかまわずに声もかけないで、餌をやるときもそっと置くだけ、名前も呼んではいけない、(スワレ・マテ等の)しつけもしない、とにかくなにもせずほっといてといわれました。

確かに始めはあまりかまわずほっとくと本にもありますが、名前も呼んではいけない、なにも声もかけないでほっといて、ほんとにいいのでしょうか・・??

最初はとても重要な時期だと思うので、最初の1週間をどう接するのが犬にとって一番良いのか教えてください。よろしくお願いします。

 

返答内容

今回は、ものすごく良かったです。本当に珍しいくらいブリーダーさんが良かったです。(日本ではほとんどこういう方はいないはずです)。

まず近年の傾向としては、子犬を粗悪な環境で40日くらい育ててすぐに売る・・というものが多いです。回転効率が良く、エサ代などの維持費が少なくて済みますので利益効率が全然違ってきます。

今年やっと動物愛護法が改定されて、親兄弟と引き離す期間が少し延びましたが、それでもまだまだ短いのです。本来は3か月近くは親兄弟と過ごさせて、親犬からしつけを受けたり兄弟ゲンカの中で初期の社会化を学ぶことが大切なのです。

トイレについては、直接の教えでしつけされたわけではなく、環境が整っていたんです。まだ生後2か月くらいでは知能が低すぎるので、人間がちょっと教えたくらいでは身に付きません。大きめのトイレスペースと、寝床だけにして上手く環境を整えたんです。

さすがに知能が低い子犬も、興奮していなければ自分の寝床そのものにはオシッコ・ウンチはしません。必然的にトイレスペースで排泄する癖が付きます。

このことからも、ブリーダーでの環境が良かったことが分かります。

そして、「1週間かまわないように・・」というのも正解です。もちろんゴハン・水・トイレの世話はちゃんとします。

また、同じ部屋には居て姿は見せて慣れさせると同時に安心させてやってください。でも目を合わせたり声かけはしないで、咳をしていないか・・の健康面や、排泄を横目で観察してオシッコ・ウンチをしている瞬間には指示音の関連付けをしてあげる・・ということはしてください。

「どうしてかまってはいけないか・・」という理由ですが、まず一点はブリーダーでの環境とのギャップを作らないことです。

もう親犬というのは、子犬が生後1か月も過ぎるとチヤホヤかまったりはせず、毅然さを保ちながらしつけを始めます。

ブリーダーも子犬をかまいません。そこから人間家族に来て急にチヤホヤされると、ギャップが大きすぎて異常興奮を起こします。これはストレスですし、癖になって四六時中鳴くような大変なことになります。

さらに休日と平日のギャップ、留守番時とのギャップも大きくなってしまいます。

第二点は、犬の本能に勘違いさせないことです。野生のイヌ科の群れでは、リーダーカップルの子犬は、生まれた瞬間から他の成犬からチヤホヤされ特別扱いを受けます。

生まれながらに気が強い・弱いの差は多少ありますが、やっぱり哺乳類ですので、育つ環境からほとんどの影響を受けます。

チヤホヤされて育った子犬は、自分の立場・相手との関係(今回は人間家族との関係)を誤解していくことになります。

そういう物の見方の基準値が、最初の数日間でもう出来てしまうのです。だから要注意なのです。

ですので、まずは①ギャップを作ってストレスを与えないこと、②主従関係を誤解させる基準値を作らないこと、が大切なのです。

数日経ったら「少しずつ」主導型で接していってください。接する時も意味なく声掛けナデナデは絶対にしてはいけません。いつでもどこでも毅然さと主導性を意識してください。

では、今日はまだ初日なので以上としますが、本書の子犬編・Q&Aサイトの子犬のカテゴリ、自動メールでご案内した子犬解説ページを熟読されてください。

今回は、非常に良いブリーダー(子犬)との出会いで良かったですが、それでも子犬を育てて正しくしつけしていくことは楽ではありません。

知能が低い時期が続きイライラします、反抗期が来てお互いイライラします、ズル賢くなったり権勢本能が強く出て不安定になる時期が続きます。少なくとも1歳までは苦労すると思われた方が良いです。

ですが、それを乗り越えたら、想像以上の素晴らしい犬との生活が待っています。子犬と飼い主さんの、お互いの将来のために頑張っていただきたいのです・・・

 

 


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