犬のしつけがQ&Aで分かる!

室内でマーキングする犬のしつけ・ボール投げ遊び運動

Q.ご質問:昨日は早速に丁寧にお返事くださいましてありがとうございました。
何度も読み返しております。
 
今回でヨーキーは3頭目なのですが、オス犬は初めてなのでマーキング行為などに驚き戸惑っているのが今の状況です。

女の子を飼うつもりで子犬を見に行ったブリーダーさんのところで、このオス犬がなついてくれ、オス犬に躊躇する私たちにブリーダーさんは「散歩に連れ出して発情期のメス犬の臭いを嗅がない限り足をあげてオシッコをしたりマーキングしたりはしないから心配いらないですよ」、とおっしゃいました。

売らんがための「ウソも方便」だったようですね。
 
昨日ご指摘いただいて早速、夕方に散歩デビューを果たしました。ちょうどシーズーやチワワの男の子と出会い、自分から嬉しそうに近づき、お腹を見せて「どうにでもしてちょうだい」ポーズをしていました。

体をこれでもかというほど舐めてもらって、最後は震えだしたのであわてて帰宅しました。人見知りも犬見尻もしなくて、まずはホッとしました。

これからは買い物などにも連れていき、いろいろなものを見る機会を作ってやろうと思います。外飼いの犬も庭にいるのですが(メス犬です)。あまりにも体の大きさが違いすぎるのか、先輩犬はチビっ子にほとんど興味を示さないのも面白いものです。
 
室内でのマーキングは見たときに「ダメ」ときつく言葉でいうだけでいいでしょうか?
毎日10か所以上のマーキングには、ほとほと参っています。

リードは常にこちらが持っていなければいけないのでしょうか?(持ったままではボール投げが出来ないなぁと・・・)。それとも5メートルほどスルスル伸びる伸縮リードがよいのでしょうか?
 
たびたび申し訳ありませんがアドバイスをお願いします。


A.お答え:>室内でのマーキングは見たときに「ダメ」ときつく言葉でいうだけでいいでしょうか?

↑いいえ、昨日もお話したように、トイレの失敗だけは叱ってはいけないのです。してしまった時点で叱っても、犬の知能ではオシッコの行為そのものを叱られていると勘違いして、隠れてするようになってしまいます。

オシッコする素振りが事前に見えた時だけ「マテ」の指示で止めさせ、そのままリードですぐトイレに誘導してください。

それと、お話したように、見れない時はケージ内・・出したらリードを付けて監視です。失敗の機会を作らない!成功させて褒める機会を多く作る!・・犬のトイレのしつけは、この二つを重視してください。

犬のしつけでトイレだけは唯一、叱っても逆効果になってしまうしつけなのです。

ボール遊びは普通のリードを付けながらできます。2メートルくらいで十分です。その理由は、特に今の子犬の時代は骨格関節・筋肉がまだしっかり形成されていないので、負荷の大きい運動(大ジャンプや全力疾走など)は関節形成不全や脱臼癖の原因になります。

リードを長くしてしまうと、全力疾走に近くなるので生後半年過ぎるまでは、激しい運動は控えてください。(フローリングの滑る床もダメですので、滑り止めマットなど私の用品サイトも見てみてください)。

子犬時代のボール遊びは、ほんの目の前でボールをコロコロしてあげて、それを犬が前足や口でじゃれ付いたり噛む・・そんな遊びで良いのです。ですので、室内の狭いスペースでも十分なのです。

そして運動よりも、「犬のしつけの一部なんだ」という意識をもってください。ボールを転がす前にスワレ・マテ、出来たら褒めて転がす・・できなかったら型で教えて褒めて転がす・・ヒモを引いて回収しながら呼び戻しの練習・・

という風に、いつでもどこでも主導して、態度を示し、関係作りをしてほしいのです。

結局は、あお向けもリーダーウォークもボール遊びも全て目的は同じで、主従関係を示すための一つの手段でしかないのです。それを絶対に忘れてはいけません。

では、頑張って続けましょう(^-^)


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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
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